空手道クラブを立ち上げました。
道場運営について少し書き置きたいと思います。
想像以上に難しいものだと実感しますが、それでも楽しいものですね。
1.稽古開始3ヶ月の振り返り
稽古を開始して早いもので、3ヶ月が過ぎました。
あっという間に3ヶ月がたったのですが、その3ヶ月を振り返ってみたいと思います。
最悪のパターンは、公民館に私一人、、、という状況。
ひたすら形を打つ個人練習に等しい状況です。ソレはソレで良いのですが、ただ見学者が来た時に、この状況では基本声をかけようとは思わないですよね。
出稽古メンバーが来てくれたことで、大分助かっているのが実際のところですね。
正直彼等が来てくれなかったら、、、正直ゾッとしますね。
彼等のおかげで私自身も「指導」経験を積める訳ですから。
1−1.稽古実績
結局4月〜6月までは合計12回の稽古を行いました。
時間は9:30〜11:00
特段中止もなく、トラブルもなく終えることができました。
何よりも一番怪我をした子が居なかったというのが、個人的にいちばん大事な実績です。特に狭い部屋での組手等や予期せぬ動きをする子供もいるので、そういった事故や怪我だけには気をつけようと考えておりました。
合計12回の稽古では、出稽古メンバーが来てくれた事で私自身も非常に貴重な経験が積めたと思います。
基本出稽古メンバーは、黒帯茶帯のメンバーなので、彼等ができない事やあまり稽古効率が良くないと思える稽古は、実際には使えないのだなと実感しました。
レベルに応じてここまでは出来る、できないの境界線を引くことが出来るようになったと思います。
1−2.指導内容
稽古自体は、過去に行っていた代打経験等が有ったので、そこまでの不安はありませんでした。その中で会社の空手部での練習やキックボクシングジムで見たり、経験した空手でも役に立つであろう稽古内容を加えてみました。
個人的には、いくつかは良い稽古メニューに成るかなと思いました。
例えば100円ショップのビート板的な道具を利用した防御の稽古。本来はボクシングのダッキングやウィービングの練習イメージなのですが。これをアレンジしました。
当たっても痛くないのと、怪我もしないであろう道具を使った稽古ですね。意外とみんな防御の意識があまりなかったので、防御の意識付けに有効だと思っています。
他にもキックミットやパンチングミット等もできるだけ活用しました。これは当て感を身に着けてもらいたいからです。
心がけたのは楽しく稽古できること。辛い稽古内容であっても楽しくこなしてもらいたい考えました。
逆に子供達は何をもって「楽しい」と感じるかは、もう少し研究する必要がありそうです。
1−3.見学者、体験者、入会者
宣伝手段が「インターネットのみ(ブログ)」という厳しい3ヶ月でした。
しかしその3ヶ月でも1名の入会者、数名の見学、体験者が来てくれました。まだまだ認知度が低い当クラブですので、オリンピックに向けてチラシでもばら撒こうかと思っています。
やはりクラブを維持する上で、会員は非常に重要な要素であり、最低でも10名居ないとクラブの維持が難しいです。特に出稽古メンバーが来れなくなったりした場合に、雰囲気ややる内容のレベルが一気に落ちてしまうので、何とか早めに入会者を増やし体制を雰囲気や稽古意欲など維持させたいです。
7月からは公民館にポスターを貼らせてもらえたので、一歩前進することができました。
2.怪我、トラブル、問題点
トラブル、問題は殆どなかった事が良かったです。一度公民館から声がうるさいという苦情をいただきましたが、その声の主は私自身だったので、反省しました。大人の男性の声は響いてしまうので。
そんな中でも特に怪我がなかったのが良かったです。
どれだけ気にしてても、気をつけてても起こってしまう可能性があります。やれることは徹底的に怪我を予見してリスクを減らすこと。
どれだけ良い稽古ができても、怪我をさせてしまっては何の意味もありません。
ここは引き続き徹底して行っていきたいです。
また大人会員さんが増えた場合にも同様に気にすべき点だと思います。
あとは、トラブル回避という意味では、和室で空手の形の確認等を行った際に、隣の団体さんから「静かにやってほしい」という言葉を稽古開始前に貰いました。
和室なので、当然体を動かす事はないので、主に座学として行ったのですが、終了後にその隣の団体の代表者から謝意を頂けました。その時はソレで良かったのですが、このあたりはやはり気をつけながらやらないと駄目だと思います。
3.次なる目標(3ヶ月後)
次なる目標は2つ!立てておきましょう!
3−1.会員を増やす
1つは新規会員さんを子供3名、大人1名増やすこと。そのためのやるべき事は多くあります。宣伝活動をより具体化していく事。また見学者、体験者をいかに納得して入ってもらえるのかを工夫することですね。せっかく見学、体験をしてもらった訳ですから、入会意思の有る方をしっかりと納得してもらう必要がありそうです。
3−2.稽古メニューを充実させる
今の稽古は出稽古メンバーのような、ある程度上手な子には通用しますが、初心者の子たちがあっさりとこなせる稽古になっているかは、見直す必要があります。
基本的に厳し目の稽古を最初からやらされると「空手はやらされるものだ」という印象になってしまうかも知れません。楽しんで効果的に練習していく方法や稽古方法はまた考えなくてはいけないかなと思っています。
ここは指導者としての私のセンスが試されるのだと思います。子供たちにアンケートをお願いしようかなと割と真剣に思っています。
4.まとめ
今の所、出稽古メンバーのおかげで何とか道場としての体を保つことができました。また私自身の指導経験という意味でも、この3ヶ月で得られた経験、知識、データは少なくないと思います。
そもそも空手道クラブ立ち上げ理由、空手を楽しむ、空手で豊かな武道ライフを!という誰でも低い敷居で空手道を経験してもらいたいというコンセプトを崩すつもりはありません。
大会で優秀な成績を収められなくても、強い空手家が育たなくても良いと今は思っています。でも優秀な人材を発見したりすると、強化して大会で勝たせたいと思う気持ちもわかります。そのあたりはどうなるかは私自身まだ分かりませんが、今の所は楽しむ空手、楽しく行う稽古が第一です。
一方で、今まさに思うのは、元々の所属道場の普段の練習パターン等は基本をきっちりと押さえて、よく考えられているのだなぁと改めて思いました。
私は独自色を出すのではなく、プラスアルファを目指すべきと思っています。
あっという間の3ヶ月でしたが、次の3ヶ月で6ヶ月がすぎることになります。何とか人を増やして道場としての姿をもう少ししっかりしたものにしたいですね!
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