カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

いい年した中年が、突然格闘技・空手にハマった!というブログです

空手で育成!?小学生6年の空手少女に見た心身の成長!?

空手で成長するってどういうことでしょうか?

先日あった実際のお話です。

 

 

1.生徒の居ない空手道場

最近立ち上げた空手クラブには、私の師範(師匠)の弟子である小学生の子達が数名出稽古?的な感じでやってきてくれます。

師範が気を使ってくれ、自分の生徒に声を掛けてくれたのです。

 

これには訳があって、誰も居ない空手クラブなど、そもそも誰も興味を持たないでしょうし、見学や体験にすら人は来ないと思います。

仮に見学に来たとしても、ひと目見て誰も居ないと帰ってしまうと思います。

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なので、こうして彼ら・彼女たちが来てくれるだけで大変ありがたいのです。

 

なお、この子達が誰も来ないのであれば、私はただ只管に一人で形を打つという練習をするつもりでした。

まぁ、それはそれで良いかなと当時は思っていましたが、クラブの存在自体そう簡単に認知されるわけでもなく、長く先が見えない道のりであったことでしょう。

今もですが、、、。

 

2.空手クラブの初回稽古

さて、初回練習の際に師範から「数名行くよ」と言っていただいた訳です。

一人だとあれなんで、誰か出稽古に来てもらえないかと師範にお願いした結果です。

現れたのは小学5年6年の女子と3兄弟。プラス師範の息子さんと総勢7名の初回稽古になりました。

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実は最初全く気が付かなかったのですが、よく見ると全員私が当時(3年前)娘と一緒に通っていた頃から通っていた子供達だったのです。

よくよく見ると、かなり背が大きくなっていたものの、面影は確かに残っているではありませんか。

3年という時間の流れと、子供たちの成長に心底驚きました。

稽古自体は黒帯の子達が中心なので、割と思い通りに進めることが可能でした。

 

3.空手の成長、身体の成長

2回目、3回目の稽古にも黒帯女子達は来てくれました。

ですが、この子達は本来の道場にも通っており、土曜日の午前はこちらの道場で練習し、夕方には本来の道場でまた練習するというハードな日程をこなす事になるのです。

そして私が居なかった3年の間に空手はかなり上達しておりました。

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さて、いくら師範に「手伝ってあげて」と言われたとしても、流石に毎回来てもらうのは申し訳ない思いです。

なので付添のお母さんにも子供たちにも「無理はしなくて良いから」と話しました。

 

でも、彼女たちは

「楽しいから来ている」

と言ってくれるのです。

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3回目の稽古の際は、ついに付添のお母さんもおらず、自分達だけで自転車で、しかも学区外なのにわざわざ来てくれました。

数年前はお父さん、お母さん達に連れられて空手の練習をしていた子達が「大きくなったなぁ」と思わずにはいられませんでした。

 

同時に折角来てくれたこの子達の役に立つには、どうしたら良いのか?

私はそんな事を思うようになるのでした。

単純に自分が好きだから始めた空手クラブです。

誰に迷惑を掛けるつもりも無いし、自分ひとりが責任を負えば良いという考えが、誤りであったように今は思います。

 

3.少女の提案

3回目の稽古を終えた時でした。

不意に小学6年制の女の子が私に言います。

「毎週、私達が練習させてもらって良いのですか?」

と言うではありませんか!?

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その子のお母さんがどうやら「大人の事情」を心配しているようで、それを受けての発言になったのだと思います。

彼女たちは勘違いをしているのですが、私は大人で一応指導している立場ではありますが、実は「指導者成り立てという生徒」でもあるのです。

更に冒頭にもあったように、空手クラブとして活動することが重要なのであって、会費がどうとか場所代がどうとか、そんな事はどうだって良いことなのです。

本来ならこちらから「ギャラ」を払ってもおかしくない話です。

 

そんな事を話している時に、不意に少女が言い出します。

「じゃあ、チラシを作って私達配ります!」

「絵を書いて、人通りが多いところで!」

私は思わず絶句しました。

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私はこの子達に一言も「人増やしたい」なんて事は言ったことはありません。

そのうち誰か来るんじゃないの?位にしか話していません。

でも、人が居ないときっと私が困るだろうと推察しての発言だと思います。

 

小学生が目の前の大人がきっと困っているだろうから、

手助けしようとか普通思います??

 

ましてや元々一緒の道場で練習していただけの間柄です。

親戚のおじさんでも、親友のお父さんでもなんでも無い私にですよ!!

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少なくとも私が小学生の頃に、こんな思考に至るとはとても思えません。

私の小学生の頃はといえば、友達と一緒にジャンプのドラゴンボールをみて、初代ファミコンのスーパーマリオを遊び、あぶない刑事の再放送を見て、駄菓子屋で買い食いをする、どこにでもいるしがない小学生でした。

少なくとも大人が困っているとか、自分に何が出来るだろうなんて考えもしなかったと思います。

 

4.空手だからこその成長

この違いはどこから来るのでしょうか?

元々その子の性格が「相手を思いやることのできる子」だったのかもしれません。

というか、その可能性の方が高いと思います。

 

ですが環境面では、やはり空手道場に通っていた事は一つ有るのかもしれません。

空手は武道ですから、基本的に礼儀作法といいますか、下のこの面倒は上の子が見ると教えられます。

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自分で考えて、自分で行動するように促される場面も結構あります。

また道場はそれこそ大人から子供までズラッと揃います。

学校の先生以外の大人と接する機会、自分よりも下の年齢の子を面倒を見る機会というのは、普通の小学生にはあまりないような気もします。

 

別に武道に限らず、野球でもサッカーでも少年団チームに入れば、先輩後輩はできます。ただ大人と一緒に練習するという機会はちょっと少ないように思います。

もちろん空手でも、大人クラス、子供クラスで分けて練習する道場も多く有ると思います。

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ですが、私達が通っていた道場のようにごちゃまぜで練習する道場であれば、大人とも接する環境なのかと思います。

身近に大人を感じつつ、自分たちの立場をおぼろげに理解し、人助けと言うか提案までしてくれる。

もしこれが空手の成果で有るというのならば、こんなに素晴らしい環境はなかなか無いのではないでしょうか。

こんな風にもし人が空手という武道を通して成長するのであれば、いつかこういった子供たちが通ってくれる空手クラブになって欲しいなと思う次第です。

 

5.終わりに

確かに集客というか、まずは認知してもらう事が非常に重要なのは私もわかっています。

ポスターを貼る場所もないし、コロナの状況下では大々的に人も集められないし、仮に人が来てくれたとしても、施設が使えないなんて事もありえます。

少女が提案してくれたチラシ配りは、気持ちだけ頂いておきます。

昨今のコロナの状況下、チラシを受け取ってくれる人もなかなか居ないでしょう。

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私のように既に薄汚れてしまった人間であればなんとも思いませんが、実際にはチラシを受け取ってもらう事すら難しいという現実を、小学6年の少女に体験させる訳には行きません。

歌舞伎町のきれいなお姉さんのくれる、怪しげな飲み屋のティッシュですら私は受け取りません。

現実はそんなものなのです。

 

そんな事よりもその思いやりの心を持ったまま、素晴らしい大人に成長して欲しいものですね。

空手クラブの稽古をまだ数回しただけですが、色々と学ぶことが多いなと思う次第です。

武道というものは、本当に学ぶべきことが多いですね!!

伝統派空手道に対する誤解について!そのイメージは間違いです!

なんだかんだと今でも空手は誤解されていると思います。

 

 

皆様は空手道をイメージで誤解している可能性があります。

怖い

危ない

などとネガティブな印象をお持ちかもしれません。

それは誤解なんです。

というか勘違いというべきでしょうか。

 

1.空手と怪我についての誤解

空手道はきつくて無理だ!

怪我したら大変だ!

仕事に影響したらどうする!

などとお考えではないでしょうか。

仰るとおりで、大人で怪我は自己責任!

 

怪我をして仕事に影響を出したら死活問題でしょう。

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そんなリスクの有るスポーツや武道なんて出来るはずない!とお考えではないでしょうか。

確かにどんなスポーツや武道には怪我のリスクがあります。

空手は簡単に言えばキックとパンチを出すわけですから、見るからに怪我がつきものとお考えではないでしょうか。

 

ですが、それは正しくありません。

 

恐らく全く経験したことのない方が考える空手の怪我のリスクの10分の1くらいだと思います。

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ちなみに私は寸止めではないキックボクシングもやっていますが、伝統派空手とどちらもすごく怪我には気を使っています。

骨折なんてする怪我をしたら大騒ぎです。

少なくとも私は空手道を7年、キックボクシングを6年やっていますが、殆ど見たことありません。

 

2.寸止め空手についての誤解 

伝統派空手は寸止めの攻撃です。

伝統派空手はノックアウトした方が負けになります。

ダメージを与えたら反則なんです。

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寸止めって何が楽しいの?と思う人もいるかも知れません。

いやいや、めちゃくちゃ楽しいです。

何故なら殴られたとしても痛くないし、怪我もしないのにも関わらずしっかりと攻撃をしないといけないルールだからです。

緊張感、スリルは存分に味わえますし、実際にポイントが取れたら非常に充実感が得られるのです。

相手との駆け引きや色んなパターンの戦略を用いて戦う組手は

一言でいうと「楽しい」のです。

 

3.フルコンタクト空手との違い

フルコンタクト空手とはかなり異なります。

フルコンタクト空手とは、頭部や顔に対する突き(手技)以外は直接打撃を与える事が許されています。

非常に簡単に言えば、顔面へのパンチ以外は、思い切り打て!という空手です。

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体力、筋力を相当に鍛え上げないと勝てない世界です。

なので練習もハードにこなす強い空手家が多く育ちます。

 

一方で伝統派空手は、寸止めを前提とした組手をします。

打ち抜かない事でダメージを与えないと上記でも書きましたが、組み手のルール自体が全然違うのです。

なので寸止め前提ですと剣道のような、素早い踏み込みと攻撃が重要になってきます。

正直に言えば空手と言っても全然違う競技だと言っても過言ではありません。

どちらが良いかと言われると、好みの問題だと私は思います。

 

4.スパルタでぶん殴る師範がいる

こんな練習していたら、間違いなく通う人は居ないでしょう。

高校や大学の体育会でも今は殆どないのではないでしょうか。

少なくとも街の道場で、こんな事をやっていたら一気に噂が広まり、生徒は一人もおらず潰れてしまいます。

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大人になってまで、少年時代と同様に殴られるとかありえません。

だって怒鳴り散らして強くなる人は少ないと思いますし、弊害のほうが大きいと思います。時代が違います時代が!!

