カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

いい年した中年が、突然格闘技・空手にハマった!というブログです

武道、格闘技は先生によって言うことが違う!?こんな時どうすればよいの?

個人的な意見ですが、結構人によって言うことが違う事があります。

本日はちょっとそんなお話です。

 

 

1.人によって言うことが違う!?

現実社会には言っている事がコロコロ変わる人が結構居ます。

言った本人は、以前言っていたことをすっかり忘れ、今言っていることが正しいと思っているのですが、それが頻繁に行われるので方針はブレブレ、無駄な作業も増えます。

意外と多いんですよね。こういう迷惑な人。

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さて、武道、格闘技では言っている事は一貫しているのですが、人によって言うことが違う場合が結構あります。

例えばジムの会長が「こうしろ」と言っているのに、教えてくれるトレーナーは全く異なるやり方を言った場合とかですね。

こんな時言われた側の生徒は、一体どうしたら良いのでしょうか?

まぁ、色々な考えが有ると思いますが、私は完全に自分に合う考え方だけを取り入れるので良いかなと思います。

使えるものだけ自分で組み入れて、後はそういう考えも有るのね程度に留めておけばよいのではないでしょうか。

 

2.言うことが違う!?意見が異なる理由

では、何故意見が異なるのでしょうか?それにはこんな理由が有るのです。

特にどの意見も間違いでないからこそ厄介といえば厄介です。

2−1.過去の成功体験

教えてくれる先生の過去の成功体験によって、話している場合があります。

プロボクサーあるあるらしいのですが、プロボクサーの世界で何故か遅いパンチを貰う事が結構あるそうです。

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恐らくはパンチスピードの緩急に引っかかってしまったという意味でしょう。

野球で言うところの速いボールと遅いボールのタイミングをずらす事で三振を奪うというのと似た状況だと思います。

 

これを例にいうと、

トレーナーA「コンビネーションは高速で打て!」

トレーナーB「コンビネーションは、最後だけ強く打て!」

トレーナーC「タイミングを変えて打て!」

三人共別々の言い方をしていますが、結局の所、緩急を生み出す為の布石の練習をさせたいのだと思います。

 

2−2.バックグラウンドの違い

そのトレーナーの出身競技や過去の経験などのバックグランドの違いに寄っても言うことが違うことがあります。

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例えば「ボクシングのフック」と「キックボクシングのフック」どちらも同じく横から回転で打つパンチですが、足の形が違ったりします。

ボクシングの場合は回転でパワーを伝えたいので、前足を内側に回転させるのに対してキックボクシングでは相手の蹴り技に備えて回転させないなどの違いがあります。

といっても、その選手のクセやタイミングもあるのでどちらが正しいという訳ではないのですが、敢えて分かった上で、一方のみを教えてくる先生もいます。

 

2−3.基本一般論としての考え

所謂基礎だからという事で、一般論に拘る人も結構おります。

プロ選手やプロを目指す人には言わないと思いますが、一般会員には一般論しか教えない人も結構いるものです。

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以前ゴルフを習っているときに、そのレッスンプロ曰く、基本というのは全てのプロゴルファーの平均が基本の教えに近かったと言っていました。

だからみんなが色んな方法で教えようとしているのは、言葉は違えど「基本」であり全て同じだけど、伝わらないから言葉や指導を変えているそうです。

 

3.結局どうすればよいのか?何を信じればよいのか?

色んな先生によって違う事は多々有ると思います。

私が思う結論としては、

自分に合ったものだけ採用する

というのが良いと思います。

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自分が一番わかりやすかった指導法

自分がしっくり感じた指導法

自分が納得した指導法

試してみたら結構良かった指導法

 

こんな理由で良いと思います。だって言っていることは最終的には同じことを言っているわけですから。

私の中学の同級生は、塾の先生が可愛いからという理由で、数学を頑張って無事志望校に合格していましたが、そんな理由でもOKだと思います!

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但し他の教えを全く知らん顔するのは、ちょっともったいないかも知れません。

ある時、「あ!こういう意味だったのか!?」と気がつくことも結構あるからです。

一度気がつくと実はそっちの考えの方がより良かったとか、分かりやすかったなんて事もあるので、完全に知らん顔するのももったいない気がします。

 

4.終わりに

先生によって、指導者によって言うことが異なる件について記載してみました。

別に武道、格闘技に限らずこんな事って結構有るような気がします。

 

また考え方とは別に、定着を図るために技と色んなパターンを教えようとする指導者も居ます。この場合一つの技を教えたいわけですが、このやり方が一番良いだろというのを分かってもらい納得してもらうパターンですね。

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生徒側の考え方や技量によっては受けられないこともあるかも知れませんが、色々な理論が世の中にはあるものです。

逆にこういう色んな考えを教えてもらうのって私は結構楽しかったりすので、良いかなと思います。

一方で変な癖とかついてしまう事もあるので、そこはご注意を!!