子供の習い事で人気の武道や格闘技。
では何の競技が一番オススメなのでしょうか？
私が独断と偏見で勝手にランキングを行います。
※苦情やご意見は受け付けておりません！！
１．子供の武道・格闘技について
昔から子供の習い事として、武道は存在していました。
でも昨今ですと更に格闘技なども人気が結構出てきました。
・健やかな成長と健康のため
・礼儀／作法を正しく知るため
・いじめ等に巻き込まれないため
・強く健全な子に育ってほしいため
・自分に自信を持たせるため
・将来何かの役に立つから
親としては色んな思いが有るのだと思います。
ですが当たり前ですが、重要なのは子供の気持ちではないでしょうか。
子供が楽しめる環境が重要だと思います！
ビシバシ鍛えて！というのが良いのか！？
私には分かりませんが、失敗する場合も多いと思います。
２．ツイッター（ＳＮＳ）で聞いてみた！
私には３０００人を超えるフォロワー様がおります。しかもその多くが武道・格闘技経験者、関係者です。
そんな人達にアンケートしてみました。
子供におすすめの格闘技は？
こんな結果が帰ってきました。
有効回答は１２３票！
なのですが、、、空手の割合が異様に高くなりました。
これは伝統派もフルコンも分けなかった事もありますが、どうやら私がフォロワー様の多くは空手関係者だった気もしてきます。
ちょっとこの結果はあまり参考にならなそうなので、
日本国内における競技人口を調べました。(世界ではない)
ところがこれもまた怪しい！！
正しい数字は柔道くらいじゃないですかね？
これ色々調べるとわかりますが、かなり曖昧です。
・柔道・・・１４万人（２０１９年）
・剣道・・・１６０万人（２０１１年）
・空手・・・１３０万人（伝統派１１０万人、フルコン２０万人）
・合気道・・・１１０万人（ｗｉｋｉ情報）
まぁ、こんな数字だったとするのが割と妥当な気がします。
なので、空手が突出して多くなるとはちょっと考えにくいのですよね。
でもまぁ、ツイッター上の私のアンケート結果は一応
「空手をおすすめ！」
という事になりました。
３．オススメの武道・格闘技評価レビュー！
という事で、
子供におすすめとなる武道・格闘技
を評価したいと思います。
Ｓ（最高）＞Ａ＞Ｂ＞Ｃ＞Ｄ＞Ｅ（最低）で評価します。
オススメは☆で表します。
私の勝手な独断と偏見なので、ご参考程度に、、、。
①世界が認める武道！柔道！
言わずと知れた世界の柔道！その裾野の広さは群を抜きます。
古くからオリンピック競技であることはもちろん、多くのヒーローが存在します。
【入門の敷居】B 多くの道場があり学校の部活も多い
【怪我】Ｄ 骨折・脱臼・打ち身などもあり得る
【強さ】Ａ かなり実戦的
【体力】Ｂ 体力アップは間違いなし
【お金】Ａ そんなにかからない
【競技人口】Ｃ 普通（14万人程度）
【オススメ】✩✩✩
やや怪我のイメージが強いか！？古くからのオリンピック種目で超メジャーな武道。大きな大会もあるので、競争力があります。投げ技と寝技も学べ実戦的。警察・公務員試験に有利！？部活動も活発なので、町道場から部活動への切り替えも容易で、本気で取り組む人にはよい武道。
②日本の心侍魂！剣道！
日本人には多少なりとも侍の血が入っているので、剣に対する思い入れは強いものがありますね。
【入門の敷居】C 道場は多い。学校の部活も！
【怪我】Ａ 致命的な怪我は少ない
【強さ】Ｄ 棒があれば無敵だが！？
【体力】Ｂ 全身運動でムキムキに
【お金】Ｅ 初期費用は大
【競技人口】Ａ 非常に多い（160万人程度）
【オススメ】✩✩✩✩
