カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

いい年した中年が、突然格闘技・空手にハマった!というブログです

伝統派空手出身 堀口恭司は何故強いのか?素人が勝手に想像してみる。

堀口恭司という格闘家はご存知でしょうか。
伝統派空手の出身でアメリカUFCやライジンで大活躍している格闘家ですね。
今日はちょっとそんな彼の事を書いてみたいと思います。

1.堀口恭司という格闘家について

皆さんご存知とは思いますが、堀口恭司選手についてです。

割と小柄ながらも日本人として、世界で大活躍する格闘家です。

世界で通用しているどころか、世界のトップが狙える位置にいます。

本場アメリカでの格闘技の地位は日本のそれとは比較できないほど高く、またマーケットも巨大だそうです。

日本のプロ野球とメジャーリーグとの違いくらいあるのかもしれません。

 

さてそんな堀口さんですが、爽やかで柔和そうな顔つきからは、想像もつかないような強烈な打撃とスピードで世界を驚かせているわけですね。

f:id:waga186:20191012171410p:plain
堀口さんは元々伝統派空手の出身です。

伝統派空手の松濤館流二段の腕前だそうです。

ちなみに世界的な格闘家になっても、空手は続けているそうです。

珍しいのが、プロ格闘家の世界では伝統派空手出身者というのが、あまり多くない気がします。

やはり過去を思い返してみても、フルコンタクト系の空手家が世界で戦うイメージなので、伝統派経験者の格闘家としてちょっと珍しい気がします。

わたしが知らないだけでたくさんいるとは思いますが、、。

出身高校は栃木の作新学院という事で、空手の名門ですね。

高校の時は栃木大会で優勝しているそうです。

高校の県大会で優勝とか、実力がないと絶対に無理です。

高校卒業後は、あの神の子「山本キッド」に弟子入りしています。

総合格闘家としては、ここで学んだ事が大きかったのだと思います。

 

我々の世代はキッドと魔裟斗やらK1の試合に胸を熱くしたものです。

f:id:waga186:20181224225057p:plain

以前テレビで見ましたが、入門当初から実力があった訳じゃなかったそうです。

でも、人にはできないくらいとんでもない努力をしていたと、今は亡きキッドが話してましたね。

なので、その弟子と言われると感慨深いですね。

 

2.堀口恭司と総合格闘技

過去の試合を振り返ってみると、どちらかというと寝技よりも打撃の得意な選手であるように思います。

当然寝技で逆転パターンもあるので、寝技の実力も一流だと思います。

まぁ、私が寝技の何がわかる訳じゃないですが(苦笑)

ちなみに素人的に寝技は、打撃以上に疲れます

私が慣れていないからかもしれませんが、、、。

寝技は「力じゃない」とよく言われますが、私から言わせてもらえば、いやいや力も必要だ」と思います。

超疲れます。翌日全身の強力な筋肉痛で動けなくなります。

そして頭を使うのが寝技だと言われます。

囲碁や将棋と同じように相手の技を封じつつ、自分の優位な状況に持っていくのが寝技の真骨頂だそうです。

私には欠片も理解できませんが、、、。苦笑

いずれにしてもクレバーな選手が寝技は強いのです!

元々空手家の打撃系の人が寝技を使えるようになるのも、相当な時間と努力が必要であったと思います。

そして彼は非常にクレバーな選手なんだと思います。

 

3.堀口恭司の打撃(パンチ)について

打撃に関する彼の動きを動画を見てると伝統派空手の動きがやはり結構入っている事がわかります。

そういう見方でみると結構面白いなと思います。

 

まずはこの写真ジャブを打つ直前です。

f:id:waga186:20191012171439p:plain

で、次の瞬間こうなります。

f:id:waga186:20191012171454p:plain

カメラは動いていないので、瞬間的に踏み込んできまてますね。

距離の詰まり方が一般的なボクサーやキックボクサーのそれとは違って、遠目から大きく踏み込んでいます。

 