もし見学や体験して怒鳴ったり、殴るような指導者が居たら、私は絶対に行きません。

その道場から得るものは無いと思いますから。(あくまで私の感想)

 

5.乱暴者やヤンキーが多い!?

いや、いません。むしろ落ち着いている人のほうが多いです。

たまたまかもしれませんが、私の周りの空手をしている人たちは人格者が多いです。

学生時代は知りませんが、こいつやべーやつだな、、的な人は一人もいません。

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昔の漫画とかの影響で、空手家は悲壮感を漂わせ素手で相手を叩きのめすという冷酷無比な感じで描かれていたからでしょうか?

少なくとも現在、空手道を学ぶ人達は紳士淑女の皆様が多いです。

「おいおい、お前どこ中出身!?」

「俺のほうが3個上じゃん!!」

的な大人が居たら、ちょっと、、いや、かなり嫌ですね。笑

私は見たことありません。

仮にいたとしても百戦錬磨の先生方がしっかりと指導してくれるでしょう!

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また大会の手伝いをしていても、全然そんな感じの人はいません。

どちらかと言うとインテリジェンス溢れるスマートな人たちが多い気もします。

(あくまで個人の感想です。)

 

6.伝統派空手は弱い!?

ぴょんぴょん飛んでいるだけで意味わからん!

やっても何の意味もない!

的な発言をたまにネットで見かけます。

 

それに対し伝統派空手の擁護派が、いや堀口恭司がいるだろ!とやり返すやり取りまでは何度も目にしました。

お決まりのパターンですので、最近見たら笑えてきます。

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まぁ、過去に何度も同じような記事を書いているので、それは参考にしてもらうとして、客観的にみて普通に「伝統派空手は強い」と思いますよ。実践的だとも思います。

そしていつもこの強さ論議は最終的に「どうでも良い」という流れになります。

 

結局は個人の強さと努力だし、ピストル持ってる奴が一番強いという結論に成るからですね。

www.karatekagolf.com

 

 

7.終わりに

世の中の人が考える伝統派空手道に対して誤解しているであろうことを書いてみました。

フルコン空手の試合映像とかは、たまにテレビとかで見れるので結構イメージを持っている人は多いと思います。

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一方で伝統派空手の試合はBSか良くて教育テレビでやるかどうかという感じで、そもそも見たこと無いという人も多いと思います。

意外と知っているようで知らない伝統派空手の誤解というタイトルで記事を書いてみました。

 

もしよかったら伝統派空手やってみませんか?

伝統派空手は実戦で役に立たない!?とは本当か?ツイッターで聞いてみた!

 

1.ツイッターでの出来事

先日ツイッターを眺めていると、

とある代表選手のツイートで

伝統派空手は

「ぴょんぴょん飛んでるだけ」

「お遊戯」

「実戦で役に立たない」

的なことを”言われる”と書いてありました。

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私は伝統派空手をやっております。

お遊戯とはおそらく型の事を言っているのだと思います。

ぴょんぴょん飛んでいるとは、恐らくステップの事を言ってるのだと思います。

私は正直、こう言ってる人は悪意があるか、それか知らないかのどちらかかなと思います。

 

そんな私は並行して、ボクシング、キックボクシング、総合格闘技を経験してみて、その上で伝統派空手は非常に実戦的であると思っています。

的なツイートをしたら、フォローさせて頂いている方々を始め色んな方の意見を頂戴しました。

 

下記実際のツイートです。

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今回はそんな皆さんのご意見を是非紹介したいと思います。

納得のご意見も多くいただきました。

 

2.最初に私の見解

まず最初に私は、伝統派空手が弱いとは思いません。

これは私が伝統派空手をやっているから贔屓目で言っている訳ではなく、心底そう思っています。

理由は以下のとおりです。

 

2−1.実戦的であると思う理由

・踏み込み(スピード)が早いので普通は避けられない

・実戦とは素手と想定すれば、顔面への初撃で終わる

・型(形)は、関節や投げもある反則技のオンパレード

 

2−2.実戦的でないと思う理由

・組手は実際に打ち込まないので、当て感が不明

・寸止めなので攻撃の強弱がわかりにくい

・組手が競技化してしまっている

 

などありますが、下記ご参照ください。

www.karatekagolf.com

 

3.皆様のご意見ご紹介

ではツイッターに寄せられたご意見を一部ご紹介いたします。

なお、当該ツイートに対しては下記のようになんと4万5千もの人に見られ、いいね数456回、ご返信32回も頂戴しました。

私のツイートで、こんなに反応があるのは珍しいです。

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3−1.特殊な攻撃ができるのは伝統派のおかげ

フルコン、伝統派、キックを経験された現役の学生さんのコメント

遠い間合いからの変則的な攻撃など特殊な技は伝統派空手のおかげ、近接戦はフルコン、中距離以上は伝統派に分があるとのこと。ご本人は割と小柄なため近接が得意とのこと。 

3−2.出入りが早い

フルコンの空手家さんのコメント

フルコンルールで組手をした事があるが、出入りが早すぎて相打ち狙いすら当たらなかった。

3−3.伝統空手の上の先生の突きは凄い

空道(大道塾)の先生のコメント

多くの武術家、武道家が語る実戦とは自分に都合の良いシチュエーションなのでどうでも良い。10数年前に某伝統派空手(沖縄空手)の先生の突きを受けた経験では、伝統空手の突きは凄いと思った。

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【カラウサコメント】

空道とは私が知る限りで、最強の武道・武術の一つでそれこそ化け物揃いです。

その先生が認める先生の突きとは、恐ろしさしか感じません。

3−4.瞬発系の速さ、強さは認める

某ボクシングトレーナーのコメント

小柄な伝統派空手家と大柄なラグビー選手の喧嘩を見たことがあるが、一瞬の高速突きでKOしていた。とても実戦的だと思った。

3−5.実戦を語るに頭が堅い

フォロー外の空手家さんのコメント

技のタイミング、目的、からくりを知らないのに役に立たないと言っていると思う。ステップも敢えてタイミングを教えている場合もある。その理解ないのかと。要するに実戦を語るに頭が堅いのかと。

3−6.MMAではそのまま使っている

フォロー外から伝統派空手出身のMMAファイターさんのコメント

実戦の意味するところがわからないが、MMAにおいては、追い突きから上段逆突きは堀口教示はじめそのまま使える。

3−7.武道としての本質が変わった

フォロー外から格闘家さんのコメント

昔の伝統派は強かったが、最近は競技化が進み、触りに行くような突きや気合にばかり目が言ってしまう。本質的な部分が変わったのでは。

3−8.普通に上手い、強いと思う

ボクシング、キック、MMA経験者さんのコメント

スパーをやると空手の飛び込み早いし、ケリが上手な人が多い。よくわからない角度から蹴りが来るのが伝統派のイメージ。

3−9.鍛えている人は何やっても強い

フォロー外からフルコン空手家(上級者)さんのコメント

ポイント制空手の批判はたくさん見たけど、フルコン、ノンコン問わず真剣に鍛えてる人は強く、大して練習していない人は弱い。

 

4.終わりに

色んなご意見を頂戴しました。

コメントで目についたのが、フルコン空手やMMAの方など伝統派と無縁ながらも、伝統は出身者と対峙した際に、その実効性を感じている方が多かったことですね。

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この方々は割とフラットな目線で、実体験で話をしているイメージです。

 

私も伝統派空手の出身ということになりますが、実は練習量的には圧倒的にはキックボクシングです。

ですが、その上で伝統派空手は実戦的であると思っているのです。

そしてフルコンの空手家の方と同意見で、鍛えている人は何やっても強くて、大して練習していない人はそれほどじゃない。と言うことです。

 

こういう色んな意見が聞けるのがツイッターの良いところですね。

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最後に実戦って何??笑

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仲間でも!

親子でも!

特に初心者の方、大歓迎です!

空手で楽しく健康な毎日を!!

 

 

1.習志野台空手道クラブについて

2021年2月にできたばかりの新しい空手クラブです。

千葉県船橋市を中心に活動しております。

伝統派空手の稽古を週に1回(土曜日午前)、月に4回程度行います。

※コロナウィルスの影響で、稽古開始時期は2021年4月を予定

 

日程や場所の詳細は下記公式ブログにて 

稽古・練習日程 カテゴリーの記事一覧 - 習志野台空手道クラブ

その特徴を記載したいと思います。

 

1−1.楽しい空手を実践します

基本的には、大人から空手を始めたメンバーで全国大会優勝!!とか高校時代は関東大会の常連高の出身!大学時代は全国制覇してナショナルチームのメンバー!とかそんな人は誰もいません。

強くはないけど、単に空手が好きだ!!というメンバーの集まりです。

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なので、自分たちも含めみんなで楽しく空手道を学びたい!という空手道クラブです。 

 

ただし楽しく稽古することと、好き勝手に稽古する事は全く違います。

楽しく有意義な稽古で、また頑張ろう!と思える稽古を心がけます。

 

1−2.大人も主役!?大人の空手入門

空手道は子供たちの習い事として人気が高いものです。

なので多くの道場では子供たちが中心となって稽古に励むのが一般的です。

 

一方で、大人から始める機会は割と少ない気がします。

一度はやってみたかったそんな大人の方を応援します!

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「実は一度やってみたかった」

「昔少しやったけど、改めてやってみたい」

「新しいことに挑戦したい」

「健康のために運動したい」

理由は人それぞれ!

空手道に触れてみませんか?

www.karatekagolf.com

www.karatekagolf.com

 

1−3.親子空手を応援します

親子で空手を習う事は、大変有意義なものです。

一方で強要してしまったり、子供の気持ちを考えずに単に空手教室に通っている人もいるのが事実です。

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親子の絆を深め、相互に理解していく事が重要です。

ぜひこの機会に親子で空手を始めてみませんか?

 

1−4.怪我のリスクを極力減らします!

空手道に限りませんが、スポーツ全般、特にコンタクトを伴うものは怪我のリスクがあります。

危険だからこそ、十分な配慮が必要だと思います。

特に大人の会員さんについては、怪我をして仕事ができないなんてことがあってはならないと考えております。

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ですので特に大人会員に対しては、実戦的な練習には、防具やメンバーの制限を設けます。

とはいえ、怪我はありえますので、スポーツ保険の加入は必須です。

www.karatekagolf.com

 

1−5.ほどほどの稽古!空手道入門のきっかけに!

