格闘技用・空手用の道具・用品紹介シリーズです。
本日はファールカップについて商品を紹介します。
空手やキックボクシングの「まさか!?」の為にオススメ!
ある意味マナーですかね。
1.道具・用品・商品の紹介
ご存知とは思いますが、
ファールカップとは金的をガードします。
ボクシングでもローブローで当たってしまう場合もありますが、遥かに多いのが空手やキックボクシングの蹴りが直撃してしまう場合です。
その場合にファールカップをしていないと大変なことになります。
①【ハイウェストのカッププロテクター】
各メーカーのカッププロテクターです。
パンツの上からではなく短パンの上から「履く」タイプです。
※別にパンツの上から履いても良いのですが、、。
見えない感じで履くファールカップではなく、プロテクターとして使います。
腰のあたりもカバー出来ます。
ウィニングのここまで本格的なら堂々と履けますね。
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②【しっかりホールドタイプのファールカップ】
イサミの一番売れていると言われるファールカップです。
パンツの上、短パンの中に履きます。
全体的にすっぽり入り、蹴られても耐えられそうな気がします。
でも少々動きにくいです。
特に空手の動き方(例えば前屈立ち)をするとちょっと気になります。
③【動きやすさ重視タイプのファールカップ】
ミズノの伝統派空手用のファールカップです。
※別に決まっているわけじゃないですが、、、。
カップが少々小さく浅く感じまして、不安がありましたが動きやすいです。
特に前屈立ちの形になっても問題ありません。
私はキックのマススパーにも使っています。
但しガチスパーの時はちょっと不安です。
2.こんな人にオススメ!こんな場面で使える
空手・キックボクシングの組手やスパーリング時に必要です。
意外と多い股間へのミスヒットですが、本気の蹴りを受けると地獄です。
元プロのキックの先生が、後ろ蹴り(横蹴り?)で直撃させてしまい、相手はそのまま入院、一つの「タマ」が潰れてしまったという悲劇を背筋の凍る思いで聞いたことがあります。
ちなみに伝統派の空手家はあまり付けない人が多いです。
特に昔からやっている人は、極端に嫌う傾向があります。
「昔はそんなの無かった。」とか
「そんなの受けたことないから大丈夫!」
とかですね。
フルコン空手家やキックボクサーは必須に近いと思います。
何故こんなに意識に差があるのかというと、競技の性質も関係していると思います。
・伝統派空手は下段蹴りが無い
・フルコン空手やキックボクシングはローキックがある
特に、キックボクシングではインローと言われる相手の内ももを打つローキックがあるのですが、これが結構な勢いで股間に当たってしまうことがあります。汗
キックボクシングのスパーリング時にファールカップを付けていないと、相手は遠慮して本来の戦略が立てられなかったりします。
そういった意味で私は付けないのはマナー違反だと思います。
またあくまで自己責任を求められますので、怪我をしても自分のせいになります。
キックボクシングのスパーリング時は、事故も多いと聞きます。
例えばマススパーリング程度の軽めといっても、必ず付けるように指導されます。
空手の大会等では、最近はファールカップを付けるのが必須の大会も増えてきているそうで、時には装着を確認される場合もあるようです。
公認段位審査等でも付けるように言われます。私も実際に言われました。
もし当日持っていなかったら、試合に出られないとかもあるそうです。
3.道具・用品の特徴・メリット・デメリット
①ハイウェストタイプのカッププロテクター
各メーカーの外履きのファールカップ・カッププロテクター
A.道具・用品の特徴
一言で言うとゴツイ
防御力A 機動力C 違和感B
パンツの上に履くのではなく、短パン(アウター?)とかの上に履きます
B.メリット
・防御力は高い
・急所・金的意外の腰骨あたりまでカバー
C.デメリット
・見た目ほどの違和感はないですが、とは言えやはり邪魔
