スポーツにおける死亡事故は、我々の知らないだけで実は結構多いものです。
危険を時に伴う空手や格闘技に於いても、絶対に安全とは言い切れません。
普通にやっていれば事故はそこまで起こりませんが、不運が重なりなくなってしまう方が居るのも事実。
指導者も我々愛好者も万全を期して、未然に事故を防ぐ事を第一に考えるべきだと思います。
- 1.キックボクシングにおける死亡事故
- 1−1.スパーリング後に電車で卒倒の後死亡
- 1−2.練習中に倒れてそのまま死亡
- 2.キックボクシングは何故死亡事故が少ないのか?
- 3.キックボクシングの怪我について
- 4.スポーツにおける死亡事故
1.キックボクシングにおける死亡事故
キックボクシングは、パンチも蹴りもありかなりハードなスポーツです。ですが、実は死亡事故自体は非常に少ないのが実態です。
私もなんだかんだと10年近くキックボクシングをやっていますが、死亡事故に関する話は殆ど聞いたことがありません。
ちなみにムエタイの本場タイでは、少年による試合も多く死亡例は報告されています。但しそれもやはりタイでも衝撃的な事故として捉えられており、ルール改定に至ったという経緯があります。
では、キックボクシングですが、全く無いか?と言われると残念ながら存在します。
私の知っている範囲の話です。
1−1.スパーリング後に電車で卒倒の後死亡
同じジムに通う人から聞いた話です。
事故が起きたのは、ベテランの男性40代か50代と聞いています。実力が高く体が大きな方でアマチュアキックボクサーだったそうです。
週に一回程度マススパーリングをやっているそれなりに上手な方だったそうです。
その日も普通通りにスパーリングをしていたらしいのですが、若い選手にわざと顔面を打たせたりしていたそうです。
体が大きいが故に、割と攻撃をもらっても大してダメージを負わないという自負があったのかもしれません。
そして普通に終了し、家に帰る電車で倒れそのまま亡くなったそうです。
1−2.練習中に倒れてそのまま死亡
これは以前私が通っていたジムの会長に聞いた話です。
その選手は元プロキックボクサーで、年齢は30代半ばくらい。
軽いスパーリングを2ラウンドくらいしてその日は終了。なんかその日は練習前からフラフラする、、と言っていたそうです。それ以降練習には来ず、入院。数週間後に死亡したそうです。原因は脳疾患と診断されたそうです。
スパーリングとの因果関係は不明ですが、、。
2.キックボクシングは何故死亡事故が少ないのか?
キックボクシングは他の格闘技に比べて死亡事故が少ないまた、脳へのダメージが少ないとされています。
理由は以下の通り
・蹴り技が多い戦いなのでボクシングほど脳へのダメージがない
・死亡リスクは脳へのダメージが大きいとされる
・ボクシングに比べ試合ラウンドが少ない
・柔道やMMA等の絞め技がない
・近年の練習方法や健康管理がしっかりしてきている
こんな理由もあり、キックボクシングにおける死亡事故は比較的少ないと言われています。死に至るほどのダメージは脳へのダメージが大きな要因になるようです。
蹴り技が多いキックボクシングでは比較的少ないとは言え、キック「ボクシング」の名のとおりにボクシングもあれば、頭部への蹴りもあります。
十分な注意と管理が必要と思います。
3.キックボクシングの怪我について
死のリスクは比較的少ないとは言え、骨折や脱臼、その他打撲などはボクシング以上かもしれません。不意に当たりどころの悪い攻撃をもらってしまうとあっさり骨折なんて事も聞きます。
実際私も手首の怪我(多分骨折)、肋のヒビや股関節痛等色々とありました。スパーリングもガチスパーだと鼻を折ったとか聞いたこともあります。
十分な準備と安全への意識は常に持つ必要があります。
死にはしないですが、骨折とかは流石に重症ですから!
4.スポーツにおける死亡事故
スポーツにおける死亡事故はやはりいくつかあります。
部活動における学生の事故もアマチュアスポーツでも結構あります。
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/db/seeds/descente11_03_takatsu.pdf特に多いのが、熱中症と首や脳への直接的なダメージなどです。
熱中症については、夏場の体育館等の暑い中での練習や稽古はある意味大変危険です。
これは指導者だけでなく、関わる全ての人が認識する必要がありますね。
夏の暑さは本当にやばいです。
水分補給もしっかりと行いましょう!
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