カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

いい年した中年が、突然格闘技・空手にハマった!というブログです

【いい話】白い犬と少年!霊感ボクサーの心霊ノックアウト!

武道・格闘技をやっていて、たまに面白い話や良い話を聞けたりします。

また武道や格闘技をやっていたからこそ起こり得る体験なんてのも世の中にはあるのです。

空手や格闘技に関する私が過去に聞いたり・経験・体験した

「ちょっといい話」シリーズです。

 

 

1.心霊ボクサーについて

 

私が通うジムのトレーナーのAさんです。

元プロボクサーで現役の頃は、結構強かったようです。

日本ランクの上位にいたようです。

ちなみに実在の人物です。

 

ユーチューブで見ると、普通にテレビ中継されているくらいの選手でした。

プロ戦績は25戦18勝(14KO)5敗2分けとかそれぐらいの戦績

初めはキックボクシングを教えてもらっていたので、てっきりキックボクサーだと思っていました。笑

自分のことをハードパンチャーだったと言っていたのは本当のようです。

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ちなみにその先生は、元々空手もやっており、さらに今では総合もこなす真の格闘家でした。

そんなトレーナーですが「秘密がある」と大きな声で言っていました。

 

それは彼が霊感体質であること。

そして幽霊を何度も見たというのです。

過去の経験を面白おかしく私たちに話してくれるのです。

もはや秘密でもなんでもないですね、、、笑

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私はもう何年もその話を聞いているので「またか!?」と思うのですが、なかなか面白い話もいくつかあるので、勝手ながら書いてみたいと思います。

会員を楽しませるための、ある意味トレーナーとしてのテクニックなのかもしれませんね。笑

私達会員も全部本気にしているわけじゃないのですが、でも全くの嘘だとも思っていません。

※諸々の事情で私が脚色してますので、ご理解くださいませ!

 

2. 幽霊を見る条件!?

Aさん曰く、幽霊を見るにはコツというか条件があるそうです。

このあたりがもう嘘くさいですが、Aさんが幽霊を見るのは決まって減量中だったそうです。

過酷な減量を強いられるプロボクサーならば、まぁ、幻覚を見るとかあってもおかしくない気はしますが、、、。

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普段の生活ができないくらいに、力がなくなったり。

水を求めて川に飛び込みたくなったりするそうです。

極限状態に追い込むわけでその時は覚醒状態というか、神経が研ぎ澄まされるそうです。

そんな状況になると、異常に動体視力が良くなったり、匂いにすごく敏感になったりするらしいです。

そして見えてはいけないものが見えてしまったりするそうです。

幽霊って意外とそこかしこにいるので、ぱっと見気がつかない時もあるそうです。

((((;゚Д゚))))

 

3.道路脇にいる白い犬

当時のAさんは当時20歳くらい、現役バリバリで名門ジムに所属していたそうです。

減量は得意だったと本人は言いますが、フラフラにはなるらしいです。

ある日のこと、ロードワークに出かけた途中の横断歩道で信号待ちをしていた時の事。

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横断歩道のところで座っている白い小さな犬を見つけたそうです。

Aさんは特に気にしていなかったそうですが、よく見ると首輪もしていないその犬は道行く人を見上げては尻尾を振って近づくものの、誰もその犬に気がつかない。

そんな状況だったそうです。

普通犬が近くに来たら、立ち止まったり目線をやるのが普通ですが、誰もそれをしてなかった。

その様子がすごく違和感があったので、ピンときたそうです。

「こいつ、、、犬の霊だ、、、。」

Aさんはどうやら犬がこの世のものではないと気がついたそうです。

Aさんは面倒を避けるために、白い犬には近づかずロードワークに行ったそうです。

 

4.命の恩人!?

168cmくらいバンタム級のAさんの減量は本人が言うには割と楽な部類だったそうです。

でも、流石に後半に入るとフラフラになってくるそうですね。

ご飯を食べる夢を頻繁に見るそうです。

更に上手に減量しないと、リカバリー出来なかったり、全く力が出ない状態で試合に臨む事にもなりかねないとの事です。

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そんなある日、雨が少し降っていた日でロードワーク中に、気分が悪くなったしまったそうです。

目が回って、とても走れる状況じゃないとコンビニで休もうとフラフラとしていると、突然「ワン!」と犬が吠えたそうです。

見ると足元に例の白い幽霊犬!

そして直後にトラックが猛スピードで目の前をかすめて走り去ったそうです。

これには多少のことでは動じないAさんもビビったそうです。

もし犬が居なかったら轢かれていただろうと言っていました。

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白い幽霊犬は、Aさんを見上げて尻尾を振っていたそうです。

そしてAさんが犬に触ろうとすると、犬はふっと消えてしまったそうです。

 

それ以来その道を通るたびに、幽霊犬を探すようになったそうです。

白い幽霊犬は道行く人に片っ端から嬉しそうに尻尾を振ってわんわんと吠えて、気が付いてもらえないと、次の人へとおんなじ事をずーっと繰り返したいたそうです。

Aさんが近づくと同じように、嬉しそうに尻尾を振って駆け寄ってきて、触ろうとすると消えてしまう、、そんな事を繰り返したそうです。

 

5.気弱な少年

幽霊犬に出会ってから2週間ほど経ったある日、いつものようにロードワークに出たAさんは意外な光景を目にします。

それは中学生の集団に歯を向いて威嚇す例のる幽霊犬がいたそうです。 

中学生は4人

そのうち3人は笑いながら、ひとりの少年を小突いたり、馬鹿にしていたそうです。

どうやらひとりの少年を虐めているように見えたそうです。

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幽霊犬はその少年を守るかのように、残る3人に吠え続けていたそうです。

