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【キックの魅力】⑳決めろ!コンビネーション! 細かすぎて伝わらないキックボクシング楽しさ・素晴らしさ

細かすぎて伝わらないキックボクシングの魅力・楽しさ・素晴らしさシリーズ20回目の今回は「コンビネーション」についてです。

 

コンビネーションとは、その名の通りでセットになっている攻撃ですね。単発でキックやパンチではなく、連続で攻撃する事をいいます。

伝統派の空手との大きな違いの一つはこのコンビネーションもあります。ボクシングやキックボクシングの場合、打たれようと何しようと相手を倒せば良いので、如何に相手へダメージを与えられるかがポイントです。一方空手はいい攻撃が入るとそこで止まるので、基本的には狙いすました一撃を主に攻撃します。

※空手でも当然コンビネーションはあります。

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よくワン・ツーという言葉を聞いたことありませんか?これは普通はジャブ・ストレートの事だと思います。ミットを持ったトレーナーがワン・ツーといえば、ジャブ・ストレートの攻撃という意味ですね。

更にワン・ツー・スリー!といった場合は、人にもよりますが、ジャブ・ストレート・左のストレートかジャブ・ストレート・フックを指すと思います。この1.2.3のジャブ・ストレート・フックは非常によく出てくるコンビネーションの一つです。

攻撃は単発のパンチやキックはなかなか当たりませんが、こうしてコンビネーションを使うことで、相手の動きを封じたり、虚を付いて攻撃するわけですね。

ボクシングの場合グローブをつけているわけですから、スピードのみの攻撃ではあまり効果的な攻撃にはなりません。やはり体重を乗せた重いパンチを打ち込む事が相手へのダメージに変わるわけですね。連続攻撃も全てに体重をかけている訳ではありません。でも、上級者の連続攻撃は早いのに重いのです!これが凄いところですね。

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ボクシングの連続攻撃はとても素早いのですが、キックボクシングや空手の場合は更にこれにキックも加わってくるワケです。

キックはパンチよりも動作が大きい分、かわせる場合もありますが、食らってしまうとダメージが大きいですね。ハイキックとかもらうとそれだけでダウンしてしまう事もあります。

コンビネーションにケリを入れるとか、そもそもパンチの連続技もそうですが、これは訓練しないと出せないと思います。

例えばキックだけを打つなら打てます。でもジャブ・ストレート・フックの後に右のミドルキックを打つなんて場合、フックの打ち終りの位置からキックに繋げる事がいきなりだと難しいのです。

といいますか、そもそもパンチの連続攻撃も当然いきなり出せるわけではありません。何故なら連続攻撃をするには体の中心軸を意識して攻撃をしていく必要があるからです。コレがぶれてしまうと中々強い攻撃が出来なかったりもします。

 

さてこのコンビネーションについて、どこが魅力的で素晴らしいのかというと、コンビネーションを作り上げる過程が素晴らしいのです。例えば単なるワンツーのジャブ・ストレートは、ジャブは捨てパンチ(実は当てる気がない)である場合も多く、ストレートを強めに打つのが一般的です。

ワンツーフックの場合は、ワンツーは捨てパンチでフックが本命みたいなコンビネーションの中にも一つの駆け引きや物語があるのです。

面白いことに、コンビネーションを利用して相手に攻撃する場合、例えばワンツーフックばかりを2回か3回繰り返すといつの間にか相手にこの攻撃をすり込むことができます。そこからワンツーフック、更にもう一回左のボディーフックの「ワン・ツー・フック・ボディーフック」を打つと、大概4発目が当たります。

そして逆に同じ事をされると大概もらいます。w

キックも同じような感じで、攻撃最後にキックを織り込まれると慣れてない人はよけられないですね。避けても不意にハイキックとか打たれるとマトモにもらったりします。攻撃は単純な振りをしておいて、実はいろんな駆け引きや戦略があるのですね。これがまた分かると楽しいのです!!

今日はどうやって攻撃してやろうかと思いながら、コンビネーションを磨いていくのは実に愉快です!!皆さんいかがですか?

 

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