空手にしてもキックにしても、基本的な戦いのセオリーがあったりします。
セオリーを理解して、戦いのテクニックを手に入れよう!
さて、それってどこまで通用するものでしょうか?
1.空手やキックの試合について
空手もキックボクシングも面白いことに、戦うためのいくつかのテクニックがあったりします。
初めて聞くと
「おいおい!?本当かよ!?」
「そんなの引っかからないよ」と思っていたのに、
いつの間にか引っかかっていたりします。
知っているか知っていないかでも結構な違いがあるので、知っておく方が得策でしょう。
素人の喧嘩では腕力にものを言わせて、、とかあるかもしれません。
でも、格闘技や武道においては、ルールもあるし体重制限などもあったりします。
その中で競うわけですから、基本的に実力の圧倒的な違いは少ないと思います。
伝統派空手であれば、例えば黒帯以上選手が参加できる大会であったり、年齢によってシニアクラスが設けられたりします。
わかりやすく言えば、空手の試合は小学生が学年ごとに別れたりするのと一緒です。
キックボクシングの場合は、ボクシングでもお馴染みの体重による階級分けがあったりします。
アマチュアのキックボクシングの大会とかでも、レベルが上がってくると過去成績に基づいてマッチアップが行われたりするので、アマチュアとは言え実力が近いものどうしで戦うことが多いのです。
そうなると必然的に実力的にも近いもの同士の戦いになるため、戦い方も単調な力任せというわけには行きません。
では、勝敗の行方を分けるのは一体何のでしょうか?
基本的には試合や実践的な
セオリー(基本理論)
を用いて戦う事が多いのです。
この形にはまらない人がトリッキーな戦い方をする人と言われたりもします。
2.戦いの基本のセオリー(基本理論)について
基本的にな戦い方です。いくつかのやり方や戦い方があります。
こんなの聞いたことありませんか?
2-1.上下の打ち分け
空手でもそうなのですが、キックボクシングでよく言われます。
世界戦のボクシング中継とか見ているとたまに解説者が言っていますよね。
顔をめがけて打つパンチやキックが上
ボディや足を攻撃するのを下
という定義で、顔だけを狙っていても当たらず、と言って下だけ打っていても当たらないという事ですね。
何だそんなことか?と思う方も多いと思います。ところが、これをアマチュアキックボクサー相手に実際にやってみると結構ハマります。同様にやられますけどね。
上を見せておいて下にいきなり攻撃すると意外と反応できないものなのですね。
2-2.Xの理論
これは上下の話と左右の話が混じった打ち分けの方法です。
例えば相手の顔めがけて、右ストレートを打ったら、今度は反対側の下である
左ローキックや左ミドルキックを打つという感じです。
キックボクシングには、ローキックがありますので、上下と左右の打ち分けが有効とされています。
例えばAを打ったらDを打ち、Cを打ったらBを打つみたいな感じですね。
同じ方向ばかり攻撃するよりはこうして攻撃を散らした方がヒット率は上がるということですね。
2-3.リズムの変化
リズムの変化というのは、どれだけ早い攻撃をしていたとしても、緩急のない攻撃はなかなか当たらないものです。
プロ野球やメジャーリーグでも速いだけであれば、プロの一流どころのバッターなら打ってしまうそうです。
格闘技も同じで、同じスピードの攻撃ばかりだと相手は慣れてきて、ほとんど防御できてしまうなんて事もあるそうです。
なのでリズムを少し変えて、速い、遅いを演出することで攻撃が効果的に出せるのですね。
2-4.ファーストコンタクト(オープニングヒット)
試合開始の最初の攻撃です。これで主導権を握るとよく言われます。
よくボクシング等の試合ではオープニングヒットを取った!取られたと最初の攻撃が当たるかどうかを中継で言っている事がありますが、聞いたことありませんか?
プロのハイレベルの駆け引きにおいても、やはりファーストヒットは重要だそうです。
アマチュアの世界では、当たれば良いけど、ガードされても良いから取り敢えず
相手に攻撃をする
事が重要だそうです。ガードされても別に良いそうです。
理由はいくつかあって、試合慣れしていないアマチュアでは一応攻撃したという実績ができること、相手は攻撃を受けたことで「やばい!」と思わせることができるそうです。
なので、一旦攻撃をするという事が重要だそうです。
2-5.気合・根性と勇気
技術的に劣っていたとしても、気合と根性で勝負に持ち込めたりします。
気持ちで負けた時点で絶対に勝てないのは間違いありません。
そして相手に立ち向かう勇気なくして勝つことはもちろん、戦うことすらままならないでしょう。
なので、無理矢理にでも気持ちを高めるために、相手を必要以上に挑発したりするのかもしれませんね。戦うということは怖い部分も絶対にあります。
そこではやはり勇気や気持ちが大事なのだと思います。
3.戦いのテクニックとセオリーについて
セオリーについて書いてみました。
これは戦いの理論なので、空手だろうとキックボクシングだろうとなんならそのへんの喧嘩だろうと基本は同じだと思います。
これは世間一般的に言われていることで、基本格闘技的には当たり前の事でしょう。
でも、実際に何かの理論に依存(利用)しながら戦いの組立をしていくのだと思います。
例えば相手の選手が、テクニックに優っていたり、競馬じゃないですが入れ込んでいたら、焦らしてペースを握ろうとか
スタミナに自信のある選手なら、ラウンドを稼いで後半勝負!などいくつか戦い方はあるのです。
ノープランで勝ちきるというのは、アマチュアでなら身体能力だけで勝ちきることもあるでしょうけど、プロの世界ではなかなか厳しいようです。
なのであらゆる練習や相手の研究をするのでしょうね。
色々な戦い方のセオリーを組み入れて自分なりの色が出せるようになったら、個性になっていくのだと思います。
ちょっとパンチが強かったら、、、とか
スピードには自信があるから、、、とか
自分の特徴を活かして戦うとかも楽しいですよね!
みなさんはどんなセオリーを用いて戦いを組み立てますか?
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