キックボクシング的空手練習方法2回目の今回は、知っている人も結構いるかもしれませんが、「タッチゲーム」です。
キックのジムではたまにやります、距離感を掴むのと、フェイント等も学べます。
より組手に近い感じの練習ができます。
【練習名】
タッチゲーム
【練習方法】
何をするのかというと、相手の両肩と両膝をタッチしたほうが勝ちというシンプルかつ奥の深いゲームなのです!
要するに上の絵の赤い丸部分がターゲットです。
このゲームは、基本的に1対1の状況で、ステップワークを使いながらアカマル部分の相手の両肩・両膝をソフトタッチします。
タッチできたら1ポイント!
時間内で多くポイントを取った方が勝ちです。
細かなルールは以下の通り!!
・手を使った防御はOK!
・ステップを使ってかわすのはOK!
・危険が伴ういかなる行動も禁止です。
・タッチではなく強くたたくのは反則です。
・相手の腕や体を押さえたり、掴んだりしては反則です。
・足を使ってもダメです。
・当然足払いもダメです。
【効果】
タッチゲームというソフトな名前から、子供達(大人も)も楽しみながら、距離感やリズム・フェイント等を体感的に学ぶことができるのです。
・組手の距離感が身につく
・ステップワークが身につく
・フェイントの感覚が身につく
・スピード感が身につく
・防御が身につく
・駆け引きが身につく
・遊びながら楽しく練習ができる
などなどの効果が見込めます。
あまり勢いをつけないようにソフトタッチします。
この場合、肩に触れた時点でポイントゲットです。
紳士的に触られたら、触られた事をしっかりと伝えましょう!
この肩へのタッチは、要するに組手でいうところの「上段突き」を想定しています。
なのでこのタッチをされた場合、上段突きを受けたと同等です。
同じく膝に触れたらポイントゲットです!
これはつまり中段突きに匹敵する攻撃です。
遠い距離から膝を触れるという事は、中段突きを打てる距離という事ですね。
なんとなく想像は付くかと思いますが、このゲームはゲームとは名ばかりで、実際には伝統派空手の組手と同等の動きを求められているのです。
特に身につくのがやはり距離感ですね。
自分の腕の長さと、踏み込みを合わせるとどこまで届くのだろうか?というのを体感できますね。
これが組手でやるとカウンターの攻撃を食らってしまう可能性があります。
まだ組手だと相手の攻撃にビビってしまう子もいると思います。
でもこれなら結構楽しみながら実践的な距離感やフェイントの感覚を身に着けることができるのです!
元々は私が通うキックボクシングジムで総合格闘技の先生がやってた練習です。
より実践的なスパーリングの下準備といったところですかね。
でも私はこの距離感とフェイントが身につくという意味でこの練習は非常にいい練習だなと思います。
但し!!
身長が大きい方が圧倒的に有利です!!
また強くタッチすると突き指します、、、。涙(体験済み)
遊び感覚で身につくというのは、実は結構重要ですよ!
あのサッカーのメッシも基本的には、ストリートで遊びながら技術を身につけたと言います。
遊びながらでもこういった事がいつか役に立つのかもしれませんね。
是非一度試してみてください!!
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