カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

いい年した中年が、突然格闘技・空手にハマった!というブログです

【大会・試合】初めての空手大会④ 形(型)の試合開始!さて結果やいかに!?

本記事はだいぶ前の記事の再投稿になります。

 

形の試合が実際に始まりました。 後で動画を見直すと思いっきり力が入ってます。やると隣とかこれほど関係ない競技も珍しいということに気がつきます。

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形はその技のキレや理解度を審判は見てきます。先生は大体足の動きを見ればその人の実力が分かるというように、練習の成果がモロに出てしまう競技ですね。

あまり誤魔化しというものができないのですね。だからこそサボっていたら絶対に勝てないのが形なのかと思います。

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形の試合は基本的に、自分の宣言した形をする訳で、相手が何をしているのか、相手がどれぐらいのスピードなのかわかりません。でもいきなり聞こえる相手の気合の「エイ!!」という掛け声にビクッとなります。 Σ(・ω・;|||

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 さあ、少し力んだ感もありましたが、結果は如何に!!?中央の審判の「ピーッピ!」という笛とともに旗があがります。1対4で負けました。 まぁ、正直言って相手は大学の空手部とは言え、黒帯じゃないのだからひょっとしたらこちらにも付け入る隙はあるかも!?と思っていたのはどうやら幻想だったようです。

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 ですが私は忘れません!イケメン大学生相手に戦った私に一本上げてくれた審判の顔を!!彼はきっといい人だ!間違いないと思います。しかも主審を勤めていた人なので、ひょっとしたら正面から二人を見ているワケですから、1.5ポイント分くらいの価値があってもおかしくはありません!と負け惜しみを思ってみたり。

因みに師範である先生にも聞いたのですが、結構形での競技は審判が旗を上げた上げないというのを皆覚えている人が多いらしいです。

先生曰く数年前にとある県の合宿に参加した際に、強化指定選手が「あの時の形の試合で旗を上げてもらった」と言ってきたりするそうです。私も気持ちは分かります。

この審判の人を街で見かけたら一杯奢ってあげたくなりますね!きっと。

 

さてそんなこと言っても結果は、ボロ負けでした。

後でビデオを見てみると、大学生はかなり上手でした。どうやら同じ流派(剛柔流)らしく、彼の打った形は「撃砕第一」。対して私は「撃砕第二」。同じぐらいの出来であれば「撃砕第二」に旗が上がるはずです。

にも関わらず、大学生に4本の旗が上がったという事は、だいぶ差があったのだなと思います。実際に技のキレという意味では彼の方があったと思います。普段の練習がウソをつかないのだなと実感する結果になりました。

 

ですが気合だけは負けないようにと望んだのは一本に繋がったのかなと思います。現実はやはり技の理解度や美しさの点で技術不足であったと思います。

 ちなみにこの大学生は、恐らく「撃砕第二」も普通に打てると思います。次の試合も彼は「撃砕第一」を選択していたので、よほど自信があるのかなと思いました。こんな風に形の戦いは人それぞれの戦略があったりするのも楽しいですね。

 

私は自分が一回戦負けしたにも関わらず、決勝が終わるまで端っこで試合を見ておりました。同じ形でも少々打つ人によって違ったりして、勉強になりました。

特に感じたのは、やはり力みですね。力感があるというのとは別で、力みはキレを殺します。なんでもそうですが、キレというのは非常に大事です。

キレを出すためには沢山の形を練習する事でキレが出てきます。やはり練習量は裏切らないということですね。

 あと人の形を見ると、やはり割と同じぐらいの実力なんだなと思います。但し優勝者と私と対戦した大学生だけは、頭一つ出ていたかなという印象です。

 

何が違うかというと、

①体幹のブレが全然無かった事。特に頭の上下動が少なかった事。

②全然力んでない事で技にキレがあった事

③技を理解しているという事でしょうか、引手の位置や技の出し方が上手だった事。

④連続で動くときに全然バタバタしない。必要以上の無駄な動作がない。例えば突きを打つ時に、スムーズにツキが出て、引手もきっちり極まってるとか。

⑤何より姿勢がより美しい。ブレない。頭中心にコマのように体を使いまわします。

 

傍らで決勝戦を見ていると、この日の為に特訓したであろう剛柔流の「セーパイ」をやってましたね。彼らの演武を見ていた私は、きっと北斗の拳で言うところの、レイの南斗水鳥拳を見て一瞬見とれてしまったユダのようだったと思います。

私もユダと同じように心の中で「おのれえ!!」と思いました。ユダの気持ちが分かってしまいます。

 形は第一試合であっさりと敗退してしまいましたが、もっと集中が必要だった事、もっと脱力が必要だった事。もっと技の理解が必要であった事が分かっただけでも収穫です。 

そして意外な事に形の試合が終わった後はいきなり汗だくです。子供たちも上手な子は、形用の道着と組手の道着を持っていると聞きますが、こんな理由だったのかと思いました。汗をかいたあともずーっと同じ道着を着るのはちょっと嫌ですね。

 

ですが、初めての大会1本旗を上げてもらった事もあり、楽しかったですね!

また修行して出直したいです!!