やはり初期費用が高いイメージ。子供に習わせてすぐに辞めてしまうと、非常にもったいない。剣道を学ぶ人に悪い人はいないと私は感じます。多くの学校には剣道部があるので、早くから始めると学校の部活なども含め長い期間学ぶことが可能です。
③多彩な技の数々！伝統派空手
基本は寸止めなので割と怪我が少ない！
スピード重視、技重視の空手です。
【入門の敷居】Ｃ 町道場は多いが、部活は少ない
【怪我】Ｂ 寸止めなので怪我は少ない！？
【強さ】Ｃ スピード重視
【体力】Ｃ 瞬発力必要、ウェイトトレとかはそれ程要らない
【お金】Ｂ 月謝など非常に安い道場が多い
【競技人口】Ａ 非常に多い（110万人程度）
【オススメ】✩✩✩✩✩
怪我が少なく、割と安全に学ぶことができます。ですが瞬発系の組手だけに、体重が増えてくる中学生以上は多少怪我が増えるかも知れません。中学、高校の部活としてあまりないのが難点です。昇級・昇段するタイミングが割と早いので子供たちの自信に繋がります。
④実力主義！！フルコンタクト空手
ご存知！！強さを求める空手！の代表格！
確実に強くなること間違いなし！
【入門の敷居】Ｄ 道場が近場に無いと厳しい、部活にはほぼ無い
【怪我】Ｄ ガチンコ故に割と怪我は多い？
【強さ】Ｓ 化物レベルがいる可能性もある
【体力】Ａ 総合的な身体の強さ必要
【お金】Ｄ なんだかんだと結構かかる
【競技人口】C やや多い（20万人程度）
【オススメ】✩✩✩✩
身体を強くするための筋トレとかは小学校のうちはやらない道場も多いそうです。
練習は相応に厳しく、脱落する子も多少はいると思います。
確実に強くたくましくなると思いますが、学校の部活等はほとんどありません。なので同じ道場に通い続ける事がになります。
⑤大人の格闘技！！ブラジリアン柔術
最近は道場も増えてきて、至るところで柔術を感じます。
黒帯になるのは非常に難しいと言われます。
【入門の敷居】Ｃ 道場が少ない
【怪我】B 怪我は少ない
【強さ】Ａ ある意味実戦的
【体力】Ｃ 体力・パワーよりも技術
【お金】Ｂ 道具はほとんどなし、月謝は高い
【競技人口】Ｅ 少ない（３万人程度）
【オススメ】✩✩
競技人口が少ないということは、大きな大会等がありません。また競技人口の大半が２０以上の人たちで小学生、中学生の習い事としては少々難しいかも知れません。それでもキッズクラスがあれば私なら通わせたいです。
参照サイト：
ブラジリアン柔術の階級とおよその競技人口について | TUNELOG
⑥華麗なる足技！テコンドー
松濤館空手や中国武術等を元に作られた足技多彩な武道
オリンピック種目でもあり、世界で根付いています
【入門の敷居】Ｃ 道場は多くない 部活は殆どない
【怪我】Ｂ 怪我は割と少ない
【強さ】Ｄ 手業が少ない
【体力】Ｃ 蹴り技の連続は体力が必要
【お金】Ｃ 道具はそこまで高くない
【競技人口】Ｅ 少ない（1.5万人程度）
【オススメ】✩✩✩
世界的には空手をも凌ぐ競技人口になっているとも言われます。現代にフィットした形に進化した形態になっています。空手同様に少年少女の習い事として人気ですが、国内では競技人口が多くないため道場自体があまりない事。部活動等が無い事が考えどころです。
⑦精神集中！研ぎ澄ませ！弓道
古来からある伝統の武道！精神を集中して一撃必殺の極み！
気高く美しくという感じですね。
【入門の敷居】Ｄ 道場は少ない 安全性はある意味高い
【怪我】Ｓ 怪我は非常に少ない
【強さ】Ｅ 距離があれば無敵
【体力】Ｄ 体力はともかく精神力は必須
【お金】Ｄ 道具はそれなりにかかる
【競技人口】普通（14万人程度）
【オススメ】✩