・持ち運ぶのが邪魔
②しっかりホールドタイプのファールカップ
イサミ(ISAMI)の一番売れてるファールカップ
A.道具・用品の特徴
総合力が高いです
防御力B 機動力B 違和感B
パンツの上に履くタイプです。
知り合いはパンツ代わりに直接履いてましたが、、。
B.メリット
・防御力は結構高い
・結構動けて違和感は少ない
C.デメリット
・体制次第ではちょっとだけ邪魔・違和感
③動きやすさ重視のファールカップ
ミズノの空手用ファールカップ
A.道具・用品の特徴
色々な体制になってもずれ難く動きやすい
防御力C 機動力A 違和感B
パンツの上に履くタイプです。
でもよく考えたら、パンツ代わりに使うのもありかも、、。
B.メリット
・機動力は高くズレにくい
・意外とガードしてくれる
・サイズ的に小さいので持ち運びが楽
C.デメリット
・本気の蹴りを受けた時に不安
・押えている紐とか割ときつい
・動きやすいとは言えやはり邪魔
3.実際に使用した感想
①ハイウェストタイプのカッププロテクター
外履きタイプのファールカップというかカッププロテクターです。
呼び方が曖昧でしたが、短パンの上から使用できます。
見た目はごついのですが、見た目ほどには気になりません。
フルパワーの直撃を貰った事は無いですが、利用した印象としては、衝撃が分散されてダメージは少なかった印象です。
防御力は一番高いと思います。
自分の動きが制限されるかと言われるとそんなに違和感はありませんでした。
ただ伝統派空手の動き方にはちょっと合わない(邪魔)かなという印象です。
あとジムに置いてあって、使いまわしで使うのですがそれが嫌でした。(笑)
②しっかりホールドタイプのファールカップ
私が利用したのはイサミのファールカップで、お店の人曰く数種類置いてあるけど、ほとんどの人はこのファールカップを買っていくそうです。
評判が良いとの事。
女性店員だったのあまり詳しく聞けず、、、。汗
全体をホールド(収納)してくれてます。
動いてもそんなにずれたりしないので、安心感はあります。
結構ミドルキックとかを受けましたが、意外と平気です。
強めのだと「ぉおおお、、、。」とはなりますが、、。
動きやすさもありますが、足を広げたりするとちょっと違和感あります。
でも総合的にはこれが一番良いと思います。
③動きやすさ重視のファールカップ
伝統派空手用という事で、動きやすさは多分一番いいと思います。
きつめに押さえているので、動かないので色んな動きに対応できます。
最初はきつく感じて、しかもカップがちょっと小さいので、不安でした。
でも、伝統派空手の特性上(ローキックなし・一応寸止め)そこまでの防御力を必要としていないのかなと思いました。
昔から一切付けない!!という人もいるくらいですからね。
でもそうは言ってもファールカップです。
直撃も何度かされましたが、割と平気だったという印象です。
でも、上記の2つに比べればやはり多少の衝撃は受けます。
カップのサイズは小さいので不安に思いましたが、今のところ問題はありません。
キックボクシングのマススパーにも使ったりしています。
流石にガチンコのスパーリング時はちょっと試した事は無いです。
多分大丈夫だとは思いますが、、。
4.まとめ
ボクシングでもローブローは結構ありますが、キックボクシングや空手の場合は、やはり蹴り技が当たってしまうというパターンが多いと思います。
何もつけていないとシャレにならないので、確実に付けるようにしたいですね。
私がつけた事があるのが3種類なので、タイプ別に3つ書きました。
メーカーによっても色々と違いがあると思いますので、まぁ参考程度にご覧ください。
私はサウスポーの選手とスパーリングをするとちょっと当たってしまう事があります。
空手でも普段は大丈夫!!
と思っていても当たりどころが悪いと、大変なことになるかも知れません。
油断大敵です!
マススパーリングだからとか伝統派空手だからとか関係なく、自分の身は自分で守る必要があるのではないでしょうか。
私は怖いのでできるだけファールカップは付けるようにしています。
以上ご紹介でした。