ブログ分離中につき再投稿です。
組手試合はいよいよ佳境を迎えます。互いにポイントは取れず、時間はどんどん経っていきます。
お互い手を出しているもののポイントがとにかく入らない!私も何回か割とはいっただろ!という感じの突きを入れたりしていますが、ポイントにならず。
逆に相手の突きも何回かもらって、「しまった!?」と思うもポイントは取られず。
互いに打てども打てども、審判の「やめ」はかからず、蹴れども蹴れども「やめ!」はかからず。私は徐々に焦ります。実はこの時点でも組手の経験が圧倒的に不足していたからです。バリエーションも技も少なく、ジリ貧になってしまうのが目に見えていたからですね。なので勢いを切らさぬようとにかく頑張って攻めまくります。
でも当然ながら相手も攻撃を仕掛けてきます!それがまた結構素早い攻撃を仕掛けてくるので、気を抜いたら直ぐに攻撃を決められてしまいそうです。
とは言うものの、どちらにせよこのままでは負けてしまいます。
どうしてかと言うと、前の逃げたとされた注意と強く当てすぎた反則を取られています。相手は反則はありません。
このままでは、、という焦りは攻撃のタイミングも狂ってしまうかのようです。攻めきれず、刻一刻と時間だけが過ぎて行きます。漫画とかでよくあるシーンですが、そのまんま、何もできずに終了です。漫画だったら、最後の勝負だ!!という感じで劇的に技を決めたりするのでしょうが、私の場合そんな事もできず、単に時間が過ぎて行き終了という感じです。
そして無情にも試合時間終了のブザーが鳴ります。
私の空手デビュー戦はこうして反則しただけで、一ポイントも取れず終了したのでした。
両者ポイントがないので、判定になります。でも、私は反則をしてます。形だけの判定を行い試合終了となる訳です。
私にとっては想像していた以上のある意味最悪の結果です。人生初めての試合がまさかのノーポイントでしかも反則2つの優勢負けというなんとも情けない負け方ですね。どうせなら一本負けしたほうがスッキリするというものです。
審判が笛を吹いて、旗を上げるわけです。
ところが上がった旗は、赤の旗。つまり判定で私の勝ちとなりました。
どうやら反則行為はあったとしても、柔道のそれとは違い失格でない限り基本的には、判定に影響はしないという事が分かりました。
よく考えたら確かに見ていた小学生の試合もこんな結末だった試合があったような気がします。よく考えたら試合のルールもイマイチ分かっていなかったという事ですね。
とはいえ私のデビュー戦について、正直な感想は「勝った気がしない!」というのが嘘偽りのない私の感想です。
なんなら相手の方が良い突きを何度か打っていた気がしますし、反則云々を抜いても相手が優勢に感じていました。私はなかなか動きが取れず、じたばたしていただけの数分という感じでした。
ですが、自分の感想はともかく、なんとか初戦突破!
今回の大会で目標とした1回勝つという目標をデビュー戦で達成することができました。これは私の空手人生において上々の結果です。
どうやら注意をいくつか受けても、その内容次第では影響はないものもあるようです。この辺は勉強不足でした。
まずは得点について、一本:3ポイント 、技有り:2ポイント 、有効:1ポイント となっております。柔道だと一本取るとそこで終わりますが、空手は3ポイントもらえます。ポイント先取とか例えば6ポイント差がつくと試合が終わります。
基本的には、上段蹴りを決めるか転ばせてポイントを入れると一本が取れます。中段蹴りを決めると技あり、突きを決めると有効になります。
今回はこのポイントが両者一度も入らなかったことになります。ちなみに旗が2本以上でポイントになりますが、ちょくちょく止まっていたので、どうやら互いに試合コートすみにいる4人の審判のうち一人の審判だけは旗を上げたとかはあったようです。
逆に私の犯した反則は、覚えているだけですと2回。逃げたとされた行為と、強く当てたという行為の2つですね。
反則には、忠告、警告、反則注意、反則、失格の順にペナルティが定められています。
反則注意まではワーニング扱いのようで、以降反則と失格はその場で終わりになる場合もございます。
どうやら柔道の有効みたいな感じで、私はこれで負けを覚悟していたのですが、どうやらそれは違ったようです。
そして自分で振り返ってみても正直な所なぜ私が判定勝ちしたのかはよくわかりません。正直相手は相当強かったという印象なのですが、、、、。
とりあえずは、今回は目標の1勝ができたので、細かいところは置いておいて、よしとしましょう。