とはいえ、誰にも見えていませんが、、、。

少年たちが居なくなった後、幽霊犬の姿も見えなくなったとのこと。

Aさんは少し気になりつつも、そのままロードワークを続けたそうです。

 

ロードワークを終えてジムへの帰り道で、ふと見るとさっきの苛められていた少年が歩いていたそうです。

少年の顔にはどうやら殴られたようなアザがあり、泥だらけだったそうです。

傍らには幽霊犬が寄り添っていたそうです。

 

6.少年と幽霊犬

Aさんは思わず声をかけます。

Aさん「なあ!君!!」

少年「え!?」

少年は驚いた顔をした後、明らかに警戒した雰囲気。

自分で声を掛けたものの、なぜ声をかけたか焦るAさん。

Aさん「あー、、いやー、、。そうだ!小さい白い犬の事知ってる?」

Aさんは咄嗟にそう言ったらしいです。

少年「!?な、、何のことですか?」

恐る恐る聞く少年に、犬の特徴を話しました。

少年「それは僕が前に飼っていた犬のことですか?」

少年の言葉に、Aさんはやはりなと思ったそうです。

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少年は小さな白い犬を飼っており、でもその犬は半年ほど前に車に轢かれて死んでしまったという事です。

少年は戸惑いながら、そう話をしたそうです。

そんな彼の傍らに幽霊犬はちょこんと座って、かつてのご主人に尻尾を振り続けたそうです。


Aさんは少年に幽霊犬の話をしても信じてもらえないと思いこんな事を言ったそうです。

昔少年と犬を見かけたことがあって、その犬が大昔に自分が飼っていた犬に似ていたから気になっていた」と嘘をついたそうです。

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そしてついでに何で泥だらけなのか?聞いてみました。

犬の話で少し打ち解けていたAさんと少年は自分が中学1年生で、部活の中学3年の先輩に苛められている事を話したそうです。

Aさんは「そうか」とだけ言って、その場で少年と別れたそうです。

 

7.Aさんの恩返し!?

その日少年はまた上級生に小突かれながら、道を歩いていたそうです。

3人の悪ガキは少年を殴ったり、蹴飛ばしたりやりたい放題。

道行く人たちも眉をひそめて、見ているだけだったそうです。

少年はじっと耐えていた時に、ふと声をかけられました。

「よう!!少年!!」

Aさんでした。

 

Aさんの隣には金髪の高校生が立っていました。

それは同じ中学出身の地元では超有名な「怖い先輩」でした。

「え!?」

少年を含む中学生は呆気にとられます。

「随分探したよ!!なぁ!!」

と笑顔のAさんは金髪高校生に言います。

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金髪高校生はじろりと3人の悪ガキを睨みつけた。

少年が3人組を見ると真っ青な顔で震え上がっています。

金髪高校生は彼らが中学入学時の3年で、有名なワルの先輩だったとのこと。

そしてAさんの実の弟さんだそうです。

 

悪ガキ「え?な、、なんですか?」

金髪高校生「てめーらがそいつを虐めたせいで俺が兄貴にボコボコにされたんだ。」

金髪高校生はそう言って睨みつけると1人の胸ぐらを掴んだ!!

悪ガキ「すみません!!すみません!!」

Aさん「俺さ、この少年と友達なのよ。友達が苛められてりゃ助けるだろ」

悪ガキ「・・・は、、はい!!」

Aさん「俺は大人だからお前らを殴れない訳よ。だから弟を殴った。」

 

悪ガキたちは意味が分からず、

悪ガキ「弟さん関係ないんじゃ、、、。」

と言いかけた時に、

金髪高校生「てめーらのせいだろうが!!なに口答えしてんだ!!」

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悪ガキたちは最早まともな会話が成立しないことも、これから起こるであろう人生で最悪な自らの悲劇も容易に想像できたであろう。

 

Aさん「それじゃあ!行こうか!!」

弟さんに後を任せてAさんは少年と一緒にその場から立ち去ったそうです。

そして、そのあとは弟さんから何も聞いていないそうです。

それからそのイジメが無くなったということは言うまでもないでしょう。

 

8.白い犬と少年の話の終わり

Aさんは少年を白い犬のところに連れて行ったそうです。

白い犬は嬉しそうに吠えながら、少年の周りをウロウロと歩きます。

Aさん「白い犬の話だけどさ、事故で死んだんだろ。たまには顔見せにきてやりな。」

少年は不思議そうな顔をしてから、頷いた。

白い犬はご主人を見上げて嬉しそうに届かない声で「ワン!」と鳴いた。

少年は「え!?」と驚いた表情で、「あれ?今何か、、!?」

と呟いてあたりをキョロキョロと見回した。

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それからしばらくして白い犬の霊を見ることはもう無かったそうです。

「無事に成仏したのかなぁ。」なんて言ってました。

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ひょっとしたら減量が終わって、単に「見えなくなった」だけなのかもしれませんがね。

 

Aさんは3人兄弟で、〇〇3兄弟として地元では有名な存在だったそうです。

Aさん曰く

「兄貴と弟はすごい悪だったけど、僕は真面目でしたよ」

とよく言うのですが、ちょっと信じがたい。笑

 

ちなみにその時の試合はプロ2戦目か3戦目だったそうです。

結果は?と私が聞くと

Aさん「当然KO勝ちですよ!!」と言って笑った。