キックボクシングの魅力シリーズ18回目の今回は接近戦での一撃必殺フックです。
パンチはストレートのイメージがあるかと思いますが、このフックというパンチは楽しいのです。そして恐ろしい破壊力なのです。今回はそのフックの魅力について書いてみたいと思います。私が一番好きなパンチが左のフックです。その威力に酔いしれることができるのです。
フックというパンチは横方向に体を回転させ、横から殴るフックは驚きの破壊力を持っています。回転というのがポイントでしょうね。パンチは基本的に体の回転とともに打つのが必要です。回転をすることでスピードとパワーを生み出し、そこに体重を加えることで一撃必殺のパンチになるのです。その究極の形とも言えるのではないでしょうか。右のストレートとはまた違った破壊力を秘めています。
サンドバッグ相手に強打で打ち込むフックは、打ち始めると楽しくなってしまうのですね。回転しながらサンドバッグを打ち込むと「ドカン!」という音と共に跳ねるようなサンドバッグを見ると楽しいですね。
私は右のストレートを打って手首を痛めてしまったので、心置きなく思い切り打ち込めるのは左のフックのみです。だからこそこのパンチへの思い入れが強いのかもしれませんね。
またフックは相手のどこを狙うのかという点でもまた選択肢が多いのです。タイミングをずらしてみたり、相手から見にくい位置からフックを狙いまともにヒットすると感動すら覚えます。相手のパンチに合わせてフックを打ち込むカウンターや相手のパンチに巻きつけるように上から打ち込むパンチなど様々な打ち方があるのです。
しかしフックはまたある意味、避けやすいパンチでもあります。すっと後ろにスウェーしたりすると攻撃側は防御ガラ空きの状況になってしまいます。
スウェーされてしまうと、状況は最悪です。強烈な返しのパンチやキックが飛んできます!空振りには十分に気をつける必要がありますね!
回転で打つフックは、凄まじい破壊力を秘めているパンチなのですね。そこに繋ぐためのやり方は色々あります。ワンツーフックの基本形から、ワンツーフック・フックやフックをフェイクでストレート本気のフック等等、研究と練習のやり甲斐のあるパンチですね。研究した成果がでると楽しいものですね!
因みにこのイラスト。何故にパンチにアンパンマンやバイキンマンがいるのかというと、フックを打つときは相手との距離が恐ろしく近い場所から放つワケです。特にフックを打っている最中は顔がガラ空きになります。ガラ空きになったといっても、フックを打っている最中は相手も対応をしなくてはいけないので、簡単に打ち抜かれるというわけではありませんが、やはりガードがない状況になりやすいのは事実です。フックは接近戦で威力を発揮しますがやや遠くのフックであるロングフックとか、顔ではなくボディーを打ち抜くボディーフックも存在します。いずれにしても勇気が必要なパンチなのですね。
最後にこのパンチの何が素晴らしいのかというと、ズバリ破壊力です!自分でも驚く程の破壊力を生み出すからです!
このパンチは一撃必殺の実力もあるのです。私はこの回転で打つパンチが割と得意で
先生からも結構褒められていたものです。体の使い方次第で強烈なパンチを打てるというその事こそがこのフックの素晴らしい点です!!
今日もまたどこかのサンドバッグからドカンという音が聞こえてくるかもしれませんね。ひょっとしたらフック好きなボクサーやキックボクサーがフックの練習をしているのかもしれませんね。
みなさんも打ちたくなりませんか?