空手の魅力シリーズ 今回は「蹴り」についてです。
空手をやってる訳ですから、やはりこの蹴り技は花形な訳です。
蹴りが決まれば一撃必殺ですね!
コレが打ちたいのです!!カッコイイのです!!
蹴り技は突きよりもパワーが格段に上がります。
この技は強烈なんです!
突きでは倒せない相手も蹴りでなら倒せるかもしれません。
そう考えると蹴り技にはロマンがありますね。
空手の蹴り技は多彩です。
相手の水下を正面からける前蹴り
相手のお腹を蹴り込む中段蹴り
相手の頭や顔を蹴る上段蹴り
膝を抱え込んでから蹴り込む廻し蹴り
相手の顔や頭を足の裏で蹴り込む裏廻し蹴り
等など
更には伝統派の組手では使わないですが、足を蹴る下段蹴り
相手の脇腹をピンポイントで打ち込む三日月蹴り
色々な蹴り技が存在します。
そしてこの蹴り技は人によって色々と出し方も違うし、タイミングも違います。
得意技を最後に出してくる人もいるし、パターン化している人もいます。
相手に見えないような蹴り方をしてされると、本当に蹴りが見えません!
やはり上級者になると、どのタイミング、どの体制からでも蹴りを打ってきます。
蹴りを餌にして、突きで極めに来る人もいます。
そしてこの蹴り技、、、中々難しいのです!
失敗すると圧倒的に不利な状況に陥ります。
空振りとかしたら、ポイントを取られたも同然です。
私はこの蹴りを打つ練習がしたくて、キックボクシングを始めたくらいですからね。
そして空手を始めてもうじき5年、キックボクシングを初めて4年になりますが、未だに満足できる上段の蹴りは打てません!!
それぐらい難しいというか、柔軟性が必要なんです!!
やはりこの上段蹴りを自在に操れるようになれば、空手家としてのレベルが上がると思います!
「ケリが得意!」という人も結構多いです。
ちなみに娘も突きとかは全然ダメでしたが、上段蹴りは結構上手でした。
せっかく空手をやっているわけですから、華麗に蹴り技を使いこなしたいですね!
さて、話は少し変わります。
空手の蹴りはキックボクシングの蹴りとは少々違います。
とはよく言われますがが!!!
基本的には同じだと私は思っています。
よく言うのは空手の蹴り技は「廻し蹴り」というように直線的な蹴り技ではなく、抱え込んでから横から蹴ってくるイメージですかね。
対してキックボクシングのキックも同じような感じではあるものの、割と直線的な蹴りを打ったりします。
※空手の蹴りも直線的な蹴り方もあります。逆も同じです。
でも、それは蹴りに限らず戦い方には個人差があるように、「時と場合による」と私は思います。
空手で引き足を取るのが重要だという一方で、キックでは押し込んで相手にダメージを与えるのが重要と言う人がいます。
でもこれって実は同じで、空手もキックも引き足を取らないとキャッチされてしまったりするので、結局戦いの中では何が正しいのかは時と場合によるわけです。
特に空手自体は投げ技もあるし急所攻撃のあるので、当然ながら掴んだりする事も普通にあります。
引手を取らないと掴まれて腕をへし折られる!!?なんて事も想定されているのです。
要するに組手とは別なんです。
こんな部分の背景が少々違うのですね。
空手の子供たちにミットを打たせると、割と表面をパーンと蹴って音はいいけど軽い蹴りを打つ子供が多いです。
組手の試合ではそれが正しいかもしれませんが、それでは相手は倒れない訳ですね。
なのでしっかり当てて直ぐに引くという点では、蹴り技に共通した話だと思います。
いずれにしても蹴りは 、柔軟性やバランス、筋力等複数の要素が揃わないと中々打てないのです!
でもこれらを克服し、自分のものとしての蹴りが打てたら素晴らしいじゃないですか?
私はそんな蹴り技が大好きです!
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