空手・キックボクシングの練習方法のご紹介。
「ハンドミット」についてご紹介します。
1.ハンドミットとは?
ハンドミットとは、蹴り・キックのを練習するために利用する手に持つタイプのミットです。テコンドーなど蹴り技の練習でよく用いられます。またフォーカスミットとか呼ばれたりもします。
ハンドミットを利用すると、パンチ等の練習もできますが、得意分野はやはり蹴り・キックです。
・ポイントで打ち込むので蹴りの正確性が身につく
・ミートポイントが明確にできるので力に頼らない蹴りのスキルが身にく
・手に持つミットなので安全性に優れる
テコンドーの練習でよく見掛けますが、伝統派空手の練習にはかなり使えます。
2.ハンドミットの使い方
ハンドミットのポイント。
トレーニング方法・利用方法・使い方の紹介です。
【方法・ポイント】
トレーニングのやり方は、以下のとおりです。
・膨らんでいる方を下に構える
・相手の距離に合わせて構える
相手の立ち位置から丁度よいところにミットをだす
・セットする位置は蹴って欲しい位置へ
ミドルキックならお腹、ハイキックなら顔の位置
・少しだけ下に向ける
蹴り足に対し、少しだけ下に傾けて上げると蹴りやすい
・ミットで軽めの攻撃をし防御させる
ガードの意識・防御の意識付も行う
・パンチ・キックに合わせてポンと合わせる
インパクトの瞬間を意識してもらう事が可能
・左の攻撃は左、右の攻撃は右手で受ける
対面ではクロスする形で攻撃を受けますが、一本だけで利用する場合は、別にこの必要はありません。
・コンビネーションの練習は2本あったほうが便利
2本あると左右で受けられるのでコンビネーションの練習がやりやすい
などなど、工夫次第で色々な練習が可能です。
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蹴り技も色々あって、前蹴りを受ける場合は日本のミットを交差させるように持つと良い感じです。
また回転系の技(後ろ回し蹴り等)は、威力が強烈な上に外れて直撃すると危ないのでこの手に持つタイプのミットはとっても役立ちます。
練習は無数のパターンが存在します。是非色々と試してみてください。
3.パンチミットの効果・ポイント・注意点
パンチングミットは主に以下の効果が得られます。
【メリット】
・バランス
・インパクトポイント
・ステップの使い方
・身体や足の使い方
・適正な距離感
・正しい蹴りフォーム
・コンビネーション
・スタミナ
・試合感覚
などなど、様々な効果が見込めます。
【デメリット】
・強いパンチや蹴りを受け止められない
強烈なパンチやキックを受け流すことはできますが、受け止めることはできません。なのでキックボクシングやフルコン空手の攻撃は受けにくい
・コンビネーションを受けるのがやや難しい
手に持つ形状で素早く動かすのがやや難しい。慣れれば可能だが他のミットほどの扱いやすさは無い
・パンチを受けるのがやや苦手
パンチのみの練習には不向き。ただし伝統派空手等の一撃の練習には便利
【その他・ポイント】
持ち手は練習相手の練習内容を踏まえて指示出しができるかがポイントです。
・パンチ・キックはリズム良く受ける
・指示してからミットを構える
・指示出しははっきりと
・指示は相手の能力に応じて工夫を
・あまり強く受けすぎない
・持ち手もステップを使う
・試合感覚でミットで攻撃し防御も練習する
・コンビネーションは最後だけ強くメリハリを
・距離感を大事に
いずれにしても持ち手が慌てずに正しく受けることが重要です。
また、ハンドミットは比較的安全性に優れていますが、小学生などの体が出来上がっていない相手の場合は強くミットでパンチを押さえるのはやめましょう。
4.終わりに
ということでハンドミットについてでした。
この形状のミットに限った話ではないですが、ミット自体はあまり安いものはオススメできません。安いものだと持ちてのところがあっという間にボロボロになり、持ちての部分が折れてしまったりします。多少高くても長く使えるので、良いやつを選びましょう。
ハンドミットは、持つだけでも練習ができるので、未経験の友達やお父さん・お母さんでも比較的容易に扱えます。手軽で場所も取らないので、ご自宅の自主トレーニング等で活躍すると思います!
それでは楽しいトレーニングを!!
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