小学生の稽古も大人の稽古もそうですが、あまり無理をしない・させない稽古を行います。厳しい道場は、ハードに練習を行い非常に強い空手家が育ちます。

一方で燃え尽きてしまって、空手自体をやめてしまう人も結構いるのも事実です。

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ですが当空手道クラブでは、空手道の入門として敷居を低くしたいと考えております。

なので「物足りない!」「もっと強くなりたい」と考える人には、出稽古、道場移籍なども行います。

そこは自分の求めるスタイルに合わせる事が重要だと考えます。

 

2.稽古日程・場所

千葉県船橋市を中心に活動しております。 

稽古場所やスケジュールは公式ブログをご確認ください。

習志野台空手道クラブ(公式ブログ)

 

主な活動場所は、 抽選の結果や参加人数により変更になります。

必ず公式ブログのスケジュールをご確認ください。

【練習場所① 習志野台公民館

習志野台公民館|船橋市公式ホームページ

お車で来られる場合は、近くのコインパーキングをご利用ください。

最寄り駅:新京成・東葉高速鉄道「北習志野駅」徒歩12分

★上限660円のパーキングあり(提携スーパーで買い物すると70分無料)

 

【練習場所② 薬園台公民館】 

薬円台公民館|船橋市公式ホームページ

お車で来られる場合は、近くのコインパーキングをご利用ください。

新京成線薬園台駅下車 徒歩3分

京成・新京成バス薬園台駅入口・薬円台1丁目 バス停下車徒歩5分

 

3.入会特典について

現在、コロナウィルスの影響で空手道の稽古自体ができません。

また当空手道クラブがクラブ化して日が浅いためメンバー非常に少ない状況です。

ということで、いまご入会いただければほぼマンツーマンの稽古が可能です。

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特典かどうかはわかりませんが、、、。 

要は人がいないので、気軽に来てください。

という感じです。

 

4.見学・体験について

見学・体験は随時受付けております。 

特に実際に入る前に体験を受けていただく事は重要です。

 

当日突然見学、体験も可能ですが、クラス(練習場所)の人数制限やスケジュール変更の可能性もありますので、できれば事前に連絡をください。

直接お越しいただいても構いませんが、公式ブログで場所をご確認ください。

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連絡先メールアドレス

narashinodai_karate@outlook.com

 

見学時は特に持ち物は不要です。

体験時はマスクと動きやすい格好と飲み物をお持ちください。 

 

5.終わりに

空手道とは一生涯に渡り稽古できるものです。

50歳から始めたとしても20年は稽古できるものでしょう。

私がそうであったように、大人から始める空手道というイメージが無かった人も多いと思います。

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毎週の稽古が楽しくて、一週間の活力になるのが空手です。

道着を来て大きな声で稽古するだけで爽快な気分になります。

ストレス解消、健康促進、病気の予防と体を動かすことの重要さを再認識させてくれるものです。

子供の頃に夢中になって鬼ごっこしてた、中学生になって部活動でボールを追いかけてた。

そんな事を思い出させてくれる貴方に足りない「ワンピース」かもしれません。

 

是非一度体験してみてください!

きっと新しい何かが得られると思いますよ!

 

お問い合わせメールアドレス

narashinodai_karate@outlook.com

 

www.karatekagolf.com

 

【激論】伝統派空手は結局強いのか?弱いのか?フルコンやキックと比較!?

伝統派空手は寸止めだから強くない。

型とかばかりで意味がない!

そんな事をネットとかでたまに見かけたりします。

 

では本当に弱いのでしょうか?

私が実際に経験して思うところを書きたいと思います。

 

 

1.伝統派空手が弱いと言われる理由 

 伝統派空手について、型とかばかり、寸止めで強いわけがない!と聞いたことありませんか?

では、何故そう言われるのかを少し書いてみたいと思います。

 

1−1.寸止めで実際に当てないから

寸止めの組手をするので、実際に当てるフルコンとは違う。

実際に当てないのに強いわけがない!という理由。

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更に寸止めするという事は、殴られないわけで痛みに慣れていない。

フルコンタクト空手のような根性が備わるわけがない!

だから弱い!

 

1−2.型(形)の稽古ばかりで強くなる訳がない 

実際に組手などの実戦形式の稽古をやらずに型(形)の稽古だけで強くなる訳がない。

型専用の選手がいるとか意味がわからない。

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型の稽古ばかりやるよりも筋トレした方が強くなる!

 

1−3.気合とか意味がわからない

伝統派空手の組手は気合を入れないとポイントにならない。

気合で人が倒せるとかおかしい。

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そんな事をやって、プラスの力が出るくらいならみんなやっている。

意味のない事をやる必要がない!

 

1−4.下段蹴り等の実戦的な攻撃がない

フルコンタクト空手でもキックボクシングでもムエタイでもよく見かけるローキックや下段蹴りなどの実戦的な技が無い。

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華麗さを求めるのか、見せたいのか中段蹴りか上段蹴り使えるのに、下段蹴りが存在しない意味がわからない。他の格闘技ではもっともよく使う技。

 

1−5.スポーツ空手、競技組手

武道のはずの空手が競技化されて、オリンピックの種目にも選ばれた。

ポイント制の組手の試合で、傷一つなく優勝する試合はもはやスポーツ。

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武道を名乗るものではない!

空手は武道でありスポーツではないのに、ほぼスポーツ扱いになっている。 

 

1−6.有名選手が軒並みフルコンタクト空手出身

伝統派空手から有名選手は、最近でこそ堀口恭司を始め少しは見るようになったが、ほとんど見ることがなかった。

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結局強いのはやはりフルコンタクト空手の選手が格闘技をやらせても強い!

バックボーンが伝統派空手は極めて少ない!

 

 

ということで、いくつかの事例を上げてみました。

まぁ、こんなところではないでしょうか?

他にもいくつかあるのかもしれませんが、とりあえず私が思いつく限りではこれくらいですかね?

 

2.弱いとされる理由の本当のところ

上記で伝統派空手の弱いと言われる理由を書き出してみましたが、これは正しいのでしょうか?私の見解を加えたいと思います。

 

2−1.寸止めで実際に当てない

実際に当てないというのは少し違って、実際にはちょっと当てるものです。

「止める」のではなくて、「打ち抜かない」のが正解。

ダメージを与える打ち方をしていないのです。

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よく小学生の頃にふざけてパンチを寸止めしたりしませんでした?

あれは本当に止められる自信があるからふざけてやるのであって、あたってしまったら喧嘩になりますよね。

要するにそれを組手の試合でやろうとしている訳ですね。

止められるということは、いつでも当てられるぞ!という意味です。

 

2−2.型の稽古ばかりで強くなるわけがない

当然ながら型の稽古だけやっている訳ではありません。

型の選手が大会に向けて型の練習を多くやることはあります。

ですが、組手もそれ以外も稽古は当然やります。

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試合では型を専門にする選手はいますが、型だけをやる(しかしない)道場は殆どないと思います。

型もやるけど実践的な事もやるぞというのが正しいでしょう。

 

2−3.気合とか意味わからない

剣道の試合と同じで、打ち込み・気合・残心(構えに戻り相手の逆襲に備える)が揃って初めてポイントと見なされます。

この3つが揃うときというのは、圧倒的な優位な状況です。

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つまりぐうの音も出ないほど、本来なら叩きのめしているぞ!という状況の現れなのです。

「当ててたらあんた倒れているよ!」と言うことですね。

偶然のパンチで相手を倒すのは単なるラッキーでしか無いという考えだと思います。

なので気合いで倒すと言うよりは、「攻撃成功」の条件の一つなだけです。

 

2−4.下段蹴り(ローキック)がない

実際には組手で禁止されているだけで、実際にはあります。

ローキック自体は、一撃で倒せる技という扱いではないのだと思います。

※まともに貰うと一撃で倒れますけどね、、。

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なので、顔や胴体に対する攻撃に対しポイントを与える組手稽古では確かに無いのですが、別に技自体が無くなっている訳ではありません。

恐らく下段蹴りをポイントに入れると、割と簡単に取れてしまうからかなと思います。

★個人の意見です。 

 

2−5.スポーツ空手・組手競技

試合になると組手も型もトーナメント形式で勝ち上がりとなります。

が、体力と魂を削ってボロボロになりながらようやく勝ち進み、、、というスタイルではありませんね。

人によってはそれは戦いなのか?と疑問に思う人もいるでしょう。

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伝統派空手では、どちらかといえば互いに無傷で優勝というのが、望ましい姿です。

これらはもちろん先人たちの知恵としての組手が確立されていったからできた訳で、私はありだと思います。

 

2−6.有名選手が軒並みフルコン空手出身

これは有名選手が出場するのは、キックボクシングの試合だったから。

大晦日に格闘技がやり始めたのは私が学生の頃なので、20年以上前からだと思います。

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基本的にはフルコンの戦い方はキックボクシングと通じる部分が多々あります。

最近でこそ総合格闘技としてテレビでやりますが、以前はキックボクシング一色だったと思います。

 

という感じで、一般的に弱いとされる理由を考えてそれに反対する意見を書いてみました。

こんな風に誤解や勘違い、知識不足、思い込み、説明不足、理解不足そんなものが多く存在してイメージづくられているように思います。

 

3.私が考える伝統派空手の弱いところ!

