本日はキックボクシングや空手でも役立つ練習方法「レンチュン」について書いてみたいと思います。
1.レンチュンとは何だ?
レンチュン(もしくはレンチューン)とはムエタイの練習方法で、軽いスパーリング・受返しの練習方法です。
キックボクシングでは軽いスパーリングのことを「マススパーリング」と呼びますが、それのムエタイバージョンと言えると思います。
試合感を養う以外にも、いろんなメリットがあるので、キックボクシングや空手の練習などでも役に立ちます。
2.レンチュンのやり方
レンチュンのやり方は、基本寸止めのスパーリング、もしくは超ゆっくりした当てないスパーリングという感じです。
防具(グローブやレガース)など無しでもやれますが、慣れないうちは安全のためには付けたほうが良いでしょう。
基本的にすべて寸止めレベルのスパーリングです。
上級者やプロは敢えて何も付けずに、スネを鍛えるためにわざとある程度の強さで打ったりもするそうですが、レガースなしだと脛とかめちゃくちゃ痛いのでアマチュアはやめておきましょう。
グローブもしない場合は、手のひらの動き方も意識・工夫しましょう。
ムエタイルールの場合は、首相撲まで持ち込みますが、ヒザを強く当てるのは注意が必要です。軽くってもガッツリ入るとかなり痛いです。特に顎とか、、。
寸止めですが、距離感やコンビネーション。技の出し方など色々と試せます。
何より頭を使ってどうやったら自分の得意攻撃に持ち込めるのかを考えながら実践しましょう。
特に防御の意識を高く持ち、攻守の切り替えを学びましょう。
3.レンチュンの応用
レンチュン等の練習方法は、勝ち負けとかではなくて、自分自身の技やコンビネーションの応用や試しでイメトレに近いものがあります。
なので、ムエタイだけでなく、空手やキックボクシングでも当然使えます。
キックボクシングのマススパーよりも戦略的にやることと考える時間があるので、目的意識を持って応用してみても良いかと思います。
もちろん空手でも同様です。
スピード重視の伝統派空手では、瞬発力が物を言いますが、敢えてゆっくりやることで色々な攻撃パターンや自分の気が付かないクセや得意・不得意なパターンを把握修正する等の応用に活かしてみてはいかがでしょうか?
4.終わりに
ということで、今回はムエタイ式マススパーのレンチュンのご紹介でした。
似たような練習も多くあるかと思いますが、敢えて当てない、受ける避けるなども含めてきっと役立つ練習になると思います。
ぜひお試しください。
タイでは子供の頃からこんな練習をしているそうです。
そりゃあ、強くもなりますね、、。
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