空手の魅力シリーズ今回は、守り・受けについてです。
一言で言うと「防御」ではありますが、防御には続きがあります。
ボクシングやキックで言うところの防御は「ガード」という事になるのですが、当然ながらガードはガードで、カウンターは別の話です。
伝統派の空手とキックの違いは色々ありますが、組手という意味で言うと割と似た部分も多々あります。
さてそんな中、空手に限らず剣道とかでも「後の先」とか「先の先」などと言う、相手の技を見切ってこちらのが攻撃する所謂カウンターができるのです。
キックボクシングでもそうなんですが、この相手の技を受けて次の瞬間に返し技を返すというのが非常に楽しいのです。
キックボクシングもガードからの返しのストレートとか色々あるのですが、やはりグローブが前提となります。
意外に思うかもしれませんが、グローブが有る無しの差は結構大きいのです。
特に私のようなアマチュアのキックボクシングは16オンスの大きいグローブが前提なので、顔にグローブをくっつけるだけでも意外とガードできちゃったりします。
これが空手の場合、一応グローブ的な拳サポーターというオープンフィンガーグローブのようなサポーターをつけます。
※何もつけない組手もあります。
キックのガードはこれだとやはりちょっと異なるのです。
逆に言うと、ガードをしたあと(つまり受けをしたあと)は、返し技のやり方はいろんなパターンがあるのです。
細かい動きができるのが空手です。
空手の高段者の動画とかを見るとわかるのですが、ほとんど合気道じゃないのか?的な掴み技や投げざわ、関節技をきめています。
これらはやはり一度攻撃を受けてからの返し技なのですね。
最後は突きとかで結局は終わるのかもしれませんが、返し技はおそらくものすごく多くの技があるのだと思います。
相手を制圧するのに、強烈な打撃を持って制するのが空手と思われるかもしれませんが、トドメの一撃は入れるのかもしれませんが、結構いろんな返し技がある、より実践的な技を追求する人たちもいるのです。
最初にカウンターと書きましたが、実は私自身カウンターと言う言葉はちょっと違う気がします。
カウンターというよりは、相手の攻撃を受け流して一撃を持って相手を倒す技の上手さで言うとならば、北斗の拳で言うところの「トキ兄さん」のような感じなのじゃないかと思います。
相手の攻撃をいなし、掴み、引っ掛け、ひっくり返し、投げる!
こんなこともできちゃいます。
ボクシングもキックもガードを高く!!とよく言われます。
でも空手ですとガードを高くしているだけでは足りないのです。
例えば相手はグローブじゃないので、指で目を突いてきたり、抜き手とか手刀という言葉もあるとおり、パンチだけじゃないのです。
それに対応するための防御があり、防御の先には攻撃があるのです!!
奥が深くないですか!?このあたり!!
なので、防御は非常に重要なのはボクシングもキックも空手だって一緒です。
でも空手の防御は少し話が違ったりもするのです。
いろんな攻撃想定があるから、防御にもいろんなやり方があるのですね。
廻し受けと呼ばれる空手独特な受け方があります。
これをマスターすると、結構上手になった気分になります!
皆さんはどう思いますか?
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