空手道クラブを立ち上げました。
道場運営について少し書き置きたいと思います。
想像以上に難しいものだと実感しますが、それでも楽しいものですね。
1.稽古開始6ヶ月の振り返り
稽古を開始して早いもので、6ヶ月つまり半年が過ぎました。
あっという間に半年が経ったのですが、振り返ってみたいと思います。
この半年はやはりコロナウィルスに翻弄された半年であったのだと思います。
1−1.稽古実績
結局4月〜9月までは合計24回の稽古を行いました。
時間は9:30〜11:00
特段トラブルもなく終えることができました。
引き続き出稽古メンバーが来てくれたのは、ありがたい事です。彼ら・彼女らは特に当道場に義務で来る必要はないので、「指導がつまらない、練習しても楽しくない!」なんて事になったら来てくれなかったのではないかと思います。
まず出稽古メンバーが来てくれる稽古は、彼らの役に立つ稽古でなくてはいけませんし、「もういいかな!?」と思われたら、もう二度と来てくれないかも知れません。
そういった意味で、最初の3ヶ月に続き、半年もの間出稽古に来てくれたという点で非常に良かったかなと思います。
また前回に引き続き、大きな怪我などが無かったのはとても良かったです。子供だけでなく大人の会員さんも入ってくれたので、子供とは違いやはり怪我のリスクがそもそも高いという点も考えなくてはいけない点だと思います。
この半年間、怪我もなく続けられた点は非常に良かったと思います。
1−2.指導内容
稽古自体は、最初の3ヶ月に比べて大きくは変えてはいません。楽しいと思ってもらえる稽古をしていきたいと思っておりますし、毎回稽古に行きたいなと思ってもらえるのが理想として稽古してきたと思います。
ただ指導の内容は、やはり少しずつ変わってきている気がします。
例えば最初は少人数だったということもあり、動画を撮影したり、一人ひとりに対して細かい話をしていましたが、新規メンバーも加わり全体を見渡す必要が増えてきた事が大きな理由です。
サポートしてくれる指導メンバーがいる場合は細くできるのですが、やはり私一人だけですと、細かく見れないことが多くなってきてしまい、稽古内容を少しずつ大人数に対応するように変更してきたように思います。
当初思い描いていたミットの練習等はやはりミットを持てる人が限られてしまう上に、道具も揃っていないため、結局活躍したのは、かさばらず安全性の高い100円ショップで購入した棒状のアイテムでした。
また基本もそうですが、「打ち込みも多くやるようになってきた気がします。打ち込みはやはり距離を知る上で、非常に有効な練習だと思います。
怪我なく事故なく練習をこなすには、それなりの練習メニューが確立されていくのかなと思います。
1−3.見学者、体験者、入会者
宣伝手段が「インターネットのみ(ブログ)」という状況に変わりがないのですが、この状況を打破すべく、新聞にチラシを入れてみました。
公民近所に1,000軒にまずは配ってもらいます。
配ったのは8月のオリンピックの空手競技があった週です。
結果はまさかの問い合わせゼロ!!全く効果が無かったとも言えますが、ただお盆時期、しかもコロナウィルスが猛威を振るった8月ですから、増えないのは当然とも言えるかも知れません。
一方でこの半年で6人もの新規会員さんが増えました。問い合わせすら全く無いという道場も多くある中で6人も増えたことは大健闘と言えるのではないでしょうか。年内の目標は10名まで増やす!という高い目標を持って行きたいですね。
ちなみに個人的な理想は30名のメンバーが参加し、指導者3名程度いると活気があって良いなと思います。
2.怪我、トラブル、問題点
この半年間でのトラブル、問題は殆どなかったです。これは大変に素晴らしいことだと思います。自分自身が空手でもキックボクシングでも怪我ばかりしていたので、非常に良かったです。
どれだけ気にしてても、気をつけてても起こってしまう可能性があります。やれることは徹底的に怪我を予見してリスクを減らすこと。
どれだけ良い稽古ができても、怪我をさせてしまっては何の意味もありません。
ここは引き続き徹底して行っていきたいです。
また大人会員さんが増えた場合にも同様に気にすべき点だと思います。
また一つ残念なことは、公民館からちょっと声が大きいという苦情を6月ころに頂いてますので、極力大きな声を出さないように取り組んだことですね。気合の声は小さく、、、なんて空手としては、ありえない状況を強いてしまったのは良くないですね。
なんとか講堂が使えるようになれたらいいなと思います。それには実績とあともう少し人数が必要です。来年の大きな目標です。
3.次なる目標(9ヶ月後)
空手サークルとして活動を実際に開始したのが4月ですので、今年いっぱいで9ヶ月を迎えます。コロナも落ち着いて来ているので次なる目標は2つ立てておきます!
