パンチの重さは才能とか言います。
それって本当なのでしょうか？
１．パンチが重い！？
ジムに通い始めて間もないある日のことです。
ミット打ちをしてもらっている時にトレーナーから言われました。
トレーナー「カラウサさんのパンチ重いよね」
私「え？そうなんですか？」
トレーナー「やっぱり空手やってるせいかな？」
ほんの些細なやり取りがあったのです。
まぁ、パンチ力があると言われること自体は嬉しくは思いますが、とはいえ単にミット打ちでの話ですから、その時は「そんなものかなぁ」とあまり深くは考えていませんでした。
ある日、元日本ランク一位のボクシングの先生に言われました。
「パンチ力だけだったらチャンピオン級（笑）」
この時はそんなふうに言われて、結構驚きました。
ジムにボクシング出身のトレーナーは結構居ますが、実績が超一流のトレーナーは割と少ないのです。
そこで初めて、私はパンチが重いのだと認識したのです。
私にはパンチの才能があると、、、。
★注意★ ボクシングの才能とは別
２．才能ってなんだ？才能の定義は？
では、才能とは一体何でしょうか？
何を以って才能というのでしょうか？
才能についてのパターンを記載してみたいと思います。
２−１．パターン①チート系才能
もしメジャーリーガーの「大谷翔平」を例にとって考えましょう。
１６０ｋｍを超える速い球を投げる、１３０ｍを超えるホームランをたくさん打てる漫画みたいな選手です。
皆それを目指して死ぬほど練習しても、辿り着けない領域は存在するのです。
それが本来で言うところの才能なのでしょう。
これが才能パターン①、一部の特別な人間のみに与えられし所謂「チート」というものでしょう。
例えば以下のようなものです。
・野球選手としての大谷翔平、イチロー
・ミスタージャイアンツ長嶋茂雄
・ゴルフのタイガー・ウッズ
・サッカーのマラドーナ
・ボクシングののモハメド・アリやマイク・タイソン
・バスケのマイケル・ジョーダン
・キング・オブ・ポップ マイケル・ジャクソン
など、そもそも特別な才能が備わっていた人たちです。
彼らのことはパターン①「チート系才能の持ち主」と呼びます。
「１００年に一人の逸材」「生ける伝説」とか呼ばれる人たちですね。
２−２．パターン②覚醒型才能
覚醒型才能というのは、そもそも持っていた突出したレベルの才能に磨きをかけて才能が大きく開花したパターンです。
勘違いしていけないのは、努力して身に付く才能ではなくて、才能はそもそも持っていたのを努力して飛躍・開花させるパターンですね。
チート系に次ぐレベルの才能です。
１０年〜３０年に一人の逸材とか言われる人たちです。
例えば以下の人たちがそうですね。
・野球の江川卓、田中マー君、松井秀喜
・サッカーのクリスティアーノ・ロナウド、メッシ
・映画監督の黒澤明、宮崎駿
・サッカーの中田英寿、中村俊輔
・バスケの八村塁
このあたりが覚醒型の才能ですね。
チート系才能とも思われる人も当然おります。
２−３．パターン③蓄積型才能
覚醒型の才能とは別に、そもそも才能は持っていなかったのですが、努力を積み重ねる事で才能レベルを上げる事が可能です。
このパターンを蓄積型才能とします。
例えば世間一般的なプロスポーツ選手の大半がこのパターンですね。
当然才能は持っていたと思います。
ただし先述の「チート系才能」や「努力型才能」とは違って、才能自体はそれほど大きくはなかったのでしょう。
ですが、その競技が好きだったり、目覚めたりして努力していくうちに徐々に才能としてみについて行ったものでしょう。
２−４．パターン④なんとなく才能
さて、才能については実はこれが結構多いと言うか、前提何だと思います。
それは
なんとなくできちゃう。
いきなりできちゃう。
という事です。
この部分だけ切り取ると、チート系や覚醒型と何が違うの？と思うかもしれませんが、チート型、覚醒型のが「その競技においける全てにおいて」という事に対し、なんとなく才能は、その一部分が人より少し優れているに過ぎません。
これは実は多くの人が、たくさん持っている才能の一つです。
パンチが重いという才能は、理由や要素はどうあれ、なんとなく備わっていた。才能なのです。
３．私の才能について
私は以下の才能を持っていることを自覚しております。
全てなんとなく才能です。
要するに人より（一般的な）も優れている点です。
そう、それは要するにスキルです！！
パワプロで言うところの、特殊効果と同じです。
・パンチの重さ
・視力が今でも１．５
・ゴルフの飛距離
・ラーメン好き
私の場合はこの３つが自覚あるなんとなく才能です。
これらの才能を多く持っている人が、総じて才能の持ち主という事なのでしょう。
努力することで成功するのだと思います。
例えば以下のモノがなんとなく才能です。
・背が高い
・身体が大きい
・足が速い
・体力がある
・遠くに投げる
・泳ぐのが早い
・息を一分以上止められる
・計算が早い
・記憶力が良い
・目が良い
・ジャンプ力がある
・体が柔らかい
・筋肉が付きやすい
・肩が異常に強い
・根気がある
・飽きっぽくない
・耐えられる
などなど、いくつかは思い当たる人はいるのではないでしょうか？
これらも立派な才能です。
ですが、上限値が違いますよね。
大谷が投げる１６０ｋｍのボールは、これら才能の速い球が投げられるという能力の最上級であり、人によっては１４０ｋｍでも十分優れていますよね。
これらをうまく活かす事が出来るのか？というところもまた才能なのですね。
４．終わりに
才能についての話をしました。
私は職場のゴルフコンペでドラコンをよく取ります。
一般的なサラリーマンの世界では相当に飛ばす方です。
飛距離はだいたい２５０〜２８０ヤードくらいです。
★普通の人は２２０ヤードくらい
でも御存知の通りプロは３００ヤードを超えますし、やはり飛ばすアマチュア選手もそれなりに３００ヤードも飛ばす人も居ます。
ですが、私の仕事場の３０人くらいのコンペではほぼ敵なしです。
ところがドラコンを取れない場合もあります。
なぜならミスをするからです。
ゴルフボールを遠くに打つ才能があったとしても、ミスをする事を想定するとそれだけが良いというわけではありません。
きっちりと制御できて、使いこなせて始めて才能が活かせるのですね。
パンチの重さはテクニックと以前ブログに書きました。
私の場合は、これらがいつの間にかできていた。
というなんとなく才能の典型です。
そしてパンチの重さがあったからとて、ボクシングのチャンピオンになれるのか？と言われてもそれは無理でしょう。
パンチが重い才能ではなくて、ボクシングに関する様々な才能が組み合わさった総合的な才能が必要です。
つまり「覚醒型才能」「蓄積型才能」を如何に手に入れるのか？というのがポイントなのです。
なんとなく才能は恐らく誰しもが持っているし、気がついていない才能でもあると思います。
もしその才能に気が付き、うまく活かせたら、何かその分野に名を残す名手になるのかもしれませんね！！？
皆さんご自身の才能にお気づきでしょうか？
何の才能をお持ちですか？