たまに駅で弓を持っている人を見かけますが、ほとんどが学生さんです。日本における競技人口の約７０％が学生だそうです。比較的安全であることと、所作に美しさが有るので、やりたい！と思う人は多いはず。でも、弓道をやれる場所は限定されるのが現実。中学・高校とか部活で入るのはありですが、幼い子供の頃からやるのは少々難しいかも知れません。
というかそもそも弓が引けるのでしょうか、、。
⑧格闘技の代表格！ボクシング
格闘技といえば誰しもが知るボクシング！！
その歴史は古くまた競技人口も多く、世界で人気！！
【入門の敷居】Ｂ ジムは多い 部活は少ない
【怪我】Ｃ 怪我は割と少ないが脳へのダメージは？
【強さ】Ｂ パンチの多彩さ
【体力】Ａ 体力は必須
【お金】Ｃ そろえると結構かかる
【競技人口】多い（３０万〜）明確な数字わからず
【オススメ】✩
格闘技としての側面が強いため、武道とは少し観点が異なります。基本的にはスポーツで格闘技です。有酸素運動で高い身体能力を求められ、スリリングで楽しいのは間違いありませんが、一方で子供にやらせるには脳へのダメージが現在の医学ではまだ解明されていない事が不安です。特にジュニア選手の安全面にはかなり考慮はされているものの、どうなるかわからないという点で不安は残ります。プロを目指そう！というのでないなら個人的には高校生になってからでも良いのでは？と思っております。
⑨実は日本発祥！キックボクシング
最近は若い女優さんやら芸能人も多くやっています。
蹴り技もパンチもやれて自分のペースで練習できるのがよいです。
【入門の敷居】Ｂ ジムは多い 部活は無い
【怪我】Ｄ 怪我はそれなりにある
【強さ】Ａ パンチとキックの強さ
【体力】Ａ 体力は必須
【お金】Ｂ 月謝次第だがグローブくらい？
【競技人口】不明（１０万人〜）
【オススメ】✩✩
こちらも格闘技ですので、武道とは異なり礼儀作法云々はあまりありません。
競技人口は全体感が分からないので、なんとも言えませんが、少なくとも部活とかではまず無いでしょう。ボクシング同様に脳へのダメージが気になりますが、ケリが有る戦いのため、ボクシングよりは脳へのダメージは少ないと思われます。高校生くらいからの体力づくり等は非常におすすめです。
⑩実は剣術！？合気道
合気道ほど多彩な技術は無いと言われたりします。
そして組技に見えますが、元々は剣術だそうです。
なのであらゆる武器や戦い方が存在するそうです。
【入門の敷居】Ｂ 道場は多い 部活も多少存在
【怪我】Ａ 型がメインで怪我はあまり多くない
【強さ】Ｄ 関節技や武器などがあるが、組み手はしない
【体力】Ｄ 追い込む練習ではない
【お金】Ｃ 武器とかそろえると結構かかる？
【競技人口】Ｂ 多い（１００万人）
【オススメ】✩✩✩
技の多彩さもあり、身体の使い方を学べるという意味で有効な武道だと思います。
また道場も多く、怪我も少ないため、幼い頃から学ぶことができます。
一方で組手・乱取りを多くは行わないため、フリー格闘という意味での実践感覚は掴みにくいと思われますが、代わりに怪我をしないという面が優れています。
⑪実は新しい武道！少林寺拳法
精神性の高い比較的新しい武道です。
参考サイト：
少林寺拳法公式サイト | SHORINJI KEMPO OFFICIAL SITE
【入門の敷居】Ｅ 道場は多いが部活は少ない
【怪我】Ｂ 乱取りをしないため少ない
【強さ】Ｃ 打撃や関節など多彩
【体力】Ｄ 激しく追い込む練習はしない
【お金】Ｂ そこまで高くない
【競技人口】Ｄ やや少ない ８万人
【オススメ】✩✩✩✩