3−1.会員を増やす
1つは新規会員さんを子供3名、大人1名増やすこと。現行6名のメンバーがおりますが、
大人女性3名
大人男性1名
小学低学年2名
という状況ですので、何気に小学生が少ないという現実が、、、。
なので、少年少女をなるだけ増やしてバランスを整えたらいいなと思います。子供たちはあっという間に上手くなるので、見ていて楽しいですし、活気があって良いですね。
3−2.稽古メニューを充実させる
稽古内容の見直しとも言えるかも知れません。当クラブでは筋トレ等を一切行いません。これは少年少女に対し、今行ってもあまり意味がないという考え方です。小学生のうちは楽しく空手をやってくれれば良いと思っています。
が、これから先人が増えてくれば、やはり上を目指したいという少年も出てくるかも知れません。上を目指すにはやはり多少勝ち負けに拘る練習になってくるかも知れません。楽しくやりたいという人と、試合に勝ちたい!という人が混在している状態で、上手に稽古を付けられるのが、ほんとうの意味での優れた指導者なのだと思います。
また人数が増えたときに、怪我なく楽しく空手の稽古をできるかもポイントになると思います。
3−3.会員さんの維持
6名の新規会員さんを如何に維持できるのか?続けてもらえるのか?というのが私に課せられた課題だと思います。つまらないと思われれば、クラブから居なくなるでしょうし、それに関してはどうしようもないことだと思います。
人によっては、楽しさよりも厳しい方が良かったという人も現れるでしょうし、色んな考えの人がいると思います。
その多くの人に満足度の高い練習を提供できれば、きっとやめようとは思わないはずです。なので如何に長く続けてもらえるのか?ここが工夫のしどころだと思います。せっかく希望を持って入ってもらったわけですから、私としても少しでも長く一緒に空手を楽しんでもらえるように努力するつもりです。
4.まとめ
引き続き、出稽古メンバーのおかげで何とか道場としての体を保つことができました。
そして6名もの新規会員様を迎え、少しずつ道場の体をなしてきているのかなと思っています。
但しまだまだ続く、場所問題や黒帯の出稽古メンバーが居なくなってしまうと、見本となる人が居なくなるという状況になり、稽古の質が落ちてしまう可能性もあるのです。
そのためにもなんとか今いるメンバーを早期に上達してもらい、今後新しく入ってきたメンバーの手本となってくれるように指導をしていきたいと思います。
あっという間の半年でしたが、それでも指導の内容が少しずつ確立されてきたかなと言う気はします。でも今の稽古内容が最高だとも思っていませんし、まだまだ改善の余地がたくさんあると思います。
空手家としての実績も栄光もない私だからこそ、この部分に妥協をしてはいけないし、自分もまた自分自身を鍛える努力を怠ってはいけないのだと思います。
このあと更に半年後、1年が経過した際にはどうなってくるのか?自分では予想も付きませんが、願わくば自分が思い描く理想の道場の姿に一歩でも進んでいたら良いなと思います。
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