私は伝統派空手の公認初段で、キックボクシング歴5年です。

実際に伝統派空手やキックを経験してみて、私が考える伝統派空手の「弱い」部分について記載したいと思います。

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上記の「弱いと思われる理由」と少し違うのです。

もちろん道場によって異なりますし、一概には言えないのですが、私の経験上は正直そう思うという事です。

これは割と正直に書きます。

 

3−1.寸止め意識が強すぎて攻撃が弱い

「寸止めのための練習」ほど意味がないものはないと思います。

攻撃のための攻撃ではなくて、組手試合のための攻撃では本末転倒だと思います。

私はキックボクシングジムでサンドバッグを殴り続けてようやく自分の距離がわかり寸止めができるようになりました。

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寸止め前提の攻撃しかしていない場合、実際に当てる事に慣れていないという事になります。

これでは攻撃の強さがどの程度相手に効くのか?理解できないと思います。

また総じてミットを持つと、攻撃が軽い人が多いのです。

すぐに引く事を体現すると当てただけという状況に満足するのかもしれません。

実際に当てる「当て感」が無いのです。

体重の載せ方で威力が違うとかは、寸止め前提では理解できないかもしれません。

なので分かっている人達は「巻藁」というサンドバッグ的なものを用いて練習したり、自分なりの当て感のある練習をするのです。

 

また蹴りとかは引き足を取る意識が強いので、威力が弱いという面もあります。

★ですが、引き足を取らないと足を掴まれるという事にもなるので、たしかに引き足を考えると力任せに打ち込めないという現実もあります。

 

3−2.実際に当てて分かることがある

威力同様に実際に当てることで解ることがあります。

例えば攻撃の当てる場所です。

相手のどこに当てればよいのか、「顔」と言っても鼻なのか、口元なのか、目の辺りなのか、耳のあたりなのか攻撃の当たる場所によって狙い所が解るものです。

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また腕の位置や距離、力の入れ方、体重のかけ方とか、どうしたら最高の突きや蹴りが出せるのかは、やはり実際に当てること、そして同様に攻撃を受けることで理解が進むのではないでしょうか。

 

3−3.ローキック(下段蹴り)を使わない弊害

ローキックは割とリスク少なく出せる効果的な蹴り技です。

これがないという事は、ローキックの練習をしない人が多いのです。

なぜなら伝統派空手の組手では反則だからです。

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ローキックはキックの中で前蹴りと同様出しやすいキックです。

このローキックを戦略的に使う戦い方もあります。

見せるだけとか、コンビネーションのきっかけに使うなどですね。

下段蹴りが無いと分かっている状態であれば、相手が蹴りの体勢に入ったら中段蹴りか上段蹴りのどちらかで下段を意識しない戦い方になります。 

個人的にはこれはこれで微妙です。

★ただし伝統派空手は足払いがあります。 

 

3−4.攻撃を打たれない事による弊害

会社の空手部の先輩たちは、みんなフルコンタクト空手です。

彼らとスパーリングをする場合、最初体を軽く打って攻撃を受けてから徐々に強くしていく訳です。

これらは攻撃を受ける前提の理論、準備です。

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伝統派空手ではこの相手の攻撃を受けるという意識がフルコンやキックに比べて少ないのは事実です。

フルコンの先輩が試合に出て言ってました。

「相手の拳になにか仕込んでいるじゃないかっていう位に痛くて硬かった」と。

これは実際に当て合うからこそ、分かる事だと思います。

打たれ強さという点においては、伝統派空手は実際に機会が少ないのが事実です。 

打たれて強くなり、打たれて理解することも多いと思います。

 

3−5.殴られる、蹴られる恐怖心が少ない

伝統派空手に限った話ではないですが、実際に殴られる恐怖心というかプレッシャーが少ないのは事実です。

キックボクシングで言うところのガチスパーなどは非常に体力と精神力を消耗します。

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所謂実戦的な練習なのですが、寸止めだから、、、と考えている人も結構いると思います。

これがガチンコで打ってくるぞ!?となれば、緊張感も全然違いますし、一瞬でも気を抜けません。 

その中でどうやって自分の安全を確保しつつ確実に攻撃をするのか!?が問われるのです。

実戦的なという意味ではこういった経験も重要だと思います。 

 

3−6.組手のテクニックが実戦的でないものもある

組手のテクニックが競技に特化していて、実際に使えるものなのか疑問。

今はもうポイントは取れないようですが、「サソリ蹴り」という技がポイントが取れた時代があったようです。

サソリのように体を前に倒し、足をサソリの針のように上から振り下ろすのですが、体の構造上威力は低いです。

というか、それで倒されるという事は多分ないです。

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見た目は華麗ですが、威力が低い攻撃です。

というか、それを打ったら仮に当てたとしても、逆襲される可能性が高いです。

同じように高速ワンツーというものがあります。

ある意味、ペースを握るとか出鼻をくじくという意味では実に実戦的な攻撃なのですが、一挙動でワンツーを打ち込むので、体の回転がほぼないワンツーになり、普通のワンツーに比べて威力が弱いです。

いくらグローブなしの裸拳だと言っても、一撃必殺の考え方から外れるのではないかと思ってしまうわけです。

 

 

という感じですかね。

特に当てないという意識が強すぎる場合には攻撃面、防御面でどうなのかな?と思うことがあります。

ですがある意味それは正しくて空手において、例えば超接近戦になった場合、ボクシングで言えばパンチのレンジが短い、フックやアッパーが有効ですが、空手にはありません。

立ち技の格闘ではなく、掴みや投げ、金的や間接攻撃など打撃でない攻撃に入るのが空手です。

ですが、組手のルールでこれらはすべて反則なので、一度離れて攻撃をし直す事になります。

単純に組手のための練習で、これを忘れてしまったら意味がないかもしれません。

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上記は個人的に、疑問に思う部分ですが、盲目に今やっている稽古が正しいのだ!と思い込む人はひょっとしたら、勘違いする可能性もあるなと思います。

 

大人であったり、子供であってもある程度のレベルの人は気がついている(というか理解している)のが、実際のところだと思います。

 

4.私が考える伝統派空手の強いところ

弱いところの逆で、私が考える伝統派空手の強みについて書きたいと思います。

 

4−1.遠い間合いは実戦的

伝統派空手の組手は顔面への攻撃(寸止めですが)が主たる攻撃対象です。

にもかかわらず、キックボクシングやボクシングと比較しても間合いが遠いのです。

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これは何かというと、グローブではなく素手の戦いを想定した空手において、初撃で相手を倒す事が可能という現れで、一撃の攻撃を重視しているものです。

素手で戦ったことはそもそもないですが、鍛えた空手家や格闘家のパンチがまともに入れば戦いはそれで終わると思います。

試合ではなくて戦いを想定したときに、私が考える最も適して、一番安全な戦い方は伝統派空手の戦い方だと思います。

普通の人ではおそらく反応できないと思います。

 

4−2.技の変化と対応力が高い

伝統派空手は実は足払いが存在します。ローキックではなくて、足を払って体勢を崩したり、相手を転ばせて追撃する事が可能です。

実はこれによって色んなパターンの攻撃方法が生まれます。

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例えば足払いを少し変化させて、ローキックやカーフキックにしてみたり。

足払いが得意な人はそこから攻撃を始める人もいるくらいです。

また、実は対応力が高いのが伝統派空手の強みだと思います。

対応力というのは、遠い間合いのおかげでタックルを仕掛けたり、キックボクシングで言うところのスーパーマンパンチ(正式名称不明)を打ってみたりできます。

この間合は割と独特で防御に徹していない反面、次への変化がやりやすいという面で優れいているように私は思います。

 

4−3.型(形)の理解が進むとより実戦的になる

型(形)は意味がないという人も中にはいますが、型の理解は実に実戦的だと思います。ただし、組手にという意味ではありません。

動きの一つ一つに意味があって、その攻防に無駄がありません。

これをきっちり理解すると相手の倒し方がわかります。

繰り返しますが、組手ではなく実戦です。

組手でやったら反則技ばかりです。

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なので、実は型の稽古とは実は超実戦的な練習をしているとも言えるのです。

相手を掴み、ひねり極める、打つ、投げるなど想像している空手とは別物かもしれませんが、非常に有益だと思います。

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5.まとめ 伝統派空手は結局強いの?弱いの?

伝統派空手は強いの?弱いの?

という点においては、ガッチリやり込んでいる人は間違いなく強いです。

 

どこの世界でもそうですが、ある一定レベルの人達は自分なりの理論や考えを持ってトレーニングや稽古をするので、絶対的に強くなります。

これはどの武道・格闘技に共通して言えることですね。

 

伝統派空手については、個人的には総合力は高いと思います。

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決して弱いという事はないと思います。

キックボクシングを経験してそう思います。

実に理にかなった稽古体系と思想、理論が確立されていると思います。

 

強い・弱いは正直その人個人の問題だと思います。

 

ただし一方で、フルコンタクト空手に代表されるように、ガチンコの体作りや攻撃をガッツリ受けるわけではないので、フルコン空手と比較すると「相対的に」身体能力や打たれ強さは劣るものだと思います。

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また伝統派空手の強い・弱いの話をすると必ず出てくるのが、

「堀口恭司」さんですね。

彼は確かに伝統派空手出身の世界でも指折りの総合格闘家です。

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ですが、彼は伝統派空手だから強いというよりかは、そもそも人としてずば抜けた才能が有ったと考えるほうが合理的です。

 

堀口恭司と那須川天心のキックボクシングの試合が本当に衝撃的でした。

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伝統派空手の構え「まんま」で戦う堀口恭司ですが、キックボクシングの目線から見るとありえない構えだと思います。

 

こんなガードが下にある空手の構えでキックボクシングルールで戦う事自体ありえないのですが、あの神童那須川天心とこの構えのまま「キックボクシング」を普通に戦っているのが本当に信じられません。

 

この構えだとキックボクシングのパンチ・キックのコンビネーションに対応するのが大変なはずです。

伝統派空手の組手のように、試合が止まるわけでもなく、MMAの試合のようにタックル・寝技ができる訳ではありません。

ある意味攻撃特化型の構えで戦っているのですが、ボディーバランスとステップで那須川天心の天才的な攻撃を避ける訳です。

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試合が面白い!!というよりは、衝撃的でありえない!!と言う感想ですね。

本当に彼は特別な存在だと思います。

 

今回は伝統派空手が強いのか?それとも弱いのか?を私の経験をもとに書いてみました。

 

皆さんはどう思いますか?

伝統派空手とは何だ?寸止め?顔面あり?フルコンとの違いは?

そもそも「伝統派空手」とは一体何でしょう?

「空手」といえばフルコン?何が違うの?

 

 

1.伝統派空手の概要

ウィキペディアを見ると以下の通りです。

抜粋するとこんな感じですね。

 

寸止め空手のことを指し、フルコンタクト空手との対比としてこの意で使われることが多い。

形・型の伝承を通じて、その習得と研究・応用を進める流派。

ちなみに寸止めではなくても、一部伝統的な防具付き空手団体も含まれる(防具空手)。 

全日本空手道連盟(全空連)に加盟している流派・団体は伝統派空手と呼ばれることが多い。

 

以下のサイトに空手の歴史がわかりやすく書いてます。

空手のルーツや歴史を紹介!現役空手指導者が語る、極真空手の魅力とは | 和樂web 日本文化の入り口マガジン

 

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まぁ、簡単に言えば

・寸止め空手

・フルコンじゃない方

・型(形)を重視

・オリンピックの種目

 

というイメージだと思います。

ちなみに「寸止め」という言葉は、当てない事を揶揄する言葉として捉えられる事も多く結構その言葉を嫌う人もいます。

アメリカ映画の「ベスト・キッド」のモデルも恐らく伝統派空手が元になっていると思われます。

 

2.伝統派空手の実際のところ

実際にやってみないと分からない事も多いのではないでしょうか。

 

2−1.空手の人口

空手の人口って実際どれくらいなのでしょうか?