少林寺拳法は、所謂少林拳（中国のカンフー）とは異なり、完全な日本の武道です。ただし創始者が中国で少林拳を学んでいることから、全くの無関係という訳でも無いようです。その高い精神性は若者の育成を目的として作られたとの事で、実にすばらしい内容になっています。
３．子供にお勧め武道・格闘技ランキング・ＴＯＰ３
という事で、上記の内容も踏まえて私が勝手にランキングです。
子供さんにお勧めする武道・格闘技のトップ３です。
第３位
第３位は２つあります。
フルコン空手と少林寺拳法です。
どちらも武道としてはメジャーで中高の部活動では無いのですが、得られる経験と考え方はどちらも素晴らしい物があると思います。
【フルコンタクト空手】
強い精神力を持ち身体的にも相当な鍛錬を積むことができます。また部活動等は無いのですが、世界大会等もあり多くの門下生は、強くたくましく育って行くのだと思います。
また育成面もしっかりしており、キッズクラスに無理な筋トレ等をさせないなどの考慮もされているそうです。学校以外にも夢中になれる場所が有るのは素晴らしい事と思います。
【少林寺拳法】
そもそも創設された理由が若者の健全な育成！というのを実践しているのが素晴らしいと思います。また私の会社の役員は少林寺経験者で、昔は乱取りバリバリやったと言っていましたが、今はあまり無いようです、、、。もう数十年も前にやっていたであろう拳ダコは未だに健在でした。確かに人間性は非常に優れた上司でした。
第２位
剣道です。
防具を購入する費用面は確かに気にはなりますが、怪我の少なさと、日本人として生まれたからには一度は経験したい武道です。実際に非常に良い武道と思います。
剣道自体は竹刀を打つ為の筋力が非常に重要で、実は物凄い筋力が必要で更に恐ろしく疲れます。私が高校時代体育の授業で経験しただけですが、それでも面白さと怖さを味わったものです。
道具もしかり立ち振舞も、技の極めも美しいと思います。
中学校、高校の部活動でも活躍の場はあり、また海外に行った時に剣道に興味を持つ人も多いと思います。
第１位
伝統派空手です！
私がやっているからではありません。本当にそう思います。
お前が知っているからだろ！！と言われると確かにその通りですが、割と客観的に本当に面白いと思います。
相互にダメージを与えない為のシステムやそれでも尚、空手道としての全体普及のための稽古体型など優れていると思います。
流派や道場により全く異なる形態であったりもするので、全てがパーフェクトという訳では勿論ありませんが、親子で空手を学べたり親が夢中になったりする習い事としてもおすすめできます。
４．まとめ
子供の習い事として、私の主観に基づき記載しました。
勿論子ども一人ひとりに性格があるように、感じ方はバラバラです。
記載はしていませんが、個人的には日本拳法や防具空手、空道などで実践を学びたいという思いもあります。
子供に向いているかはさておき、こういう子供も多分結構いると思います。
でも、子供は自分なりの目標や居場所を見つけてくれれば、それだけでも習い事の価値があるのではないかと思うのです。
正直に言えば、それは何でもよいとは思います。
別に武道である必要は無いし、格闘技でなくてもよいです。
最近で言うユーチューバーやオンラインゲーム（ｅスポーツ）など、我々親の世代から見れば、え？？と思う事で有ったとしても、それで満たされるものであればそれで良いと思います。
ですが、
武道・格闘技
だからこそハマる人間もいるのです。
長い人生一度くらい、武道・格闘技に触れてみるのもいかがでしょうか？
※尚、本記事は私の完全な主観に基づくもので、全く事実でない事もあります。
したがって一切のご意見、感想、反論は受け付けておりません。
悪しからずご了承ください。
( ﾟДﾟ)ﾊｧ?
