キックボクシング的空手練習方法 4回目の本日は「階段キック」です。
これはキックボクシングや恐らくフルコン系の空手では、普通の練習だと思いますが、たまたまかもしれませんが、伝統派空手の蹴り技練習では見かけない練習だそうです。
※私の周りの人だけかもしれませんので、伝統派道場での普通の練習だったらゴメンナサイ。
さて、階段キックとはなんぞやというと、実に簡単です。
基本的にはミドルキック(中段蹴り)を連続蹴りする事です。
これにはいろんな効果が見込めると思います!
【練習名】
階段キック
【練習方法】
基本的には中段蹴り(ミドルキック)の連打です。
サンドバッグやキックミット等の受け止められるアイテムが必要です。
サンドバッグやミットに向かって連続で蹴りを打ちます。
でもその時にやり方があります。
階段を登るように、、、、。
ではなく、まるで階段そのもののようにカウントアップしていきます。
言われた数のキックを連続で打ちます。
要するに1といえば、1回
2といえば、2回
3といえば、3回蹴りを連続で打つのです。
これを10回まで繰り返します。
蹴る回数を計算すると
1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=55
つまり10カウントするには、55回キックするわけです。
ちなみにこの後、「階段」の名にふさわしく10カウント終えたら今度は降ります。
下りは、10からではなく、9から始めます。
9+8+7+6+5+4+3+2+1=45
下りは45回キックするので、合計で100回キックする訳です。
これを右と左で行います。
非常に疲れるので、難しい場合は7段とかに抑えてもいいです。
プロや上級者はこれを数セットあっさりこなすんですから、とんでもないです。
((((;゚Д゚))))
【効果】
これは私個人としては以下のような効果があると思います。
・キック(蹴り)自体が上手くなる
・咄嗟にキックができるようになる
・キックの威力が上がる
・キックのスピードが上がる
・連続でキックが打てるようになる
・リズミカル(ステップしながら)にキックを打てる
・キックに対する自信が生まれる
・体力が付く
・バランスが良くなる
・根性がつく
こんなふうに様々な効果が見込めます。
でも重要な効果は、やはり蹴りに慣れる事だと思います。
【注意点】
蹴りは思い切り打つのではなくて、素早く軽くでいいのでリズミカルに打つことが重要です。
体重を乗せて重いケリを打ち込む必要はありません。
伝統派では行わないのですが、腕を振るとバランスが取りやすくなります。
空手の廻し蹴りというよりは、直線的に真上に蹴り上げるイメージの方が連続で打ちやすいです。
似たような練習も結構あるかと思いますが、シンプルでわかり易いです。
私はとにかくこの階段キックに慣れると、「誰でも蹴りが得意になる」と思います。
裏を返せば、結構しんどい練習でもあるのです。
階段キックでパワーアップというよりは、キックが軽く出せる感覚が身につくのが良いのです。
そしてこの蹴りは、ミドルキックなのですが、当然ミドルキックは蹴り技の基本です。
ここからハイキック(上段蹴り)やローキック(下段蹴り)の蹴り技の上達にも効果があるのだと思います。
蹴り技を鍛えたいならば、こんな練習も有りではないでしょうか!?
結構ポピュラーな練習方法だと思いますが、伝統派空手だとそもそもミットを使っていない道場もあるそうなので、こんな練習で蹴り技を磨くのもアリだと思います!!
ちなみに私の場合この練習のせいだけではないと思いますが、組手の試合とかでバテたとしても蹴り技を繰り出せるようになったのは、この練習のおかげだと思います。
やったことがない人はぜひお試し下さい!!
(o・・o)/
ご参考の過去記事です。
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