伝統派空手・・・120万人(世界だと7000万人)

フルコン空手・・・20万人(世界だと2000万人)

 

ちなみに柔道は全世界で200万人ほどらしいです。

柔道も相当数が多いのかと思っていましたが、、。

 

以下のサイトがわかりやすいです。

空手の競技人口(日本・世界)を調べてみると驚くべき数字になりました - 空手ロード

 

ただしこれらはすべて「推定」です。

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明確な数字はわからないのが実態です。

ある人が「今日から空手道場を始めよう!」としたら、新しい道場が誕生し

「今日から〇〇流空手だ!」としたら、新しい流派が誕生するのです。

把握できる訳がありませんね。

 

2−2.空手といえば

空手を知らない人が空手といえば、極真に代表されるようなフルコンタクト空手を指すことが多いのではないでしょうか。

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組み手(実践形式の試合)がその違いを顕著に表わしてますね。

 

フルコンタクト空手はバチバチの突き合いとそこから繰り出される衝撃的なハイキックなどは、フルコン出身の格闘家とかの映像等でよく見たと思います。

顔面以外を殴り、キックで倒した方が勝ちですね。

 

伝統派空手は、バチバチの突き合いはしません。

ポイント制の組み手ルールで、寸止め(当て止め)をします。

ちなみに相手をKOしてしまうと反則負けになります。

これが一般的な格闘技と大きく異る所ですね。

 

2−3.伝統派は型(形)重視!?

型にしても組手にしても空手の稽古の1つであり、それが全てという訳ではありません。

他にも色々ありますが、この2つは特に競技化されているので特化して練習する人は多いです。

フルコンタクト空手にも型(形)は存在します。

そして普通に稽古するそうです。

ですが、恐らく型だけを稽古するという事はあまりないと思います。

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上記でも書きましたが、伝統派空手には型(形)のみ、組手のみを専門的に行う選手がいます。

というか、まるで理系・文系に分かれるかのように、組み手・型に分かれて練習していくなんて事もあるのです。

一般的に伝統派空手の大会は、型の部と組手の部の2部構成に成っていることが多く、どちらかにしか出ない事もあります。

野球のピッチャーと野手とおんなじ感じで、分業制になるのです。

 

3.伝統派空手の真実・実態

ここからは私個人が思う伝統派空手の実態です。

実際のとは違うかもしれませんが、ご了承ください。

 

3−1.寸止めについて

さて、寸止めとフルコンという言葉を聞いて、なんとなく寸止めは駄目で、実際に当てるフルコンの方が良いという印象を抱きませんか?

空手はそもそも拳で突いて、相手を倒す格闘術です。

実際に当てないなら倒せないじゃないか!!という意見もごもっともです。

 

ですが空手は武道です。

そもそも格闘術であり、スポーツではありません。

同じ状況で優劣を競うものではないのです。

 

空手は「素手」前提です。

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素手で鍛えた空手家の突きを入れたら、下手をすると怪我、最悪死亡事故も起こりえます。

普通に考えても危険すぎてそんな事はできません。

同様にフルコンタクト空手も基本的に顔面は殴りません。

なので寸止めじゃん!と言う話に対しては、そもそも顔面攻撃なしじゃん!

という言い方になっちゃいますね。

 

顔面をガチンコで当てるのは、テレビでよく見るキックボクシングのイメージと混同しているのだと思います。

キックボクシングは素手ではなく「グローブ」をしています。

だから顔面を殴ることができるのです。

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伝統派空手の組手の試合はグローブのようなものをしていますが、あれは「拳サポーター」というもので、怪我防止の目的の防具です。グローブではありません。

もしグローブも拳サポもなしで殴り合えと言われたら、危険すぎて無理でしょう。

 

そもそも空手の型を見ればわかりますが、目潰し、金的、関節蹴りだの投げだの立ち技の格闘技としてみると反則行為ばかりです。

スポーツじゃない以上、グローブを使わない以上、顔面を殴るというのは無理なんです。

だからフルコンタクト・ノンコンタクト関係なしに、そもそも顔面への攻撃は空手はしないのです。

★★★但し防具空手等は顔面への攻撃ありの場合もあり!

 

3−2.フルコンタクト空手との違い

上記では顔面へのパンチは空手ではないと書きましたが、ではフルコン空手との違いは何でしょうか?

 

根本的に違うのは、

相手にダメージを与えるフルコンタクト空手

ダメージを与えない伝統派空手

の違いです。

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そしてこれらは組手の話です。

組手は試合形式・実戦形式の稽古です。

このルールが違うので、空手として大きく違うようになった訳ですね。 

 

フルコン空手はボディや足への攻撃と蹴り技が認められており、相手を倒す事を目的としています。基本的に中断しません。

伝統派空手は顔面へは寸止めそれ以外もある程度制御された攻撃が正しく行われた場合にポイントが入り、一時中断します。 

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攻撃のダメージを与え、ノックアウトしたら勝ちのフルコン。

攻撃のダメージを与えず、ノックアウトしたら負けの伝統派。

やっている事が逆というか、異なりますよね。 

フルコンの組手は攻撃を連打しますが、伝統派空手はポイントが入ると、試合が止められるのであまり連打することは少ないと思います。

 

当然間合いも攻撃の強さも異なります。その為攻撃を受ける側の強さも求められる為フルコンタクト空手の選手は、筋肉で武装する訳ですね。

この辺りが違い、個人の体の強さを求められるのがフルコンタクト空手です。

 

所謂格闘技としてみるとフルコン空手のルールが近いと思います。

 

3−3.型を徹底的に学ぶ伝統派空手

伝統派空手は割と型(形)を重視すると言われます。

ですがそれは流派や道場により異なります。

試合は組手と型の両方が行われますが、型しかそもそも練習しない「型の選手」が存在する場合も結構あります。

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野球で言うところのピッチャーと野手の違いとでもいいましょうか。

同じ空手でも全く異なるものですね。

型も色々あってすべて覚えるのは非常に大変です。

フルコン空手と比較しても、型の稽古にかける時間は長いようです。

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3−4.遠い間合いと高速の戦い

キックボクシング・フルコン空手と比較しても、組手をする際の間合いがそもそも遠いのです。

伝統派空手の組手といえば、剣道家のように素早い踏み込みと攻撃が一般的です。

早すぎてわからない!なんてこともあります。

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なので上記の写真のようにルールはキックボクシングルールでも戦い方が思いっきり伝統派空手出身の戦い方なんて事も!?

 

射程距離が長いので、そもそもの立つ位置が離れているのですね。

勝負は大体一瞬で決まります。

審判でさえ早すぎて見えなかった、、ということも結構あるそうです。

 

3−5.伝統派空手の防御

最初にも言いましたが、伝統派空手の組手は本来は素手だったはずです。

現在ではこれもまたキックボクシングと大きく異なります。

連打で脳震盪を引き起こすキックボクシングと一撃必殺で骨を断つ空手!

そりゃーものがそんなにも違うので、比較のしようがないですね。

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防御については明確に差が出ます。

キックボクシングの防御は、グローブが邪魔して基本的にガード状態で構えていれば結構避けられます。

ガードをすれば割と攻撃をもらわないでしょう。

 

ですが、伝統派空手の場合は裸拳の攻撃は非常に防御が難しいものです。

パンチがガードからすり抜けてきちゃいますからね。

なのでガードよりも避けたりすることの方が多いかも知れません。

近距離での連打があまり無いのはこんな理由です。

 

4.終わりに

さて、そもそもの伝統派空手とはなんだ!?について記載しました。

同じ空手でもフルコンとは異なりますし、格闘技術としてもキックボクシングとも大いに異なるわけですね。

寸止めと言われるノンコンタクトについて私は賛成です。

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何故なら止めるという行為は、単純に打つという行為よりも場合によっては難しいからです。

止められるなら普通に打てるでしょ!という感じですね。

それはそう思います。

 

一方でフルコンタクト空手のような、相手を圧倒するようなフィジカルを求められないのは事実ですね。

更にいうとルールに特化しすぎて、実際には使えないのでは?と思われる技が流行ったりする事もありえます。

 

個人的には1挙動でワン・ツーを打ったりするのは、ボクシングで言う所の左右のジャブにしか見えません。

 

ジャブのポイントと相手を一撃で葬り去る右ストレートのポイントが同じと言うのも、ちょっと納得行かない部分があります。

※流派によって基準は違いますが。

 

でも素手前提が故に、最初の一撃が最後の一撃であるという意味での考え方はあながち間違いでは無いと思いますし、安全面を考慮した稽古スタイルは先人の知恵によるものだと思います。

 

なんだか分かってそうでわからない伝統派空手について書いてみました。

なんとなく違いわかりましたかね?

空手の型(形)は役に立つ?役に立たない?やっても意味ないの?実際は?

空手の型(形)って練習して意味あるの?

実際役に立つの?踊りなの?なんなの?

今日はそんな空手の型についてです。

※あくまで個人の見解です。

 

 

1.空手の型(形)って何?

空手をご存知ない方は、空手の型(形)についてなんだこれ?と思うことでしょう。

空手の型とは、

架空の相手との攻防を一人で行う稽古

の一種です。道具も使いません。

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知らない人がみたら、上手いのか下手なのかもよくわからないと思います。

空中に向かって、突きを出して、蹴りを出し、最終的には大声で何か叫ぶ。

一言で言うと「何やってるの?」と思うことでしょう。

 

野球やゴルフで言うところの「素振り」を色んなパターンでやっているような物です。

例えば野球で素振りは、単に振ってスイングを固める人もいるでしょうけど、シチュエーション単位にちょっとずつ変えるみたいな感じです。

 

例えば野球に例えると以下のとおり

・1番バッター想定・・2ストライクまでは待つ

・2番バッター想定・・バント

・3番バッター想定・・ランナーを返す

・4番バッター想定・・ホームラン狙い

・基本の打ち方・・センター返し

・引っ張る打ち方・・左中間方向へ

・流し打ち・・右中間方向へ

・ノーストライク・・とりあえずタイミングを取る

・2ストライク・・微妙たまはとりあえずスイング

・1アウト3塁・・最低でも外野フライ

・8番バッター9回表2アウト・・勝ってればワザとアウトになる

・9回裏2アウトランナーなし・・何が何でも塁に出る

 

などなど、いろんな立場やシチュエーションによって、バッティングもちょっと変わったりすると思います。

これを順番とシチュエーションが指定されているので、それに応じた素振りをしているのが型(形)だと思ってください。

さらに言うとボクシングのシャドーボクシングってありますけど、あれの順番とやり方が決められたものに近いです。

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基本的には戦うための方法を示しているものであり、全ての基本となる物です。

素振りをしないで、プロ野球選手になる人は多分いないと思います。

基本中の基本の練習だと思うのです。

 

2.空手の型(形)は使えない・役に立たない説

非常に重要にも関わらず「役に立たない」という人もおります。

そう言われる理由はいくつかあると思いますが、その代表例を書いてみます。

・実際に相手にパンチしたり、キックしたりしない

・よくわからない動きが頻繁に出てくる

・組手で使わない技がある

・型のみを学んでも実戦経験が養える訳ではない

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一番に出てくるのは、実際に打たない(蹴らない、殴らない)のに強くなるわけがないという考え方だと思います。

 

殴れば殴った側が痛かったり、殴っても全然効かないとか、蹴ったらよけられて大ピンチ!とか実際に相手がいて、直接の打撃が前提に見れば、当てないことは意味がないと思うわけですね。

また想定通りに生身の人間は動かない!だから再現できるわけがない!と思うのでしょう。

 

特にK-1とかのキックボクシング系の格闘技を見ている人からすると、試合といえば、グローブをつけての殴り合いを想像する訳です。

それが空手のイメージなっているのだとしたら、全然違うものなので戸惑うと思います。

 

空手を実際にやっている人でもやはり意味がないという人はおります。

先日SNSを利用したアンケートの結果からも、実際に空手をやっている人の20%は「型は役に立たない!」という意見の結果になっています。

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この20%の人たちの意見は経験者の言葉だけに、説得力は高いと思います。

www.karatekagolf.com

 

3.型(形)は役立つ?役立たない?

