カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

いい年した中年が、突然格闘技・空手にハマった!というブログです

伝統派空手の黒帯は何年で取れるのか?必要年数について

空手の黒帯を取得するには、どれくらいの期間が必要でしょうか?

ちょっと書いてみたいと思います。

 

1.伝統派空手の黒帯取得の必要年数

早速ツイッタデー聞いてみました。

結果はコチラ!

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ツイッター上で82名の伝統派空手家さんたちにご回答頂きました。

ちょっと意外だったのですが、意外と3年以内に黒帯を取れているひとの割合が一番高かったという事ですね。

フルコンタクト空手では、10年で黒帯に挑戦できるという事を聞いたことがあります。それに比較すると相当早いと言えるでしょう。

このアンケートだけでも64%の人が5年以内に黒帯を取得しているのが分かります。

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黒帯(要するに初段)になってからが、ようやく空手家としての第一歩であるという考えですね。

2.フォロワーさん達の実際の経験談

ツイッターには何件かのコメントも頂きました。

少し抜粋して紹介します。

2−1.週に一度の稽古(松濤館流)

「週に一度の稽古で5年以内を目指すもややオーバー。早い人は週二回以上通って3年位で初段を取得していた。」

やはり稽古に行ける回数は重要だと思います。週イチですと技など習得に時間がかかるかもしれませんね。

2−2.少林寺拳法経験者(松濤館流)

「40歳で入門し、黒帯取得は4年。ただしその前に少林寺拳法2段を取得済みであったが突きが全く違っていて、矯正するのに時間を要した。ちなみに少林寺では胸前に構え、突く時に正中線を外して縦拳で突く(振り子突き)が基本」

とのこと。結構違うかもしれませんが、少林寺拳法の基本の動きや距離感などが役立った事は間違いないと思います。

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2−3.高校生の部活にて(流派不明&松濤館流)

「高2で初段を取得した。在学中に初段は取れる感じ」

「3ヶ月毎に審査があって、3年になればほぼ皆初段」

高校の部活ということは、ほぼ毎日稽古がある状態ですから、密度もとても濃い練習が出来ているのではないでしょうか。身体能力的にも最も伸び盛りであり、身体も出来上がってくる時期ですから、空手の稽古に耐えうる体力と気力が混在し、伸びるわけですから、2年ほどで黒帯を取れるのはある意味納得な気がします。

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2−4.伝統ある厳し目の道場(松濤館流)

「30歳で子供と始めて6年。1年に一人黒帯になれるかどうかで、少年の部は6年〜8年はかかる」

伝統のある道場(全支部で200人)で、昇段に関しては結構厳しいイメージを受けました。中々昇級しない道場のようですが、黒帯を頂戴したときの喜びはひとしおでしょうね。実力者だけが黒帯を巻けるということだと思います。

2−5.週に一度の練習で11〜12年(和道流)

「36,7歳下ら初めて11,12年で取得、週一1.5h程度の練習ではこんなものかと。早すぎると価値が薄まるかも!?」

高校生とはある意味真逆のスタンスですね。練習が週に1度しか出来ないので、逆にある程度の経験なくして黒帯になったら価値が低いと感じるのかもしれません。

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2−6.親子空手で黒帯取得(糸東流)

「42歳で親子空手を開始、基本週2だがやはり都合で行けないことも。ほそぼそ続けて7年で取得!」

私はこれで良いのだと思います。空手は一生がい続けられる武道ですから、そのスピードは自分なりの時間軸で行けばよいのだと思います。細々とでも続けられるという事がとても大事だと思います。

2−7.支部によってぜんぜん違う!?(流派不明)

「同じ流派、同じ県でも支部でぜんぜん違うイメージ。自身は39歳で開始し、3年か4年で黒帯取得」

会派によっても違うのでしょうけども、公認段位審査とかも都道府県でも結構違ったりすることもあるそうです。自分の県の審査は甘いとか思われたくない先生がいたり、先生によっても厳しさが全然違ったりするらしいですね。

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3.終わりに伝統派空手の黒帯について

私の会社の後輩(空手では先輩)が言うには、彼が高校時代に所属した空手部はフルコンタクト空手だったそうですが、非常に珍しかったそうです。試合も殆ど無いと言っていました。

また昔の大学とかは、審査が先輩がして形が出来たら合格!なんて事もあったとか、無かったとか、、、笑

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「はい、審査料出して!!よーし!飲み行くぞ!!」なんて事を想像してしまいますね。

現在聞くだけでも、こんなにもバラバラで、流派・県・会派・師範等によっても異なる訳ですから、一概には何年とは言いにくい状況ですね。

ですが、誰しもが黒帯を取れるわけでもなく、早くに取得する人はそれに応じた練習をこなした人というのが、実際のところだと思います。

空手道においては、

黒帯は空手家の第一歩!

であり、そこがゴールではないということが重要ですね。

よく子どもたちが「黒帯取ったら空手辞める!!」なんてのを師範に無邪気に言ってきたなんて笑えないジョークを言う人もいますが、黒帯を取ってからが長く辛く、そして素晴らしい空手道の始まり7日もしれませんね!!

今度は黒帯が汚れ、削られて白くなるまで!一生付き合っていけるものかもしれませんね!

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皆さんはどう思われますか?ではまた。