空手道クラブを立ち上げました。
道場運営についてちょっと書き置きたいと思います。
想像以上に難しいものだと実感しますが、それでも楽しいものですね。
1.見学希望者現る!!
さて公民館での道場の練習を始めてから、1ヶ月が過ぎようとした4月の終わり頃です。
ある日、メールで連絡がありました。
「見学希望」
との旨、「待ち人来る!」とはこの事ですね。
遂にきたか!?という思いです。
道場立ち上げ1ヶ月、遂に訪れた最初のチャンス!
何とか入会に至ってほしいものです!
ちなみに私が通うキックボクシングのジムは大手なので、結構見学者は絶えません。
入会率を以前聞いたところ、30%〜40%くらいだそうです。
見学、体験までして入会するのって、それしか無いのかとちょっと意外に思ったことがあります。
またよく知ったトレーナーが見学者、体験者に
「今入会すれば、キャンペーン中で入会金無料!!」と毎回言うのですが、いや、私が入った6年前からそのキャンペーン終わらないじゃないか、、と思います。笑
いずれにしても見学希望者が現れたのは非常に嬉しいことですね。
2.価値の有る商品(稽古)を提供せよ!
さて、今回の見学希望者は、意外にも大学生でした。
地元の大学生がどうやら
習志野台空手道クラブの公式ブログ
ではなく、この「カラテウサギブログ」を見て連絡してきてくれたようです。
さて、私が目指すクラブの構成比は先日述べたとおりで、
小中高 60%
大人 40%
を目標としております。
男女比は、全世代通して50%です。
いずれにしても誰もいない状況からの脱却という意味で、最初の一人は非常に重要です。ここで一人入ってくれると、今後に大きく影響する事でしょう。
私はサラリーマンで営業の人間です。
如何にお客さんを捕まえられるかは、営業マンの腕の見せ所です。
といって、商品説明して口説き落とすというものではありません。
我々が商品を売る際に信念として持っているもの。
それは
「この製品(商品)を自信を持って勧められる!」
というものです。
「高いから安くしますよ。」
じゃなくて、高くても価値の有るものだから、アナタにとって絶対に有益です!
と、自分を信じ、商品を信じ売り込むのです!
結果、アナタはハッピーになれるのです!
今回の空手のケースだって同じです!
「空手を学ぶ事は、とても有益な時間になります」
と自信を持ってオススメするのです!
そしてそれは本気でそう思っています。
3.世代別戦略を立案する
世代別と性別毎に戦略を建てる必要があります。
何故なら、同世代、同性は肉体的に近い状態に有るため、稽古がしやすい、一緒に練習がしやすいというメリットが有るからです。
なので、その世代、その性別の人がいると、他のメンバーの稽古に相乗効果をもたらすのと、空手を始める人の敷居が低くなるのです。
なので、全ての世代に人が揃っている事が理想です。
男性世代別
①M1世代・・・小学生 低学年 男子
②M2世代・・・小学生 高学年 男子
③M3世代・・・中学、高校生 男子
④MY世代・・・大学生〜35才 男性
⑤MM世代・・・36〜60才 男性
⑥MH世代・・・61才〜 男性
女性世代別
①F1世代・・・小学生 低学年 女子
②F2世代・・・小学生 高学年 女子
③F3世代・・・中学、高校生 女子
④FY世代・・・大学生〜35才 女性
⑤FM世代・・・36〜60才 女性
⑥FH世代・・・61才〜 女性
こんな風に世代・性別で分けられます。
それぞれに戦略が異なりますので、そこを明確にして行く必要があります。
3−1.小学生男女低学年 M1/F1世代
この世代は習い事に対して拘りがあるというよりも、親に連れらてきたパターンが多いと思います。つまり逆に言うと、戦略は彼等というより彼等の両親に対し必要です。
保護者が考える理想の空手道場であるのか、考え方を彼等に対し説明する必要があります。ここはブレずに正直に話したいですね。
一方で、肝心の子供達には楽しいなと感じてもらう必要があります。
またこの世代は、周りの子供達を巻き込んで一緒に習い始める人も多く、また数年後に道場のエース世代になるので、力を特に入れたい世代です。
3−2.小学生男女高学年 M2/F2世代
この世代は、普通は友だちに誘われて入ってくるパターンが多いです。
また既に小学校生活も慣れて来ており、ライフスタイルが出来上がっている為、きっかけが無いと入会してこない事が多いです。
一方で普段の生活に物足りなさを感じている子も多く、潜在的なチャンスは多くあります。この世代はある程度説明を理解してくれるので、稽古がやりやすくまた成長が早いのが特徴です。つまり多くの生徒が空手を楽しんでくれると思います。
新規立ち上げのメリットを生かして、上手に宣伝をできれば他に上級者もいないという事で、多少入りやすい環境であると思います。そこを活かすべきでしょう。
M1/F1世代同様に重要な世代と言えるでしょう。
3−3.中学生、高校生男女 M3/F3世代
中学・高校の部活が有るため、新規には最も入りにくいイメージです。
いたとしても道場でそのまま居残ったパターンが多いと思います。
一方で友人知人との楽しい時間も多く、高校生になるとバイト等もやり始めると、空手どころではないでしょう。
ですが、敢えてここは道場に大人クラスを設ける事で、彼等の持てるパフォーマンスをしっかりと受け止められるようにしたいですね。
中には、空手に興味を持ちつつも二の足を踏む人も多いハズ、彼等を引き入れるには大人クラスの存在は重要です。
3−4.大学生〜35才 男性 MY世代
この世代は、若く体力がある為、より強度の高い稽古を望む傾向があります。
また何のために空手をするのか?を理解しているので、特段戦略とかは必要ではありませんが、近所に道場が有ることを理解してもらうことが最も近道です。
特に昔やっていた、、的な人は草野球感覚で入ってくれたら、草野球チームのエースになれるし、指導もお願いできてしまうという価値の高い人たちです。
3−5.大学生〜35才 女性 FY世代
道場が華やぐ実に参加して欲しい世代!