アンケート結果からも8割の人が

「役に立つ」「ある程度役立つ」「ちょっと役立つ」

と答えているわけです。 

 

個人的な意見ですが、私の経験からお話します。

「確実に役立つ!しかもかなり!」

と思っています。

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必ず言われるのが、型は「何に対して」役立つの?という事です。

実戦?組手?それとも身体操作?精神修行?

色々とあると思います。

アンケートの際もそこは指定しませんでした。

何でも良いと思ったからです。

型も組手も所詮は空手の為の稽古の一つであり、「何に対して」を指定すると、型の意義が狭まる気がしたのです。

 

では、あくまで私の意見です。

一体何の役に立つのかというと、身体操作です。

例えばその一つが足さばきです。

型は攻撃・防御を指定されてそれを実際に行動するのですが、足の動き方もすべて指定されています。

で、これのおかげで体の返し方や使い方を理解できるわけです。

 

私の実体験ですが、

空手ですらないキックボクシングのスパーリングとかしていると体の使い方だったり、足のさばき方をほぼ習っていないのに、いきなり出来たりしたのは形のおかげと思います。

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伝統派空手の組手のような一瞬で決まるポイントの取り合いではない、殴り合い、蹴り合いのキックボクシングの動きができた理由は単純に空手の型(形)なんだと思います。

 

他にも色々ありますが、例えば防御の時に動かす手の動かし方とかも、無駄のない動きであることが後になって分かります。

手の動きの最短ルートや足の動かし方の最短ルートが型には入っているのです。

 

つまり戦う事の前提となる全ての動きの見本が散りばめられているのです。

だからある型は組手においては、何の役にも立たないように思えたりもしますが、実は全然違う動き方として有益だったりするのです。

 

人によって使える、使えないは感じ方が違って当然だし、実際に使える人もいるし、使えない人もいるのだと思います。

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あとはその人個人の気付きだと思います。

それに気が付く、気がつかないは努力かもしれないし、運かもしれないし、先生や道場の仲間の影響かもしれないし、後で分かることかもしれないし、一生わからないことかもしれません。

下手をすると実際に知らなくても良いことなのかもしれません。

 

ひょっとしたら、そこに気がつく人はある意味「センスがよい」といわれる人なのかもしれませんよ。

 

4.終わりに

型が役立つ・役に立たない議論は、結構昔からあるようです。

私のように大人から空手やキックを始めた人間は何の土台もないので、空手の型に教えられた気がします。

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一方で格闘技を学んで初めて知ったのですが、

 

先生や師匠によってもいうことが異なるし、自分自身の使いやすい技とかも人によって結構違うものだと思います。

なので、絶対の正解なんてないのではないでしょうか。

当時プロ野球のイチローや野茂が異端扱いされたのに、結果を出したら誰も文句を言わないのと一緒で、何が正しいのかは、その人次第なのかもしれませんね。

 

みなさんはどう思いますか?

【空手】空手の型(形)は本当に役に立つのか?SNS(Twitter)で聞いてみた結果!?

空手の型(形)って役に立つの?

なかなか終わらない論争に終止符を打つため!

ネットSNSで聞いてみた!!

 

 

1.ツイッターで大調査!

ツイッターは色んな人がやっていて、面白い意見や役に立つ意見、動画など参考になることも多々あります。

 

そして私には3000人もの人にフォローしてもらっています。

要するに相互フォローというやつですね。

基本的には、私の趣味の空手、格闘技、釣り、ゴルフ、ラーメン等の方が多くいるのですが、恐らく空手、格闘技関連が一番多いと思います。

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その方々含め、多くの方にご回答をいただきました。

ネットの匿名性は、今回のような場合は逆に、しがらみも立場も関係ないので、割と正直な意見を言ってもらえると思います。

また冷やかしや格闘経験の無い方もいると思います。

それを含めて自分なりに解釈してみたいと思います。

 

ツイッターにはアンケート機能が付いていて、4択で質問することができます。

今回はそれを利用します!

 

2.空手の型は役に立つのか?アンケート結果!

ツイッターにて聞いてみました。

 

空手の型(形)は役に立ちますか?

※特に何に役立つのかを指定していません。

1.大いに役立つ

2.役に立つ

3.少し役に立つ

4.役に立たない

 

さてどうなったでしょうか?

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インプレッション(表示数)・・・11,724

投票数・・・ 637票

 

という、大変多くの方にご協力いただけました。

結果はご覧のとおりです!

 

1.大いに役立つ ・・・ 40% 254票

2.役に立つ   ・・・ 24% 154票

3.少し役に立つ ・・・ 18% 114票

4.役に立たない ・・・ 19% 121票

このような結果になりました。

 

3.アンケート結果考察

さて、アンケートの結果を見るとポジティブな回答である

「大いに役立つ」

「役立つ」

という項目を合わせると

実に64%の方が意味があると言っています。

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一応質問は空手家の皆さんへと言っているので、それを信じるのであれば、空手家の60%以上は、空手の型は役に立つと考えている事になります。

 

ちなみに少し役に立つも合わせると、81%の人が役に立つものと考えているのが分かります。

全体で考えるとつまり空手家の大半の人は、型を学ぶことは意味のあることと考えているように思います。

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一方で、19%の人が「役に立たない!」と言っています。

私個人としては、結構多いんだなという印象です。

今回アンケートは空手家の方を対象にさせてもらいましたので、多少関係のない人も入っているにしても、5人に1人役に立たないという考えに至ったということでしょう。

 

それが実際に型を打って空手を学んだ人が言う言葉であれば、やはりそれはそれで重要な意見だと思います。

実際に意味がないと感じるには、それなりの理由もあるでしょうし、そんなことよりももっと重要な事があると考えている方も多いということになるのです。

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例えば指導者が、この割合にぴったり当てはまるのであれば、恐らく5人の指導者中、1人はあまり型を重視しない指導をするでしょう。

そうすると型は重要でないと考える生徒も当然増えてくると思います。

ある意味、道場の特色につながってくるのかもしれませんね。

 

今回は流派等を指定したわけではないので、伝統派もフルコンも沖縄空手もいろんな流派が入っていると思います。あくまで参考としてお考え下さい。

 

4.アンケート時の空手家のみなさんのコメント

今回アンケートした際に、コメントも頂いております。一部抜粋してご紹介します。

①伝統的な空手の戦い方を知るのは十分役に立つ

②型の意味が分かって、真剣にやっていたら、役に立つと

③型をダンスと同じ感覚の人が多いですね。結局は空手バージョンのシャドー

④心の修行に役に立ちます。でも、今日の競技化した芝居じみた表情、表現には無意味さを感じる。

⑤何故型が必要かは、体で感じるしかない。

⑥年を取ってからとか、女性には役に立つ。

⑦役に立つというか、そもそも元になっている。

⑧組手が強い人は方も綺麗です。でも組手をせずに型ばかりやる人こそ威張っている道場もあるのが事実

⑨型の分解を知らないと使えない。

⑩「役に立つ」と「少し役に立つ」の間くらい。

⑪身体操作という意味では役に立つ。

⑫実戦では役に立たないでしょうが、体の仕組みや力の使い方には役立つ。

⑬実戦には何の役にも立たない、運動神経の鍛錬と体幹トレーニングは効果的。

⑭型は空手家の魂

⑮自分であれこれ考えていたら、型に既にあった。

⑯基本役に立つけど、道場だけ、試合だけでは無理。使いこなすには全ての型化しかない。

⑰空手特有の体の使い方を身に付けるのにはメリットがある。だが、覚えるのは時間の無駄。身体操作に関わる部分のみ抜粋すればよい。

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皆様コメントありがとうございました。

 

5.終わりに

上記の結果を受けてみなさんどう思ったでしょうか?

今回アンケートでは、例えば「組手で・・・。」とかしていなかったので、いくつかの解釈があったと思います。

それでも特に限定しないで、各々の考え方で役に立つか聞いてみたかったのです。

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私がそもそもこのツイートをしたキッカケが、

「空手の型(形)は戦いの戦い方そのものに意味が有る!実際にキックボクシングでも役に立った!」

というツイートをしたのですが、これって自分だけ?

と思ったのがきっかけです。

私個人としては、型(形)は役に立つと思っています。

キックボクシングの動きも空手の型で補えているので、非常に新体操という意味でも役に立つなと思っています。

 

※ちなみに型(形)と表記しているのは、私の流派・全空連では「形」が正しいと思いますが、ネット上は型で表記していることが多いためです。

 

皆さんはいかがでしょうか?

【空手】当て感って何?寸止めの為の練習は意味がない!?

本日の話は、伝統派空手の組手における「当て感」です。

「卵が先か?鶏が先か?」の話と一緒ですね。

 ギリギリで当てない所謂「寸止め」って一体なんなのでしょうか?

