MMAの基本的な技のタックルについてです。
基本と言ってもこれがまたメチャクチャ難しいのです。
1.タックルとは何だ?
タックルという言葉を聞いて思い浮かべるのは、サッカーやラクビーのタックルではないでしょうか?
総合格闘技(MMA)でもタックルはとても重要です。
目的はラグビー同様に相手を倒す事が目的ですね。
MMAでは、打撃のキックやパンチで相手を倒せれば良いのですが、そう言っても中々打撃だけで倒し切るというのは難しいものです。
特に寝技が得意な人は、なんとかして寝技に持ち込みたい訳です。
そこで出てくるのが、相手を倒すための手段「タックル」です。
2.タックルの基本
タックルの基本は、相手の足に組み付いて相手を転ばすこと。
とは言え、何も知らないと全然倒れてくれません。
タックルと言っても色々と種類があって、両足を刈り取る両足タックルや片足を取って倒すタックルなど様々です。
いずれにしても、相手の自由を奪って倒すための技術で、手で足を取ればよいのではなくて、頭で押したり、報告を急に変えてバランスを崩したり、なんなら足をかけて倒すなんて事もあります。
相手も必死に堪えてきますので、何とか倒すことが重要です。
3.タックルのやり方
タックルのやり方は色々ありますが、基本の「両足タックル」で言えば、こんな感じですね。
1.上半身を相手の腰辺りにぶつける
2.相手の両膝裏を手で束ねる
3.スピードを付けてタックルする
4.頭を相手の脇腹に当てて、頭でも押す
5.上半身はできるだけ胸を張る
やはり相手と自分の体に隙間ができると、力が伝わらないので密着する事も大事ですね。
相手も警戒してると、なかなかタックルは決まらないので、相手の攻撃に合わせたカウンターだったり、打撃を入れてからの不意に入り込むタックルだったりが有効です。
タックルでは、組み付いたあとの粘りが重要だったりもします。
例えば相手が倒れない、踏ん張って来たとしても、諦めずにバランス崩すために押して見る、方向を変えてみる、引いてみるとか色々な2次パターンも存在します。
相手の攻撃をかわして、入り込んだとしても踏ん張ってくる相手をどうにかしてバランスを崩すには、やはりスピードや意外性が大事です。
のんびりタックルを掛けても絶対に倒すことは出来ないでしょう。
4.タックルの防御
もしタックルを受けてしまったら、基本的に相手から離れるような行動を取ります。
例えば相手と自分との間に、腕一本入れられるとそれだけで相手のタックルの威力をかなり減らすことが出来ます。
またタックルされても足を伸ばして「がぶり」を入れることで、相手のタックルを切ったり、距離やスペースを作ることが出来ます。
またスキあらば、フロントチョークを取りに行ったり、相手のバックを狙って体勢を入れ替えたりすることで、次の展開(自分が得意な)に持ち込むことも可能です。
タックルされても慌てずに、冷静に相手のタックルを封じましょう。
5.終わりに
タックルはMMAにおいては、基本となる技です。
でもそれがまた非常に難しい。
タックルが上手い選手はあっという間に入り込んできてあっという間にひっくり返されてしまいます。
またタックルしたあと、相手が倒れたあとの攻撃パターンもまた重要です。
相手が倒れたあと、自分はサイドポジションを取るのか、マウントを取りに行くのか?自分が優位になれるポジション取りを瞬時に判断して、行動しなくてはいけません。タックルで相手を倒してもポイントが貰えるわけじゃないので、、、。
またタックルに入る瞬間は、相手の蹴りやヒザが入ってくるのではないかという恐怖もあります。恐怖に打ち勝ち、上手く倒せたならば圧倒的な優位がそこにはあります。
という事で、タックルについて書いてみました。
シンプルだけども奥が深いタックル。
まだまだ私も得意ではないので、練習していきたいですね。
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