カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

いい年した中年が、突然格闘技・空手にハマった!というブログです

ジムメイトの話 3年前に出会った若者は物凄く上手になった!

ジムメイトの話

 

私が通っているキックボクシングのジムはぬるいジムです。

現役プロがバリバリいるという訳ではありません。

 

世間一般でいうところの一般会員が多数おり、そのほとんどが初心者や女性であり、そこから初めて格闘技を始めるという感じのジムです。

以前いたジムがガチなジムとでは、雰囲気が全然違います。

 

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試合とかじゃなくて趣味として格闘技を学びたい、健康維持目的、試しに格闘ジムに通ってみたいという人。

そんな人たちが集まってくるジムです。

ある意味初心者だらけのジムですと、そもそも格闘技が何なのか分からない人も多いので、やはり合わなくて入会したのにすぐにやめてしまう人も結構います。

 

そうは言っても、中には結構な実績を持ってる経験者もいます。

またキックボクシングやボクシングの経験はなくても、空手や合気道経験者など最初からある程度分かっている人たちも結構います。

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ちなみにジムにはいろんな人がいます。

私が結構嫌だったのが、チャラチャラとした人たちです。

私は格闘技というかキックボクシングやボクシングの練習自体が楽しかったので、単純にジムに行く目的は、技術を学びたいとか体を鍛えたいという目的でした。

 

まぁ、私のように既に枯れたアラフォーにはあまり関係な話ですが、20代30代の若者たちは、女性会員とおしゃべりしたり、一緒に練習するのを楽しみにしている人もいます。

私は基本的に、人見知りなのであまり女性会員と話はしません。

でも女性会員は全体の半分くらいいるのですから、話さない方が少ない気もします。

それでも私は、一人黙々と練習を行います。

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たまに見かけるのが、大して上手くもない会員が、女性会員の初心者に対し、

「こう打つんだよ!」

とかへたくそな見本を見せているシーンとか見ると閉口してしまいます。(苦笑)

 

そして過去一番腹が立ったのが、私が一人で腹筋していると女性会員が割と近くで柔軟を始めました。

そしたら彼女と話をしたい若い男性会員がやってきて、まさかの私が腹筋をしている場所にいきなり座り込み、話を始めたのです。

当然知らない私は構わず腹筋をしたのでぶつかったわけです。

その時に、まるでこっちが悪いみたいな目で見られました。(怒)

元々戦闘タイプでもなく、いい年の大人なので、特に何も言わなかったですが、非常に不愉快でした。

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ですが、こんな環境でやっていると、結構ガチな人たちやレベルが同じくらいの人たちが仲良くなる事が多いのです。

何故かというと、レベル差がありすぎると対人練習が互いのためにならないのです。

だから必然的に同じくらいのレベルの人達と練習をする事で仲良くなってくる事が多いです。

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こういう人たちと一緒に練習しているうちに、スパーリングの相手をしてもらったり、更にいろんな技を教えてもらえるようになるのですね。

そして彼らの話は大変為になるし、役に立つのです。

自分もがんばろう!という気にもなるし、やる気もUPします。

人見知りの私も、こういった人たちは男女問わず仲良くなります。

 

そんな中ある青年と出会います

その青年は20代後半くらい。

毎日のようにジムに来て、明るい笑顔で挨拶してくれる青年でした。

練習態度もまじめで、一生懸命さが伝わってきます。

最初の頃はまだ、ジムに通い始めたばかりで、それほど上手ではなかったですが、でも基本的な動きはしっかりと身についていました。

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一緒に対人の練習していた時だったと思います。

まだ荒く力が入っていないようだったのですが、それほど仲が良かった訳では無いので、アドバイスするのは控えました。

人によっては、アドバイスをされるのが嫌だという人もいます。

ですが、何度か顔を合わせているうちに、ある日声を掛けられました。

 

「コンビネーションを教えてほしい」そんな風に突然言われました。

顔はお互い知っていたし、挨拶は交わす仲ではあったので、私は喜んで教えました。

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彼はいつも楽しそうに練習をします。

そして私と違って社交性があって、いろんな会員さんと楽し気に練習していました。

私が苦手なチャラついた感じもなく、男女ともに知り合いが多い好青年でした。

余談ですが彼の左肩にはタトゥーが入っており、タトゥーに対する偏見が無くなったような気がします。まぁ、たまたまかもですが、、、。(笑)

 

その日を境に、彼は顔を合わせるたびに一緒に練習してほしいと言ってくるようになりました。

私はそんな風に言ってくれるのが嬉しくて、よく一緒に練習するようになりました。

若さもあって元々身体能力も高かったのだと思います。

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めきめきと実力を上げていったのです。

 

彼はアマチュアの試合にかなり早い段階で申し込んでいました。

結果だけ言うと3連敗

全然勝てなかったそうです。

でもその勇気と向上心は40を超えた私も刺激を大いに受けました。

一緒に練習して、一緒にアマチュアの大会に出場し、私の試合の時はセコンドにも入ってくれました。

大きな声でアドバイスをくれる彼(ほかの仲間もですが)の存在は、本当にありがたいものでした。

 

 

出会ってから3年経ちました。

最初の頃は圧倒的に私の方が技術はありました。

だから色んな練習をしたし、お互いに切磋琢磨できたのです。

でも1年くらい前にはもう、実力は同じか彼の方が上であることを認識しました。

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私もキックボクシングを習い始めて既に4年経ちました。

自分の実力、他人の実力。ある程度は分かります。

もはや彼の方が私よりも実力者だ!そう感じました。

でも、それって結構うれしかったのです。

別に「わしが育てた」とか言うつもりは全くありません。

彼は勝手に上手くなって、勝手に私を追い抜いたのです。

 

何が嬉しいのかというと、そんな彼が変わらずに私と一緒に練習してくれることです。

そして変わらずに私に意見を求めてくれるからなのです。

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つい先日の話。

彼とジムで会いました。

久々に一緒に練習しました。

彼はもっと上手くなっていて、マンツーの練習だともはや私が付いていけないくらい。

細かなステップがちょっと独特で、攻撃や防御スキが無く、素早い。

もはや中級者を抜けて、上級者に近くなってきているレベルです。

最近ではアマチュアの試合も連勝中!!

練習を終えると人懐っこい笑顔で

「ありがとうございました!」

と言ってくれる若者です。

 

私はうれしくて仕方ありません。

こんな若者が今でも私と一緒に拳を交えて戦ってくれるのです。

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もはや遥かに上の実力になってしまった彼(とういか彼ら)と、

これから何年一緒に練習できるのだろう?

これから何度本気で戦えるのだろうか?

 

鍛えていたらあと10年!

50歳を超えても戦えるのだろうか?

こんな楽しい時間が存在する事を知った今、この時間を少しでも伸ばしたいと思います。

鍛えに鍛えで1分でも1秒でも長く、

彼らと一緒に過ごせる時間は私の人生にとっては宝物なのです。

皆さんもそう思いませんか?

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