 

 

1.空手の寸止めについて

私個人としては、寸止めのシステムは最高ではないにしても、

ベターな方法

だと思っています。

人によっては「当てない」格闘技なんて認めん!!なんていう人も居るでしょう。

まぁ、伝統派空手をずーっとやってその意見にたどり着いたならば、その人はきっと

「そういう考え」の人なんだろうと思います。

単に「当てないから意味がない」というよく分かっていない人の意見は、多分違っています。

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特に肯定も否定もないです。

その人はきっと「当てたいなんだと思います。

気持ちは分からなくもないです。

でも、怪我や後遺症を考えると当てれば良いとは言いにくいですし、責任も持てません。

キックのトレーナーに聞く、パンチドランカーの話とか本当に恐ろしいと思います。

ひとつの怪我が一生を変える事だってあるのです。

 

 

私が何故当てない寸止めが素晴らしいかと言っているのかは下記の記事をご参照ください。

www.karatekagolf.com

当てないという考えは良いのですが、個人的には全く当てないホントの意味での

「ノンコンタクト」

になってしまうのはどうかなと思うのです。 

 

2.全く当てない事の弊害

全く当てないということは、私個人としてはやはりダメだと思います。

理由は以下のとおり

・空手なんだから、相手を倒すためには「当てる」必要がある

・当てないのはあくまでも組手のルール上の事

・当てないのが前提過ぎて、実際に当てることが難しくなる

・軽くでも当てないと威力がわからない

・突きや蹴り方も当てないと分からない事も

・当てることで自爆することもある

・どこにどんな風に当たると効くのか分からない

・突きや蹴りに本物の「怖さ」がない

・当てるのを知らないと本当の意味での距離がわからない

ざっと挙げるとこんな事が思い当たります。

他にもいろいろとある気がしますが、、、。

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当てない事の一番の問題点は、

空手とは格闘術

であるからだと思います。

 

余りにも当てない事を前提にし過ぎてしまった場合、

逆に当てることを極端に嫌がって、

技が全然出なかったり

技が小さかったり

技にスピードが無かったり

するのです。

でも格闘術は相手を倒すための技術です。

物理的な攻撃で相手を倒す以上、当てるのは当然です。

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一言で言ってしまうと、ノンコンタクトを過大に捉えてしまって、当てないことが大前提で当てることを恐れてしまう可能性があるのです。

ジュニア世代は「ジュニア・カデットルール」という、メンホーに少しでも当たったら反則という超厳しいルールを現在は採用しているのです。

少し慣れた選手は、組手試合では反則負けが続出してもおかしくありません。

 

こんな風に全く当てないという事は、もはや対面シャドーをしているような気分になります。

個人的には「これは本来の空手の姿ではない」ように思います。

 

3.「当て感」を磨こう!

「当て感」ってなんだかわかりますか?

実際に当てることで、距離が分かったり、攻撃した感覚が分かったり、威力や効果が肌で感じられるものです。

当て感が分かれば、適正な攻撃距離がわかるので、寸止めもやりやすくなります。

寸止めのための攻撃ではなく、攻撃のための寸止め

ができるようになります。

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上記の違いは非常に大きいです。

当てる事ができれば強弱は自分で制御できます。

痛くない当て方が出来るようになるのです。

 

本来の寸止めとは

当てられる攻撃をワザと止めた!

というのが本来の意味だと思います。

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当てられるのをあえて止めたというのは、当てる技術が確立されている人には効果があるのですが、

そもそも

「当てない人は当てないのが正しい攻撃」

になってしまいます。

これでは本末転倒です。

 

では当て感を磨くにはどうしたらよいのでしょうか?

非常に簡単です。

実際に当てる練習をすれば良いのです。

そうすることで嫌でも当てる感覚が身に付きます。

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例えばこんな練習

・ミット打ち

・サンドバッグ打ち

・マススパーリング(ゆっくりと打ち抜かない組手)

とにかく実際に当てる練習を繰り返すことで、宛感は身に付きます。

当て感があれば、本当の意味での寸止めが出来るようになるのです。

 

4.まとめ

当て感について、書いてみました。

一言で言うと

伝統派空手の「組手のための寸止めが全て」では意味がない

と思っています。

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言葉は悪いのですが、いくら武道だからと言っても、格闘技術である以上相手を倒すことが前提です。

「暴力はよくない」と人は言います。

確かにそのとおりです。

でも、理不尽な暴力に晒された時に、対抗できるのもまた力なのです。

綺麗事を言うつもりもありませんが、

相手を倒すのが、空手です。

組手で勝つことが全てであるならば、それは空手風なスポーツです。

よく「スポーツ空手」などと揶揄される事がありますが、

あながち間違っていないと思います。

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でも空手道の本質は違います。

だから組手の事だけを意識して、当てない練習、寸止めの練習は意味があまりないことだと思います。

組手の練習で怪我をさせないために、当ててないだけです。

現代の伝統派の空手道では、組手の位置づけが割と高い気がしますが、寸止め前提の練習を強いるのはなんだか私は違和感に感じます。

まぁ、仕方ないといえば仕方ないのですが、、、。

皆さんはどうお考えですか?

【空手】帯は洗うもの!?洗わぬもの!?ツイッターで聞いてみた!?

空手衣は数枚あったとしても、帯は基本的に一本です。

なので、熟練した空手家の方は、ボロボロの帯の人がいます。

 

大会とかでボロボロの帯の人と出会ってしまった日には、思わず

「やばい、勝てなそうだ、、。」

なんて思っちゃったりするのです。

 

試合が始まる前に飲まれちゃう感じですね。

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さてそんな帯なのですが、自然とボロボロになっていくものです。

昔から言われるのは、

「帯は洗うものではない」

という言葉ですね。

帯は洗うのか?洗わないのか?

例によってツイッターで聞いてみました。

 

 

1.空手の帯とは?

空手にも限らないのかもしれませんが、武道においては帯は結構重要です。

元々は白帯しかなかったとも聞きます。

鍛えているうちに、徐々に汚れて黒くなっていったとか!?

または黒帯は鍛えるうちに、徐々に白くなっていくとか!?

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空手の帯については、元々体系だったものはなかったそうです。

元々体系として出来上がっていた「柔道」の道着や帯を参考にして、導入されたとのことですね。

基本的に白帯から始まって、黒帯になるのですが、途中に帯の色が変わったり、道場によっては線が入ったりするものもあるようです。

一つ言えることは、

黒帯は「空手道の出発点」

という意味合いだということですね。

黒帯とったら免許皆伝の実力がついたという訳ではなくて、黒帯をとってようやく空手道の基本を抑えた・スタートラインに立てたに過ぎないということです。

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なので帯とはその空手家の空手道をともに歩む極めて重要な物なのですね。

苦楽を共にするからこそ、その帯に対する思い入れも強くなるのでしょう。

何しろ空手をしているときはずーっと一緒にやる訳ですからね。

毎日のように稽古する人、週に1回稽古する人色々といると思います。

ですが帯が徐々にほつれたり、色が変わってきたりとしても、それは稽古量に応じて変わってくるものです。 

長く所有しているから、ボロボロになるものではありません。

だからボロボロの帯には、その人の努力と苦労が刻まれるのです! 

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以前ネットを見ていてビックリしたのですが、帯をわざと傷つけたりして貫禄を出すとか書いてありました。

テストのカンニングと同様で、それはきっと無意味です。

とてつもなく恥ずかしい行為だと私は思います。

少なくとも私はそんな事で帯を汚したくはないし、これから先の空手道に嘘をついて行きたくもありません。

絶対にそんな行為はやるべきではありません!

 

2.帯を洗う・洗わないをツイッターで聞いた結果

という事で、空手家にとってとても大事な帯!

昔から「洗うものじゃない!」と言われていたようです。

でも、稽古すれば汗もかくし、汚れてきます。

それでも尚現代においても、洗わないものでしょうか!?

という事で、ツイッターで実際にアンケートで聞いてみました。

 

あなたは帯を洗いますか?洗いませんか?

 

選択肢は以下のとおり

①毎回洗う

②汚れたら洗う

③意地でも洗わぬ

④その他(コメントください)

 

なんと120名もの方が 回答してくれました。

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では結果発表です。 

 

第1位・・・②汚れたら洗う 

堂々の一位はこれ!「汚れたら洗う」という方ですね。

全体の42%の方がこの選択肢でした。

汚れたらと言うのは、恐らく普段は洗わないのだが、汚れが目立ってきたり、匂いがしたら洗おうという方ですね。

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頻度は人それぞれのようです。

その人が汚れたなと思ったり、そろそろ洗うかな?と思った時がその時です。

年に数回から月に1回は洗うなど決めている方もいるようですが、大半の方は気がついたら洗うという事だと思います。

空手の場合、過度な接触がある訳じゃないので、そこまで帯が汚れるという事はないのかもしれません。

なので、時々で良いかなと思うのかもしれませんね。

 

第2位・・・③意地でも洗わぬ 

意外と多いと見るか、少ないと見るかはその人次第です。

全体の26%の方がこの選択肢でした。

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このパターンの方は、昔ながらのというよりも、ガチな空手家の方や相当にやり込んでいる武道家の方が多い気がします。

どれほどの苦労と努力をしたのか、帯を見ることで引き締まるという事ですね。

また黒帯を許されたからにはその責任を全うしたいという、武道家としての誇りを感じるコメントもありました。

帯を洗うという発想自体が無いという方も結構いらっしゃいました。

私は逆に毎回洗うものだと思って、色帯はガンガン洗濯機で洗っていました、、。汗

 

第3位・・・①毎回洗う

3位といっても、2位の意地でも洗わないと僅差でした。

全体の22%の方がこの選択肢でした。

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アンケートは空手家だけはなくて、私のフォロワーさん達を中心に不特定多数に向けて行っているので、柔道家、合気道家、柔術家などさまざまな方が回答してくれました。

特に柔術は帯を掴むという技があるらしく、毎回洗うことを義務付けている道場もあるくらいです。

確かに衛生面を考えれば、毎回洗うというのは当たり前という気もします。

雑菌やら要するに汚れやカビが帯には潜んでいると思うと恐ろしいですね。汗

私も帯は洗うものじゃない。と言われるまで、当然洗うものだと思っていましたし、、。

 

第4位・・・その他(コメント)

何か特別な事情の時に洗うというのがこのパターンでした。

全体の11%の方がこの選択肢でした。

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例えば寒稽古で海に入った時だけ洗う

なんていう方もいらっしゃいました。

確かにそれは洗いたくなりますね、、。(;´д`)

 

年末の稽古納めの時に洗うと決めて、年に一度だけ洗うという方もいました。

夏場は割と洗うという季節によって変えている方もいました。

 

3.まとめ

という事で、帯は洗うの?洗わないの?

