カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

いい年した中年が、突然格闘技・空手にハマった!というブログです

総合格闘技(MMA)を始めて半年たった感想

昨年2022年の10月頃に始めた総合格闘技(MMA)ですが、半年続けてみて分かったことがあります。その感想を書きたいと思います。

 

1.MMAを半年経験した感想(ネガティブ編)

最初にまずやって分かったネガティブ情報です。

【お願い事項】このネガティブ部分だけ読んで読み捨てないで下さい!必ずこの後のポジティブ編も読んで下さい!

1−1.全然上手くならない件

ジムには週に2回か3回ペースで通いました。通い始めて1ヶ月位経った頃からスパーリングにも参加するようになりました。

で、それが半年続けて見て一番に思ったこと。

全然上手くならない!

空手やキックを始めた頃は、毎日が発見で、新しい技を覚える練習自体が楽しくて、毎回の練習が楽しくて仕方なかったのですが、半年くらいすると多少それっぽい動きが出来るようになってきた気がします。

でもMMAは半年経っても全く上手くなってる気がしないのです。

確かに以前ほど圧倒的にやられなくなったし、返し技や防御方法や関節技、絞め技も少しは覚えました。

が、やはり空手やキックで感じた成長程は、MMAでは感じられないのです。

1−2.MMAはすごく疲れる件

MMAをやって分かったのは、

メチャクチャ疲れるんです!

空手やキックボクシングももちろん疲れます。でもその疲れるっていう種類自体が違うんです。感覚的には空手組手やキックのスパーの疲労度合いを5とすると、MMAの疲労度合いは7か8位ある気がします。

恐らく比較的有酸素運動である空手やキックボクシングに対し、有酸素運動部分(打撃パート)もありつつ、無酸素運動部分(寝技パート)が混じってるため、筋肉的な疲労度合いが高いからかなと思います。毎回プロテインで回復させてます。

1−3.結構な危険を伴う件

やっていて分かるのは、空手やキックの怪我と違った怪我をするリスクがあるのです。関節技はグイッと引っ張られたら下手すると、脱臼とか関節、靭帯などに影響する怪我を負う恐れがあります。

キックなどの脳震盪とかも怖いですが、靭帯損傷とかだと全治が数ヶ月に及ぶこともありえるのと、いわゆるアキレス腱切った!?みたいな大怪我のリスクがあるんです!

これは嘘を言っても仕方ないので言いますが、可能性はあります。

ちなみに私はこの半年間ずーっと首と耳が痛いです。あとお尻の筋肉を肉離れしました。多分。

1−4.意外とダイエットに向かない件

自分が結構期待していたのはダイエットでしたが、始めた当時と今とで

体重がほぼ変わっていません!重いままです!

キックを始めた頃は毎回1キロ位痩せてある程度上手くなって、手を抜く事を覚えるまではガンガン痩せていった気がしますが、残念ながら痩せませんでした。まぁ、これは私が食事制限をしたりしないのも悪いのですが、、、。

1−5.体重・体格差が思い切り影響する件

体のでかい人、体の強い人、体重の重い人これは実際に寝技をやると分かるのですが、とてつもない脅威です。

体のでかい人に押さえつけられると冗談抜きで全く動けなくなります。あとパワーがある人、筋肉がすごい人も強さを肌で感じます。技が決まらない上に、相手の技は防ぎきれないのです。スタミナではなくその人の体力が物を言います。

1−6.技術差が思い切り影響する件

体重差・体格差もありますが、技術の差が思い切り出るのが総合格闘技です。

技術が上の人に対するジャイアントキリングは、ほぼ起こらない気がします。

少なくとも歴半年程度では、体格・体力が勝っていたとしても技術のある人の前では手も足も出ません。ボクシングで言うところのラッキーパンチというのがあまり無い気がします。

1−7.女性や初心者あまり居ない件

たまたまかもしれませんが、私の通っている道場では

初心者の方や女性がほとんど来ません!

なので半年たった今でも私が一番下手くそで、練習時に手を抜ける場面が殆どありません。女性は男性との寝技とかを嫌がるのも分かるのですが、初心者の方も来ないというのはなかなかハードルが高い格闘技なのかもしれません。

1−8.打撃技術が半端になる件

プロが実際に言っていたのですが、総合格闘技の選手は打撃ばかり練習しているわけではないため、例えばボクサーほどのパンチ技がある訳じゃないし、キックボクサーほど蹴りが上手いわけじゃないそうです。

実際に私の感想をいえば

打撃技術はあまり向上していない半年

だったと思います。

私の場合もMMAクラスに出始めてからは、キックのスパーリングに出る機会が激減しました。しかもミドルキック、ローキックとか出すと掴まれてタックルされてしまうので、蹴りはもっぱらカーフキックが多くなってきました。

2.MMAを半年経験した感想(ポジティブ編)

さて上記でネガティブなことを散々書きましたが、そうは言っても私が総合格闘技の練習を半年も続いたのは当然ながら理由があります。

2−1.MMAがとても楽しい件

まず最初に言っておきたいのが、

MMAはクソ楽しいのです!

