先日先生にワンツーを教えてもらっていたところ、まさかの打ち方が伝統派空手の打ち方です。と指摘されました。それはまぁそれでいいんですが、キックボクシングにおいてはあまり役に立たないようです。そりゃそうでしょうね。
さてそういった意味では、せっかく習った技を備忘の意味でブログに残しておきたいと思います。
一回目ということで、「立ち方・構え方」です。
立ち方・構え方と言っても、基本は全てその人の一番楽な立ち方、構え方です。とは言っても基本は当然あります。オーソドックスならば左足前、右足は肩幅に開いて外側に向ける45度~90度以下に足がある感じです。
空手で言うところの三戦立ちや前屈立ちとか四股立ちなどいろんな立ち方がありますが、キックはあくまで基本的な立ち方をベースにそんな種類は無いようです。
空手は基本的にルール無用の世界なので倒れている相手への攻撃や投げ技、金的とかいろんな攻撃パターンがありそれに応じた立ち方というものがあります。
でもキックボクシングは、当然キックボクシング上のルールに合わせた立ち方なので、倒れている相手への攻撃とか、複数の相手とかそんなものはありません。基本的に相手の攻撃とこちらの攻撃が届くかどうかぐらいの距離感での戦いなので、立ち方としてはシンプルに考えて問題ないようです。
では、実際の立方ですが、とりあえず聞いたのは、以下のとおりです。
1.正面を向いた時に、左足はまっすぐ正面へ一歩前。
2.右足はつま先を右方向に向ける。
右足は45度~90度ぐらいを向いている。
3.足は肩幅に開く。
4.軽く膝を曲げ、攻撃と防御に備える。
5.重心は体の真ん中に、頭のてっぺんを太い糸で吊るされているようなイメージ。
だそうです。
スタンスは肩幅というのはなんとなくわかるのですが、攻撃した場合防御した場合に、移動したとしても必ず肩幅をキープすることがポイントだそうです。
まぁ、動作をする上で一番動きやすいのでそれはわかります。
伝統派の空手から見るとなんとなく組手立ちに近いように思います。でもキックの立ち方は基本的に後ろに後退するという動作はそれほどないようなので、極端に足を広げる組手立ち程足を開く必要がないのかなと思います。
続いて構え方です。
構え方もこれまた人それぞれだそうです。
でも当然基本はあります。
基本は構えた時が一番強いそうです。いろんな構えを教わりましたが、2つのパターンを書いておきます。
1.ボクシング型
蹴り技のないボクシングは、パンチの連打やコンビネーションで相手を倒します。
やはりケリがない分、上半身のガードが重要ですね。
この時の構えはガードが落ちる事を気にするそうで、先ほどの立方の上に半身に構えて左手を顔の前ぐらい。右手を右ほっぺたぐらいに置きます。
脇を締めてスキをなくします。
肘は立っているのですが、肘をお腹の上に置くイメージにするとガードが落ちにくそうです。
ポイントは顔の前に出した左手でして、これが捌いたり、いなしたりと大活躍してくれる手です。是非とも上手に使いたいですね。
2.ムエタイ型
基本的にはボクシングパターンと一緒ですが、ちょっと違うのが肘を外側に向けているという点です。これは人によって違うのですが、ボクシングほどシビアにガードを上げるというよりは、なんなら肘でガードするぐらいのイメージを持つと良いそうです。
ハイキックには腕で、ミドルキックには足のカットと腕でガードできる状況を作っておくといい感じですね。なんか強そうに見えます。
伝統派空手の構えと大きく違うのは、間合いというか距離感ですね。
ちなみにキックボクシングにおいての構えは、パンチ重視の少し前のめりになっている人やキック重視の逆に後ろ体重になってる人もいます。中間が普通なんでしょうけど自分の得意スタイルに合わせることが出来るのがまたいいですよね。
キック・ボクシングの方が間合いが近いので連続技とか、敢えて受けるとかの技も考えた構えになっていると思います。
基本は一緒ながらも自分なりの工夫と得意な構えと立ちかたをすると、より一層トレーニングが楽しくなりますね!!