カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

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会員数ゼロの強い味方!出稽古メンバーの高い付加価値 道場運営日誌⑤

習志野台空手道クラブという空手道クラブを立ち上げました。

道場運営について、少々書き置きたいと思います。

想像以上に難しいものだと実感しますが、それでも何かに挑戦するというのは楽しいものですね。

 

 

1.稽古前の不安 人が居ない問題

さてコロナウィルス緊急事態宣言が一旦終了した2021年4月の2週目の土曜日午前。

我が習志野台空手道クラブがクラブ化して、最初の稽古です。

公民館の一室をお借りしての稽古です。

とはいえ、問題は山積みです。

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覚悟していのは、一人きりの稽古です。

誰も居ない寂しい稽古を覚悟していました。

ただし空手道の良いところは、そういった一人の稽古もまた重要であるということですね。

ですが、一人きりの稽古を最初からやるのは流石に寂しいので、師範(私の師匠)に泣きついた訳です。

 結果やってきたのは、師範の息子さん(中2)と黒帯の女子3名、黒〜緑帯の3兄弟とまさかの7名の子供たちが出稽古に来てくれたのです。

参考記事:

www.karatekagolf.com

確かに我が習志野台空手道クラブとしての会員数はゼロ。

強いて言えば私がいるだけです。

で、私を含め8名の稽古が最初の稽古になりました。

大変にありがたい思いです。 

 

2.出稽古の子供達への指導方法

初回稽古だから緊張したとか、そんな事ははっきり言ってありません。

何故なら代打の稽古自体は何度も過去にやっていたこともありますが、何より緊張している場合ではないからです。

わざわざ出稽古に来てくれるメンバーは、師範に言われたとはいえ、来るだけでも大変なはずです。

当道場に来てくれる理由はズバリ、人数が少ない!だと思います。

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人数が少ないとより細かい指摘が出来たりします。

私が出来ることは、普段の道場では出来ない少人数だからこそ出来る稽古。

例えばミットを持ってあげたり、動画を撮って形を客観的に自分の形の動画を見てもらう稽古等を行いました。

伝統派空手の道場にもよりますが、結構ミットを持つ練習をしない場合もあります。

私はミット練習はあったほうが良いと思っているので、ミットも結構多用します。

特に「ミットを持つ人」も少し慣れは必要ですが、まさに防御というか、相手の攻撃をじっくりと見れて、受けられるのでとても役に立つと思います。

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折角来てもらった以上、普段の稽古とは違っても、本人たちに役に立つ稽古をしなくてはいけないと思うと、慣れてないだの緊張だとかで慌てている場合ではないのです。

意味のない稽古・練習しかし無いのであれば、彼ら・彼女らは出稽古には、すぐに来なくなってしまうでしょう。

 

3.出稽古メンバーの高い付加価値

出稽古に来てくれるメンバーは、そもそも黒帯の子供たちを中心に実力が高いのです。なので指導も実は楽です。基本ができちゃっていますからね。

一瞬、自分の指導は結構イケてる!?という錯覚をしてしまいそうです。

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実際には色々と大変です。

特に大変なのは、全くの初心者や、やる気のない子供など、言っても理解してくれないなど、道場の稽古に関する問題は多く有るでしょう。

だからこそこの黒帯の出稽古メンバーは、非常に重要なのです。

仮に新規に会員が増えたとして、私しか居ない場合、結局は先生と生徒の関係に変わりはないものの、立場が違うので目指す目標というか、立ち位置がわからないのだと思います。

要するに見本として、目標としての黒帯の存在ですね。

「この人のようにやれば良い」

「この人のようになりたい」

という思いは、一人しか居なければ、初心者しか居なければ感じることが出来ないのです。

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なので、黒帯の少年少女、茶帯、緑帯の人たちのレベルがどういうものか?

そもそも実力を身を以て教えてくれる立場の存在こそが、とても付加価値の高い存在なのです。

具体的には

・稽古の見本になってくれる

・稽古だけでなく立ち振舞いなど見本になってくれる

・道場の雰囲気を作ってくれる

・私が気が付かない点を注意・アドバイスしてくれる

・そもそも私(指導担当)の稽古練習にもなる

・入門希望者(見学体験)の判断材料になる

・私の考える練習メニューの評価を聞ける

 

などなど色々な価値を持ち込んでくれるのです。

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彼等が当道場に出稽古に来てくれている点で、同じような状況の道場と比較すると、とても優位性を持っていると思います。

本来ならばギャラを払ってもおかしくない程、価値があるのですね。

なので、この出稽古の子供たちが満足してくれるような稽古をすることで、彼らは空手を練習できて、新規会員さんが来た際には、良い目標となってくれるのです。

但し、そもそも実力のある人達が出稽古に来ているので

「思い通りの稽古が出来てしまう」

という点は注意する必要がありそうです。

 

4.終わりに

出稽古メンバー来てくれているうちに、何とか数名だけでも新規会員を迎え入れたいところです。

そうする事によって、雰囲気であったり立ち振舞を引き継いでもらえるのです。

こればかりはいくら私が口で言ったところで、いまいち響かなかったり、伝わりきらなかったりすると思います。

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またいつまでも出稽古メンバーに頼っているわけにも行きませんし、彼等彼女らが当クラブへの練習・稽古に行くことが負担になっては意味がありません。

 

今は師範や彼等、彼女らとその父兄の行為に甘えさせてもらい、来てもらっている状況なので、なるだけ早いタイミングで会員を増やしていきたいなと思う日々です。

因みに4月の稽古開始から、黒帯女子3名は皆勤状態で通って来てくれています。

こんな空手好きの子供達がいるのは、ありがたいですし、素晴らしいですね!

当クラブとしても実に「恵まれた環境での船出」だと思います。