大手キックボクシングジムの初心者向けは、実際どうなの?
もちろん良い点がありますが、今回は大手ジム(初心者向け)の弊害について書きたいと思います。
1.大手のキックボクシングジムについて
昨今、女優さんがキックボクシングを始めたりして、ブームが到来しているそうです。
確かにジムには若い女性も多く、賑わっている気がします。
私が通う大手のジムは、ターゲットを初心者や女性に絞り、これまでの辛く厳しい格闘技としてのキックボクシングとは一線を画すコンセプトになっています。
強さよりも健康やダイエットを、主目的として打ち出しているジムです。
もちろん強い人やプロもいますが、幅広く門戸を開くという感じですね。
こんな風に入門の敷居の低いキックボクシングジムは、多くの人が集まりますし、フィットネスジムに併設されている格闘技ジム同樣に多くの人が集まります。
多くの人が集まるがゆえに、設備が整っていたり、料金が安かったりするメリットがあります。
また多くの人が集まることで、常に活気があり、新鮮な気持ちでトレーニングができるので、楽しく利用することができます。
また色んな道場やジムが利用できるので、出稽古システムが充実したりします。
2.初心者向けの弊害について
大手の初心者向けジムは、メリットも多くありますが、デメリットも結構あります。
それが人によっては致命的になる場合もあるのです。
2−1.初心者過ぎて練習にならない
私はあまり気にならないのですが、あまりにも初心者しかいない時間とかだと、クラスが基本中の基本から始まる場合もあります。
例えばジャブの打ち方とか、ストレートの打ち方とかたまに聞く分には、気にならないし初心に帰れるので結構良いのですが、これが毎回となると流石にもうそれはいいかなと思ってしまいます。
また受返とかミットの持ち合いとかでも、本気で蹴れない、パンチを打てないなんて事もありえます。
なので人によっては、クラスに参加せずにひたすら自主練に励む人もいるのです。
2−2.クラスが単調もしくは単なる打ち込み
クラスの内容が毎回同じく、筋トレと基礎のみで終わるクラスが存在します。
また健康目的には適切な、打ち込み等の発散エネルギーの度合いが高いものをやりがちです。
トレーニングとして特段問題はないのですが、特に工夫もなく単にサンドバッグを打ち込んで終わるとちょっとがっかりします。
なにか一つくらいは新しい情報や技を覚えて試したいですよね。
トレーナーは、クラスの平均よりも下のレベルに設定しているらしく、ひたすら基本の練習やお決まりの打ち込み系のみのクラスを行う場合も、、、。
もう少し違うこともやりたいと思いつつも、そもそもレベルを下に置くとこんな感じになります。
2−3.会員の出入りが激しく仲間がいなくなる
大手のジムには多くの人がやってきますが、一方で多くの人たちが去っていきます。
やめていく理由は人それぞれですが、割と多くの人がいなくなる傾向にあります。
それはやる気が有って一生懸命ジムに通っていた人達も同樣です。
単純に合わないという人も多いですし、結構多いのが、物足りないと考えてやめてしまうパターンですね。
初心者向けのジム故に、もっと違うことをやりたい!という人には合わないかもしれないですね。
2−4.実践練習に対してクレーム
初心者向けとはいえ、しばらく通っている人達はいつしか上手になり初心者ではなくなります。まぁ、当たり前ですが、、、。
以前有ったのが、スパーリングをしていたら苦情が来るというまさかのパターンですね。
確かに初心者向けとはいえ、スパーリングが怖いから、、という理由でクレームを上げられてしまうというまさかの展開が、、、。
どうやらもっと奥まったところでやってくれという意味なのかもしれませんが、格闘ジムにいるにも関わらず、スパーリングが怖いとはこれいかに、、、。
3.終わりに
個人的には大手の初心者向けのジムは、意外と楽しく練習できるので私は気に入っています。
以前いたジムは実戦実戦で毎回激しいトレーニングでしたので、やる気をなくしてしまう人もやはり結構多いかもしれません。
それぞれのジムにはそれぞれのニーズが有って成り立っているので、全てが完璧ということはありえないでしょう。
それでも初心者優先のジムだとこんなふうな弊害もあるのですね。
ぬるい!!と言って去っていく人達の気持ちもわからないでもないです。
さあ、あなたはどんなジムはいかがでしょうか?
世の中には色んなジムがあるのですね。
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