だが現実的に最も難しい世代でもあります。
この世代は、大学生、仕事をしている人は普段の生活が忙しく、子供のいる人は子育てに忙しいという基本いつも忙しいのです。
また基本空手に興味を持つ人自体が少ない為、加入を促すのが難しい世代です。
一方で、忙しい生活、ストレスフルな生活を送っている人が多いので、運動不足解消、ストレス解消!美容のための運動としての空手はきっと彼女たちにとっても価値有るものだと私は思います。
キックボクシングのジムだと、ナンパするアホが結構いたりするので、それが嫌という人も多いと思います。空手道場でナンパする軟弱者はいないはず!!
というか、町道場でそんな奴はいないと思います。
もしいたなら、それはナンパではなく「出会い」です!!
おっと、、話が少しずれた、、。
3−6.36才〜60才 男女 MM/FM世代
要するにミドルエイジ(中年)です。
この世代は、親子空手での参加率が高くなります。
というか高くしたいです!
空手をすることで、得られるものは健康だけじゃないのです!
また私が個人的に親子空手でなくても、増やしたい世代です。
何故なら私のように興味がありつつも、まだ空手に触れていない人の絶好の機会を供給したいのです!
特に得られるものは、健康やストレス軽減、メリハリややる気など、本当に多く物を得られます。
ここは私の実経験から案内していきたいですね。
女性にも親子空手はオススメです!
かっこいいママさんも素敵じゃないですか!!?
3−7.61才〜 男女 MH/FH世代
人生80年、90年の時代です。
60才は、もはや定年退職ではなくてそのまま労働世代としてカウントされています。
要するに老け込むには早すぎるのです!
とてもじゃないけど、空手なんて、、、と思う人も多いでしょう。
いや、違います。
空手は人と競うものではなく、自己を鍛錬するもの。
健康的に過ごすのに、年齢など関係ありません。
逆に多くなった時間を少し活用して、人生の新たな目標に設定するのもありではないでしょうか。
上記のような内容を踏まえて、世代別、性別ごとに、戦略を立てていく必要がありそうです。 ここをうまく誘導できればきっと人は増えるに違いありません。
多くの仲間を得たならば、きっと空手道クラブは素晴らしいものになると思います。
4.終わりに
長々と書きましたが、折角の問い合わせですので、このチャンスを活かすために作戦を練らなくてはいけません!
今回はどうやら本ブログ(公式じゃない方)を見て、問い合わせを頂いたのですが、公式ブログは、作った自分自身でも検索が難しいので、当然といえば当然です、、。
まぁ、そういった意味で、このカラテウサギブログを続けてきた価値が有ったようにも思います。
と言っても、作戦なんて実はなくて、ありのままを見てもらう他無いのです。
空手での歴史も実績もない空手道場です。
今やっている練習、どんな雰囲気で練習しているのか?
親戚でもない限り義理で通う人もいないでしょう。
私はわたしなりの経験と工夫をして、空手とは楽しいもの!というのを稽古を通して、伝えていくほかありません。
変に飾り立てても、化けの皮はすぐに剥がれるし、入会した後にイメージと違ったというのであれば、お互いに時間とお金の無駄になってしまうのです。
だから、心から入会して欲しい所ですが、無理は言えませんね。
じゃないと、お互いに時間もお金も無駄になってしまいます。
今こうして空手の練習に行くだけでも結構楽しく感じてしまう私なので、大概のことは楽しいと感じてしまうのです。
でもこれって、空手やキックなどの格闘技だからなんです。
なんだかんだと書きましたが、体験者が求める空手像に合っているのか?合っていないのか?そこをしっかりと伝えた上で、入会してくれたらこんなに嬉しいことはありません。
そして今後多くの人が一緒に練習してくれる仲間になってくれたら良いなと思います。
最初の見学希望者、たった人の見学希望者ですが、この一人が非常に重要な一人であると私は思います。
さて、どうなることやら!?
コメント