カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

いい年した中年が、突然格闘技・空手にハマった!というブログです

【大会・試合】 初めての空手大会⑥ 組手の構えで大体の実力が分かる!?あなたの構えは攻撃型?防御型?

ブログ分割に伴う再投稿です。

 

さて、いよいよ組手競技の開始です。

審判の始め!の合図で組手の開始です。漫画だと私の実力では到底書けないのですが、一般の部では、メンホーと拳サポーター、シンガード、インステップガードもしくは一体になっている奴が必要です。人によっては胴プロテクターとかファールカップをつけたりもします。

私は胴プロテクターもファールカップも必ず付けます。大丈夫だろうと思うとは思いますが、それで怪我してもしょうがないという思いに至ります。


実際に会場に出てきてから、自分の 組手試合が始まるまでは、独特の緊張感の中試合を待つことになります。この緊張はなかなかいい緊張感です。

始めの合図で試合は始まるものの、ここから先はその人それぞれの戦い方ですね。なにせ私は初めての大会です。真剣勝負するのも初めてです。野球で言うところの第一打席は敢えて一度もバットを振らないと言う作戦もありますが、流石に組手の試合では先取と言われる、最初にポイントを取ったほうが結構有利な状況を作り出せてしまう為、あまり様子見というのは得策ではありませんね。

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試合が始まると当然相手も、こちらに攻撃を仕掛けてくる訳ですから、のんびりしてる訳にも参りません。防御を固めつつも攻撃に転じるのか?攻撃を狙いつつ防御に当てるのか?この人それぞれ好きにしていい!と言うのがいいですね!正解がないのです。というか勝った方が正解なのです。

私の場合は、とりあえず相手の攻撃をかわしつつのカウンター狙いとか器用な真似は今はまだできないので、ただ只管間合いが詰まったら攻撃を繰り返す方針です。

ところが相手が実際にやる気満々で出てくると、意外な程攻撃ができません。ビビっていると言うよりかは、意外とスキがない事に気付かされます。

いざ攻撃を仕掛けようとすると、カウンターが飛んできそうな雰囲気なんですね。実力差があまりない場合は、あまり安易に攻める事も叶いません。

今回の相手は、オーソドックスな構え方ですが、なにせ見た目が五郎丸と来てますからね、慎重にならざるを得ません。

身長は私とほぼ変わらないぐらいですが、メンホー越しに見る相手はより大きく見えます。

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この組手の構えというのは、人それぞれ個性があるようです。人によっては上段に構えていたり、達人レベルだとノーガードと言う人もいるようです。よく空手道選手権とかで全国の猛者たちがやっている構えは、割と同じような構えで、上体リラックスした状態で、左手前の胸(か少し上)の位置、右手お腹前あたりというのをよく見ます。一撃必殺の考えである伝統派空手は最初の一撃が大事なので、スピード重視の構えになっているのかなと思います。※突きは割と下から上に打つほうが早いそうです。

 

今回の相手のお父さんは、まさにお手本通りの構えですね。

ちなみに本当のお手本というか私の師匠の会社の空手部の後輩君に話を聞くと、左手は相手の顎の位置、右手は相手の水下の位置にあるのが基本だと聞きました。いろんな構えがあるが、基本ができてない人が変な構えをしても良くないのでということで、私も基本的な構えを練習させられました。

なのですが、キックボクシングジムに通っているうちに、だんだんとボクシングよりの構えに近くなってきて、右手の位置はほぼあごの辺りにあります。私にとっては右の拳はこの位置にある方が扱いやすいのと、瞬時にストレート(右の突き)を出す必要がある場合に、一番慣れているというのが実際のところです。

相手から見たときに私はどう見えているのでしょうか?ソレばかりは相手に聞かないとわからないですね。

 

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キックのジムでも構えについては、散々言われます。でもトレーナーの出身によっていう事が少々異なるのですが、伝統派空手が一番近いのは、ボクシングの構えだと思います。ボクシングは蹴り技がないので、間合いの制しあいが重要だそうで、割と飛び込んで打ちまた離れるという動きをとります。キックボクシングも同様なのですが、前蹴りやローキックをよく使うため、飛び込んでと言うよりかは間合いを詰めてケリの応酬みたいな感じになりますね。

本当は自分の一番得意な攻撃を活かせるような構えを取るのが正解なのでしょうけど、まだまだそんな域には達しません。いつか俺の構えはこれだ!!っていう構えに巡り会いたいものです。

 

そんな構えですが、攻撃を得意とする構えと防御を得意とする構えがあるようです。結局どっちも大事っちゃあ大事なので、全国レベルの選手はほぼ同じ構えになるのでしょうけども、変則的な構えをする人が出てくると、楽しくなりませんか?

例えば剣道で二刀流の選手が出てきたり、メジャーリーグで活躍した野茂のトルネードとかイチローの振り子とか、自分の個性がハマったらとんでもない強さを発揮するのではないかなと思うのです。

攻撃は最大の防御であるという考えもあるかもしれませんが、果たして確実にそう言い切れるのかは私は疑問です。サッカーのカウンターを得意としているチームは、基本的に引いて構える防御の陣形をとっている事が多いのですが、一度ボールを奪って一気にカウンターの形に持ち込むと、相手の陣形は崩されてあっという間に形成が逆転!!なんてシーンもよく見ると思います。あれを見ると攻撃のみというのも考えものだなと思います。

最近よく聞く「後の先」ということなのでしょうか。 

そういえば先日娘が、「組手が嫌だ。型の方が良い!」と言ってました。また怖いだの言い出すのかと思ってなんで?と聞いたら、「組手は頭を使うから疲れる。だから嫌」だそうです。正直びっくりしましたね。彼女も知らないうちに成長していたのでしょうか。

今の私を悩ます構え!今後も研究を続けて私の得意な形を見つけたいと思います!