拳を鍛える方法についてです。
1. 拳を強くする方法について
1−1.サンドバッグを素手で殴る
サンドバッグを素手で殴るそれだけです。
いやいや、なんだよそれ!?と思った人も多いことでしょう。
でも、あのモンスター井上尚弥もやっている練習方法です。
世界チャンピオンがやってる練習です。間違いであるはずがありません!
【練習方法・やり方】
サンドバッグ打ちを裸拳か軍手くらいで行います。とにかくナックル部分(拳頭)でしっかり捉えて打ちます。小指とかで打たないように意識をします。
ちなみにフックの時は、ボクシングのフックと異なりよりナックル部分を当てる方が良いので、内側に捻ったような打ち方になります。
最初はすぐに拳が痛くなりますが、慣れます。
【メリット】
・拳のヒット位置(拳頭部分)が明確になる
・ミスヒットが分かる
・わかりやすく拳が痛くなる(結構慣れて来ます)
・相手へのダメージ(威力)が理解できる
・集中してサンドバッグ打ちができる
ジムによってはサンドバッグを素手で打つのはNGというところもあると思いますが、手軽に拳を鍛えられるので結構おすすめです。
意外に思うかもしれませんが、サンドバッグも素手で殴ると結構拳が痛いものです。
でも慣れるととても良い練習になると思います。
1−2.拳立て伏せ
拳を鍛える代表的な練習方法。
道具が要らないのと、パンチをした時のヒットポイント(拳頭)を明確に理解できるのが特徴です。
【練習方法・やり方】
基本は腕立て伏せなのですが、拳を地面に置きます。
手の位置は脇の下くらい。人差し指と中指の拳頭部分を中心にそれぞれの第二関節くらいをつけます。体重をやや前に掛けるように腕を曲げます。拳頭部分にしっかりと体重をかけて行います。最初は20回とかでも辛いと思いますが、慣れます。
【メリット】
・道具が要らない
・筋トレにもなる
・拳のヒットポイントが分かる
誰でも簡単にできる拳立て伏せですが、やり方を間違えると意味が半減してしまいます。拳を置く位置や拳を当てる部分を意識して行うべきでしょう。
1−3.巻藁を打つ
巻藁という空手の道具があります。サンドバッグの簡易版みたいなものだと思ってもらえればよいかと思います。
やすいものは数千円で木とかに括り付けて使えます。コンビネーションとかの練習というよりは正しいつきを反復練習するのと、拳を鍛えるための道具のイメージです。
2.拳を強くする意味
そもそも拳を強くする意味は何なのでしょうか?
単純に拳の耐久力が上がるという意味もあります。
基本的に拳を鍛えていない場合、当たりどころが悪かったりすると怪我のリスクもあります。
が、拳を鍛える=正しいパンチを打てるという意味があります。
どういう事かというと、正しくパンチが当てられるという事は、拳が正しく使える必要があります。力任せに殴りつけるのではなくて、ポイントで当てられないと威力が落ちてしまったりします。
意外と慣れてないとパンチした方が怪我をするとか有りえます。
力の入れ方や当て方なども色々ありますが、そもそも拳を鍛えていると様々な場面で役に立つはずです。
ちなみにボクシングはグローブをしている前提なので、やや判定が曖昧な部分もありますが、それでも正しくポイントで当てる技術は必要です。
3.終わりに
拳を強くする方法は、ごく単純に言えば硬いものを正しくパンチする事ができれば良いだけなのですが、それは単純に骨を強くしている行為です。
よくキックボクサーがビール瓶でスネを叩くとか言いますが、それと同じく骨を叩けば骨が強くなり痛みに耐えられるようになるのです。
私は特にサンドバッグを素手で打つのが、お気に入りの練習方法です。
強く打つためにはそれなりに時間はかかるかもしれませんが、正しく体が使えて正しいポイントで打たないと拳も痛いですし、総合的に躊躇なく素手でサンドバッグを打てると自分が正しく打てているなと実感できます。
もしよければ試して見ください。
ではまた!
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