次にこの写真はストレートを打つ直前です。

f:id:waga186:20191012171447p:plain

で、直後にこうなります。

f:id:waga186:20191012171423p:plain

足に注目してみてください。

前足(右足)は踏み込んで、後ろ足(左足)は地面を蹴っています。

これらの動きは、伝統派空手の動きで良く見る動き方です。

ではキックボクシングとの場合どうなるかというと、多少は踏み込みますが、そんなに遠くから踏み込んでは来ません。

何故ならパンチからの蹴りに繋げる動きが多いので、距離が伝統派空手に比べて近いのです。

要するに「パンチのコンビネーションからのキックの動き」ですね。

ところが伝統派空手の組手の場合、遠目からでも一撃入れる(寸止め)と審判が試合を止めます。

つまり近い距離での攻防よりも「遠い距離での一発の間合いで戦う動き」という訳ですね。 

堀口さんのパンチの戦い方のベースは、こう見るとやはり伝統派空手の動きに近いように思います。 

 

4.堀口恭司の打撃(キック)について

次にキックについてです。

この写真を見てください。キックの初動の前足の踏み込みです。

f:id:waga186:20191012171356p:plain

次に蹴り始めです。

f:id:waga186:20191012171417p:plain

蹴りの初期段階ですね。膝から入っていきます。

f:id:waga186:20191012171433p:plain

で、ハイキック!足の返しが早すぎて写真には映りません。

f:id:waga186:20191012171517p:plain

で、打ち終わりです。

f:id:waga186:20191012171404p:plain

一連のキックの動きは、一旦膝を抱える動きがありません。

そして腕を振り上げて、振り下ろしています。

これはキックボクシングの蹴り方です。

つまり伝統派空手の動きではなのです。

※まぁ、とはいえ人それぞれで伝統派の人でも、この蹴り方の人は当然います。 

この蹴り方ですと、引き足を取らないので、相手を倒すための技です。

一般的に伝統派空手での蹴りではありません。 

キックボクシングやフルコン空手の蹴りですね。

どうやら蹴り技は倒すために特化した蹴りに変えているようですね。

 

5.総合格闘家としての戦い方

という事で、ベースとなっているのは伝統派空手であるものの、総合格闘家としてのベースとしての一部で今でも活かしているのだと思います。

一方で、山本キッドの道場で学んだ総合格闘の技術や打撃の進化など、並々ならない努力を経て今に至ったものだと思います。

f:id:waga186:20191012171524p:plain

一撃必殺の空手の考え方と戦い方、それに伝説の格闘家 山本キッドから学んだ総合格闘技術がミックスされて出来たのが堀口選手なのでしょう。

当然ながら、皆が皆こうなるかと言われたら、そんな事はないですよね。

 

以前テレビで見ましたが、ご本人は趣味の釣りくらいでほとんど遊ばずにひたすらトレーニングしているそうです。

自分で遊びたいけど「遊んじゃダメなんです!」とにこやかに言っていたのに嘘はないと思います。

 まぁ、最後になりますが、身も蓋もないことを言いますと、、、。

f:id:waga186:20191012171534p:plain

元々強かったんじゃないの、、、、ということでしょうね。

ハードなトレーニングをしても壊れない心と体。

そしてストイックに鍛える心の強さ。

更に多くの出会いや幸運を経て、それが更なる努力したから

「スペシャルな格闘家堀口恭司」

が出来上がったのでしょうね。

 

ちなみに動画の終わりに、ちょっとお遊び風に写っているシーンが、完全に伝統派空手の間合いでした。

f:id:waga186:20191013122020p:plain

ここから、、、。

f:id:waga186:20191013122025p:plain

この動きはまるっきり伝統派空手の動き方ですね。

この飛び込みから、タックルに行ったり寝技に持ち込んだりするのにあっているのかもしれません。

総合で無類の強さを発揮する秘密はこんなところなのかも!!?

 

伝統派空手の出身者としても、今後ますます活躍を祈らずにはいられません!

多くの子供たちも第二の堀口恭司を目指して練習しているのでしょう! 

一ファンとしてもとても魅力的な格闘家だと思います!

 

という素人の感想・想像でした。

ではまた。

 

尚、本記事に関する苦情・意見は受け付けておりません。

悪しからず、、、( ゚Д゚)ナニカ?