格闘技をする上で参考書となる教本など世の中あまりないように思います。
あるにはあるのですが、やはり絵で見て、、というよりも動画のほうがわかりやすいですからね。
実際に役立つのでしょうか?
1.空手・キックの教本・書籍を探してみた
空手やキックボクシングなど武道、格闘技をやっていると、
普通はトレーナーなり師範などの先生に教えてもらうのが一般的です。
ですが、やはりもっと理解を深めたいとか、知りたいとか思う人は本・書籍を読んだりすると思います。
でも、世の中空手や格闘技については、あまり出回っていない気がしませんか?
先日大き目の本屋さんに行ったので、スポーツコーナーを探してみました。
出てくるのは、野球やサッカーなどのメジャーなスポーツのものばかり。
そうはいっても、それすら多くはありません。
日本におけるスポーツの学びは、やはりそのチームや学校の部活などが主として行われており、そこには指導者がいるわけですね。
なのでみんな指導者が絶対的な知識を有して、それに従うという方法が多い気がします。
私も小学生から高校まで野球をやりましたが、教本というものを読んだことはありませんでした。
スポーツに関する雑誌は多いものの、教本はほとんど売っていないのが実情です。
2.スポーツの見本になるもの
さてスポーツにおいて、見本やお手本って何があるのでしょう?
本以外だとどんな媒体があると思いますか?
皆さんは何を媒体としてお手本にしましたか?
①プロの試合はテレビで!
野球やサッカーなどの超メジャーなスポーツは、あれだけ多くの人がやっているのに、それでも本が出回らないのはちょっと不思議ですね。
でも、よくよく考えてみると、野球やサッカー等は最高のお手本ともいうべきプロリーグがテレビで見られたりします。
野球だったらジャイアンツ戦は、テレビでずーっとやっていました。
サッカーもJリーグ発足してからは、テレビで見れましたし、いまならCSで好きな試合を見れたりします。
テレビでやっているものは、日本で最高技術を持つ人たちの試合なので、本当の意味で最高のお手本なわけです。いくら優れた指導者がいたとしても、彼ら以上の見本を見せるのは難しいでしょう。
だからテレビが一番の先生だったのかもしれません。
②YouTube等の動画
最近はユーチューブとかの動画を見ることで見本にする事が多くなったと思います。
動画だと一流の選手の好きな場面を繰り返し見ることができます。
また自分の好きな選手のいろんな面が見れたり、研究できるという点でも役立ちます
その人の考え方や戦略面などテレビの試合中継だけではない情報が手に入ったりします。
けっこう良いのが、練習動画を公開している人も多くおり、それを真似て自分の練習にするということもできるのです。
また本来テレビとかに出てこない学生や一般人の役立つトレーニングとかが見られるのも動画ならではといえるのでしょう。
③ブログやツイッター
ブログやツイッターもまた色んな情報が手に入ります。
また質問すれば回答を返してくれる人もいるのが良い点ですね。
具体的な話を聞けたり、細かい話を聞いて自分の練習に活かしたりもできます。
その情報量は無数・無限にあると思います。
④マンガ・アニメ
意外に思うかもしれませんが、アニメを見て見本にするなんてよくあります。
特にメンタル面に影響を与えたりしますね。
有名なところでは「キャプテン翼!」海外の有名サッカー選手もこの漫画をみてサッカーを始めた人もいるようです。
現実じゃない分、夢と希望が詰まっていて、やる気が断然UPします。
名言などの色々あるので、そのスポーツに対する思い入れも強くなります。
スポーツ漫画といえば、スラムダンクやはじめの一歩、テニスの王子様、黒子のバスケ、ダイヤのエースなどなど沢山いろんなジャンルがあるのも良い点です。
3.ゴルフは特別!?
こんな風にしてみると、もはや時代はデジタルの時代!?
と思いきやあるスポーツだけは未だに「本」が全盛です。
それはゴルフです!!
ゴルフだけは未だに書店に多くの本が並び、技術論や練習方法が盛んに議論されます。
もうさすがに十分出尽くした感はあるけど、いまだに多いのです。
何故なのか?理由はきっとこうです。
・ゴルフは子供の頃からやっている人が少ない
・肉体面よりも精神面が重要
・競技者に大人が多い
・割とアナログ世代が多い(活字慣れ)
・勉強熱心
・千円くらいの本は惜しみなく買う
ざっと思うのは上記の内容ですかね。
一番大きいのが、子供頃からやっていないということだと思います。
子供の頃から指導されていれば、それ基づいて上達しますが、大人になって社会人になって始めたゴルフは、見本を欲してしまうものでしょう。
またかなりメンタル面が重要なスポーツだからかと思います。
勢いで、、とか力任せに、、、が、ほとんど通じないのです。
だから何か頼るべきものを探すのです
それの一つが本なのかもしれません。
私も過去何十冊も購入してゴルフを研究しました
結果分かったのは
技術論はもう出尽くしてしまった。
あとは見せ方を変えているだけ!
ということです。
それでも精神的な面では、重要なのです!
まったく同じことを書いてあっても、写真一つで全然価値のあるものと無いものが生まれるのです。
何を求めるのかで、必要な媒体はやはり違うものだと思います。
4.まとめ
空手や格闘技の本はあまり多くは出ていません。
若い人が多いので、デジタル世代が多く本という媒体が必要とされていないかもしれませんね。
でも、精神的な面や指導的な部分、弱点の克服など部分部分での本の必要性はあると思うのです。
なので、スポーツ全般の書籍にはどちらかというと指導者向けが多い気がします。
本から得られる知識は結構あります。
じっくり考えながら読みたい場合は本が一番良いと思います。
一方で格闘技術や空手の稽古は、共通となるべきものもありますが、道場や流派、指導者によっても違ったりするものです。
私は過去、キックボクシングですが多くの指導者から技術を教えてもらいました。
その経験上、言えることはたった一つ!
みんな言うことが違う!!
ということです。
これはみんな正解で、間違っているということはありません。
ただし、自分に合う・合わないはあります。だから、取捨選択することが大事なんですね。
それ違うでしょ!!ではなくて、自分には合わないということだけです。
ゴルフはこれが「本」という媒体が割と適しているので、無数に本が出回るのです。
空手や格闘技においては、本というよりは、実践や道場主の影響が大きいのだと思います。
空手でいえば長年続く伝統であったり、キックでいうとその人のファイトスタイルであったりと、多種多様です。
皆これ一冊でもう完璧!!なんてことはないのです。
それぞれに合わせた最高の教科書は自分で探していく必要があると思います。
さて、皆さんの最高の教科書って何ですか?
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