MMA用のグローブをカバンに入れて、ジムに向かう。それだけでも楽しいのですが、練習も新鮮だし深いんです!理由は色々です!

こんなにも楽しいものだとは思っていませんでした。

2−2.覚えたい技術がとんでもない数ある件

極端なことを言えば、ボクシングはジャブ・ストレート・ボディ・アッパーなどの手業しか許されていないので、その技術を極限まで高める必要があります。

一方でMMAでは、

めちゃくちゃ技がいっぱいあるのです。

パンチもキックも、投技、組技、絞め技、関節技などしかも部位によっても沢山の技があるのです。

だから好きな技を徹底的に磨き上げるもよし、いろんな技を幅広く試すのもよし、技のデパートなんて呼ばれる日が来るかもしれないのです!

2−3.恐らく格闘技として最強の部類である件

単純明快で、

何でもありだから!です。

キックボクシングがある程度出来る人が、組技・寝技もできたら相当強くないですか?

あらゆるシチュエーションに対応できるわけです。

格闘IQが高い人がMMAをやったら相当強いと思います。

ちなみに私はMMAも楽しいですが、基本はあくまでも空手の練習のためにやってます。これはキックボクシングの時もそうです。全ては空手のためです。

2−4.筋トレ代わりになる件

上記ネガティブ編でダイエットに向かないと記載しましたが、

実は体は引き締まってきています!

つまり筋肉が付いているわけです。

筋トレをしていないのに筋肉が勝手についてくる!強くなりつつ体も鍛えられるという一石二鳥じゃないですか!?もう少しで筋肉ルーレットが出来るようになるかもしれません!?

2−5.どきどき・ワクワクが止まらない件

私はドン・キホーテとか、リサイクルショップとかが好きなんですが、何か宝探しみたいな気分で商品が探せるから楽しいのです。

独特の緊張感と色んな選択肢から選ぶ技の決まった時の楽しさ!

もうドキドキ・ワクワクしっぱなしです!

空手の試合前みたいな緊張感と高揚感が得られるんです!コレが堪らないのです!

2−6.紳士・淑女が多い件

女性を殆ど見たこと無いのでわからないですが、少なくとも私が出会った人たちは

皆さんいい人ばかりです!

和気あいあいと色んな技術の話とかできます。キックのスパーの時にたまにあるギスギスした感じが全くありません。

キックの時には少しいましたが、ちょっとこの人なんなの?ていう人は今の所居ません。

まぁ、たまたまかもしれませんが、、。

2−7.やってやったぜ感が強い件

単純に新鮮に感じているだけかもしれませんが、タックルや投技が決まったり、絞め技が決まると「よっしゃー!」と思います。

理由はわかりません!

多分まだよくわかってないからだと思います。

2−8.新鮮であり初心に戻れる件

発見がありすぎて多くを見逃しています。でも、振り返って発見すると一気にモノになっていくのは、空手やキックを始めたばかりの頃の

新鮮な感動がもう一度体感できるのです。

こんなに嬉しく、楽しいことはありません。

2−9.バックグランドが活かせる件

私の場合はバックグランドが空手やキックボクシングという事になるのですが、いわゆる立ち技系は比較的うまく立ち回れます。

一方で柔道出身者の寝技・投技というより、組んだ瞬間に分かる圧倒的な力量差がすぐに分かります。体幹が全然違います。

ちなみに私の本当のバックグランドは野球です。

3.終わりに

この半年間で体感した事を素直に書いてみました。

もちろん単に楽しいと言うだけでもないですが、キックボクシングも何だかんだと8年位経つとどうしても、成長が頭打ちです。体力的に辛いとか感じてしまう場面もあります。

そんな中、総合格闘技(MMA)を始めたことで、まるでジムに通い始めた最初に戻ったかのようにもう一度、技を覚えていくドラクエ感(ワクワク感)を思い出させてくれるのです。

確かに体力的には辛い部分もありますが、それを余裕で上回る楽しさがあるのです!

さあ!アナタもカバンにMMAのグローブを詰めてでかけませんか!?

自由度の高い格闘技のマインクラフトの世界へ!?