というアンケート結果は、汚れたら洗うという方が約半数いらっしゃいました。

意地でも洗わないという人が26%でした。

やはり結構居るのだなと思いました。

 

でも、汚れたらというのが実はちょっと厄介で、黒帯の場合汚れがそもそもよくわからないというのが本音です。

帯が臭くなってきても、そのまま使うのは個人的にはちょっと、、です。

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たまに組手をしている時に、匂いの強い拳サポとかの人と当たると、なかなかしんどく感じます。笑

なので私もやはり汚れたら洗うと言うのが、一番近いかなと思います。

 

私の経験なのですが、

空手の帯は週に一度くらいの利用ではそれほど汚れたり、匂いがしたりはしません。

実はそういった意味で、頻繁に洗わなくても確かに大丈夫なのです。

でも目に見えない雑菌やカビはあるようにも思います。

なので、衛生的には本当は洗ったほうが良いのかなという気もします。(;´д`)

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私の場合は、直射日光に当たらない風通しの多少良い所にずーっと干しっぱなしにしています。

練習に行けない日々が続くと、ぶら下がった帯に「そろそろ使え!」と言われてるような気がします。笑

まだまだ綺麗な状態ですが、この帯がボロボロになってきたら少しは強くなっているのかな?と思いながら、稽古に励むのです。

 

皆さんは帯を洗いますか?洗いませんか?

それでもやっぱり武道・格闘技で伝統派空手をおすすめする4つの理由

あくまで私個人の意見です。

世の中、空手というか、スポーツや武道、格闘技は色々なものがあります。

ちなみに私の格闘技経験は、伝統派空手、ボクシング、キックボクシングです。

その中でやはり

伝統派空手はオススメ

だと思います。

なぜそう思うのか?

を書きたいと思います。

※あくまで個人の見解です。ご理解の上お読みください。

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まぁ、色々とご意見はあると思いますが、あくまで私がそう思っているだけですので、ご参考程度に見てください。

ちなみに空手の魅力については過去記事でもご紹介していたりします。

www.karatekagolf.com

では、早速ちょっと書いてみたいと思います。 

1.伝統派空手って何?

伝統派空手という空手があります。

よく空手というと、バチバチに打ち合うフルコン空手を想像する方も多いと思います。

それとはちょっと違います。

いや、大きく異なります。苦笑

一言で言うと組手の試合では、打ち抜かない(ダメージを与えない)のがルールです。

なので、伝統派空手の試合を見ていてKOするとか、殆どありません。

K-1とかのキックボクシング、ムエタイ等と比較すると、

「打ち合わないなんて物足りない!」

「これじゃあ強いのかわからない!」

「KOこそ最高に盛り上がる!」

 

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なんて人もいるかもしれません。

まぁ、確かにそれはそうなのですが、

皆さんが勘違いしている点がひとつあります

それは

「組手は空手の稽古の一つに過ぎない」

という事です。

稽古の一つである組手のルールが盛り上がるとか、盛り上がらないとか、強いとか弱いとか関係ありません。

MMA(総合格闘技)で伝統派空手出身の堀口恭司選手が活躍しているように、そのルールに合わせて練習して試合をする訳です。

だから「寸止め」と言われる組手を見て、強い・弱いとか論じるのはあまり意味がないことだと私は思っています。

何故ならそもそも強い人は強いし、やる人はそのルールに沿った練習をして試合に出るわけですから。

 

さて話は少し戻りますが、

伝統派空手の組手のルールが打ち抜かない!KOしない!というルールなのです。

なぜか!?

答えは単純で危ないからです!

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空手は元々ボクシングやキックボクシングのようにグローブをつけて戦う前提ではありません。

グローブを付けるという事は、一撃ではなかなか倒せません。

相手を倒すためには「効かせる」ために連続攻撃(要するにコンビネーション)をして、脳震盪を引き起こして倒すわけです。

これがKOですね。

一方空手は本来素手です。

素手ということは何を意味するかというと、一撃で相手を倒してしまう可能性が高いという事です。

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パンチをボールに例えれば、同じスピードでソフトボールが当たった場合とゴルフボールが当たった場合では小さいゴルフボールの方が威力は大きいのと同じですね。

つまり一撃必殺の戦い方なのです。

※実際には小さいグローブみたいな拳サポーターを付けます。

ちなみにフルコンの代表的な組手は、顔面に対しての手の攻撃を禁じています。

これもまたもし顔面に一撃入るとすぐに終わってしまう事でしょう。

そもそも武道である空手は、人に見せるためのものではないのかもしれません。

観客を盛り上げるとかは多分ないと思います。

  

2.伝統派空手のおすすめポイント!

それでは私の考えるオススメ理由を下記に書いてみたいと思います。

※個人的な意見ですので、ご理解ください。

①スピード重視!の組手が楽しい!

伝統派空手の組手というのは、かなり早いです。

剣道の試合とかも相当早いですが、あんな感じです。

相手を倒すパワーよりもスピードが要求されます。

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早くないとよけられないし、攻撃は当たらないのです。

 

安全に自分の技を磨き上げる、間合いの詰め方、フェイントなどを相手との駆け引きしながら戦うのです。

これが最高なんです!楽しいのです!

スピード重視という事で、基本的に動作が速いです。

動作が速いという事は無駄な動きが不要なんです。

というか上手く体を使わないと、スピードは出ないのです。

無駄な動きを無くすとなんだかジャッキー・チェンのような達人的な動きに近くなってきます。

スターウォーズのジェダイの騎士がライトセーバーで戦っているような感じになるのです。

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何だか楽しそうな気がしませんか?

こんな技が使えた、こんなフェイントが効果的だった、研究して試行錯誤しながらいろんな事が出来るのです。

自分の得意な技を研究してみたり、意外性のある技で翻弄してみたりできます。

技を磨いたらすぐに組手で試してみるなんて事も魅力ですね。

パワーで押し切るとかではないのですが、私は結構華麗な感じで好きです。

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そして仮にポイントを取られても、別にダメージは蓄積しないので、もう一度ゼロから戦えるのです。

確かにキックのスパーリングなどで、磨き上げた技で一撃KO狙いだ!!の戦いも楽しいですが、同じくらい楽しいのです。

 

②組手の安全性が高い

伝統派空手の組手は、寸止め(当てない)のポイント制です。

賛否ある寸止めですが、

私から言わせてもらえれば

安全で実戦形式の稽古(試合)は最高だ!

と思います。

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スピード重視だけども、当てないから怪我もしないし、ダメージも残らない。

安全に実戦を体感する事が出来るのです。

極端なことを言えば、男性vs女性 大人vs子供の組手も成り立ちます。

これは基本的に当てないからこそ出来るわけです。

やはり一番は、怪我や後遺症が怖いのですが、他の格闘技などに比べても安全度合いは高いと思います。

 

フルコン空手は組手の内容やそもそもの練習がハードなので、練習自体について行けない人も結構いるそうです。

それだけ強くなるためにもキツいのかなと思います。

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キックボクシングやボクシングなどは、やはり後々の後遺症などが心配です。

スパーリングとかはやはり殴り合ったりします。

意外と骨折とかの怪我はしないかもしれませんが、実際に殴り合うので

脳へのダメージが不安です。

脳のダメージは回復しないダメージなんです。

一度壊れてしまった脳細胞はもう戻りません。

そんな事が積み重なると、パンチドランカーと呼ばれる症状や様々な過酷な後遺症に襲われる人もいるそうです。

神経質になりすぎる必要はないかもしれませんが、私には実際のところわかりません。

まぁ、それを言い出したら、ラグビーやアメフトとか激しいスポーツはあるので、何とも言えないのですが、それでも脳へのダメージはやはり怖いです。

切り傷や骨折は時間が経てば治りますが、脳のダメージは治らないと言われてます。

特に子供の頃からそんなダメージを負って大丈夫かな?と思ってしまいます。

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そういった意味でも伝統派空手の寸止めの考え方は

安心感があるので、練習にも身が入るのです!

 

③型(形)を重視

型の練習こそ私は素晴らしいと思っています。

いくつもの動きがある中で、いろんなポイントがあります。

それを一つ一つ体感できるのです。

そして型も打てば打つほど上手になります。

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私はこの「分かる人にはわかる!」という型は素晴らしいと思います。

そしてこれこそ一生続けられる空手の身近なトレーニングなのです!

怪我も少なく意外にも体力を使います。

型を本気で打つとすごい疲れるのです。

健康の維持や体を鍛える上でも大いに役立つと思います。 

④練習がそこそこで楽しい

空手をやる人すべてが、無敵・最強を目指しているわけではないのです。

その人その人のペースでやれば良いと思います。

毎回倒れるような練習ばかりだと、私だったらいつか絶対に嫌になります。

空手を職業にしている人ならともかく、私たちのような趣味で楽しくやりたい人であるならば、そこそこ鍛えられて、それなりにやりがいのある

楽しい練習に行きたいです。

体は十分すぎるほど鍛えられますよ!

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それを実現してくれるのが伝統派空手なのです。

 

実際やるからには厳しい方が良い!という人もいると思います。

でも私は楽しくやりたいですし、辛いなとか思っていたら辞めてしまう人も結構いると思います。

そして安心してください!

伝統派空手のトップ選手はめちゃくちゃ強いです!

「寸止めだから強くないだろう。」は大間違いですよ。

だって止められるという事は、打ち抜けるわけで、なんなら打ち抜く方が簡単なんです。

トップ選手はゴリゴリに鍛えて、スピード&パワーを身につけてますよ。

このレベルになるとはっきり言って、化物ぞろいです。

強さを求めたいならいくらでも求められる環境です。

 

3.まとめ

私はキックボクシングも素晴らしいと思いますし、大好きです。

でも総合的に見ると怪我や脳へのダメージ、練習内容やら色んなことを考えると

やっぱり伝統派空手がいいのかなと思います。

※体験していないものは書けません。

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別に私は伝統派空手が最高で、それ以外は認めないという事を言っているわけではありません。

私のような中年で、

・空手に触れたい、体験したい。

・体も鍛えて強くもなりたい!

・でも怪我はしたくないし、仕事に影響を出したくない!

・気に入れば長く続けたい!

なんていう人には最高なコンテンツだと思います。

何から何まで私のような人間には丁度良いのです!!

 

最後にたまに聞きますが、

「伝統派空手は寸止めだから強いの?」

という発言は最近は何も思わなくなりました。

私はキックボクシングのプロとも一緒に練習しますし、伝統派空手の大会にも出ます。

その上で言いますが、間違いなく

伝統派空手は強い!

と思います。

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正確に言えば強い人は、

何やっても勝手にいろいろ鍛え始めて、

勝手に研究し始めて身につけちゃうので、

その競技だから強いとかではない事に気がついたのです。

さあ!そんな無駄な議論しているくらいなら、始めてみませんか?

伝統派空手を!!

※繰り返しますが私は別に業界の回し者ではありません!