カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

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キックボクシングのコンビネーションの基本・コツ・ポイント・打ち方

キックボクシングにおけるコンビネーションのコツやポイントについて

★基本について記載します。

 

 

1.キックボクシングにおけるコンビネーション

ボクシングのコンビネーションとキックボクシングにおけるコンビネーションの違いは、当然ながら蹴り技が 入るのが大きな違いです。

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ボクシングは、パンチのみの攻防なのでそのコンビネーションは実に多彩ですが、キックボクシングにおいてもパンチのコンビネーションは重要です。

何故なら蹴り技は、いきなり出しても当たる可能性は極めて低いです。

 

なので、パンチのコンビネーションから蹴り技につなげるのが基本です。

 

プロの試合とかで、いきなりキックをしているシーンをたまに見かけますが、あれはもうフェイントみたいなものだと思います。

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何もしないのがフェイントという状態です。

基本であるパンチのコンビネーションからの蹴り技が基本にあるので、意表をついていきなりキックが当たることがあるのです。

防御側からすると、まさかいきなり蹴ってくるとは!?という感じですね。

 

 

タイミングやセオリーを無視した戦い方が有効になったりするのです。

 

2.パンチのコンビネーションの基本

ボクシングのコンビネーションの基本からまずはお話します。

基本的には左右交互に打つのですが、連続して右や左も使う場合もあります。

 

2−1.ワン・ツー

いわゆる基本のジャブ・ストレートのコンビネーションですね。

一番短く、そして一番よく使うコンビネーションです。

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2−2.ワン・ツー・フック

これはジャブ・ストレート・フックのコンビネーションです。

これも基本中の基本のコンビネーションですね。

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2−3.ワン・ツー・ボディ

ジャブ・ストレートの後にフックではなくて、ボディーを打つコンビネーションです。

フックに見せかけてボディと上下の打ち分けができると攻撃が当たりやすくなります。

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2−4.ワン・ツー・フック・ストレート

ジャブ・ストレート・フック・ストレートのコンビネーションです。

4つのパンチが組み合わさるのですが、最低でもこのあたりまでは、基本のコンビネーションです。

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後はこれにフェイントが入ったり、場所移動してからの攻撃や体勢を変えたりと多くのテクニックや戦い方が存在します。

 

2−5.パンチのコンビネーションのポイント

上記のコンビネーションの基本ですが、一つ重要なポイントがあります。

それは最後のパンチを強く打つこと

すべてのパンチを全力で打つ必要はありませんし、最後を強く早く打つことで、緩急がついて威力も増します。

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なので、攻撃終わりのパンチを強く打つ事を常に意識する必要があります。

逆に言えば最後以外はすべて軽打くらいでよいのです。

少なくともパンチのコンビネーションの基本は、何も考えずに出せるくらいまで、当たり前に身に付けておきたいですね。

 

3.キックのコンビネーションの基本

さて今度はキックにおけるコンビネーションについてです。

上記のパンチのコンビネーション

2−1.ワン・ツー

2−2.ワン・ツー・フック

2−3.ワン・ツー・ボディ

2−4.ワン・ツー・フックス・トレート

 

上記が基本のコンビネーション例として上げましたが、キックのコンビネーションは、このコンビネーションの最後にキックを入れます。

3−0.ジャブ・キック

3−1.ワン・ツー・キック

3−2.ワン・ツー・フック・キック

3−3.ワン・ツー・ボディ・キック

3−4.ワン・ツー・フックス・トレート・キック

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ジャブとキックの組み合わせも入れるとこんな感じです。

では、そのキックは何を打てばよいのでしょうか?

①右ロー

②左ロー

③右ミドル

④左ミドル

⑤右ハイ

⑥左ハイ

 

基本的にはこの6種類のキックを組み合わせて使います。

どうです?選択肢が6つもあるんですよ!

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これはそれぞれに組み合わせが可能です。

時と場面に応じて変化させると効果的です。

基本的には右、左、右、左と交互に打つのはパンチとキックの組み合わせでも同じです。

 

例えばリスクの少ないローキックを選択するパターン。

ワンツーを押し込んでからの右ミドルなど、左・右・右の攻撃だったり

自分が最も得意とする技を積極的に出していくのも良いでしょう。

意表をついた奥足のローキックにつなげるのもいいですし

相手がローを警戒していると見たらハイキックを打つのも効果的です!

イマジネーションを膨らませて、技を組み合わせるのが重要ですね!

 

4.キックのコンビネーションのコツ・ポイント

キックのコンビネーションを打つ際のポイント・コツについて記載します。

まぁ、人それぞれ色々あると思いますが、一例です。

 

4−1.コンビネーションはキックで終わる

キックボクシングにおいて、特にアマチュアの世界では蹴り技で終えることが重要です。ジャッジの印象が良くなります。

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キックで終えたら、相手の状況を見て一旦距離を取るか次なる攻撃に移るのかを判断します。

 

4−2.パンチは軽打かフェイントのつもりで打つ

キックで終える事が重要で、ペースを握りやすくなるのですが、キックまでつなげる場合は、パンチは軽く打つくらいで良いです。あくまでケリで終わるという事が重要です。

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蹴りを当てるためのフェイントくらいのイメージで良いです。

もちろん途中でモロに攻撃が入ったらパンチのラッシュをかけるのもありですね。

 

4−3.上中下の打ち分けを意識する

ボクシングや伝統派の空手でいうと、上下というのは顔への攻撃と腹部への攻撃です。

ところがキックボクシングには、足への攻撃があるわけです。

なので、上中下の攻撃が可能というわけですね。

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顔のハイキックを上としたら、ミドルキックは中、ローキックは下ですね。

これをうまく散らす事で相手に、いろんなキックが有ることが警戒心を与えて混乱をさせることができます。

いろんな蹴り技を出されるとペースが掴めなくなるので、試合を優位に進められます。

 

4−4.蹴りのための布石

コンビネーションとまでは言いませんが、蹴りを当てるための準備は色々とあります。

私がよく使うのは、右ミドルを打つ時にわざとワンツーのツー(ストレート)を遅く打って目隠ししながら右ミドルを打ちます。

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普通キックする場合は、モーションが大きいので時間がかかるのですが、こういう感じでキックのための布石を打つのです。

目隠ししたり押し込んだりしている間に、重心を移動したり、蹴りのモーションに入っていたりとするわけですね。

攻撃の成功率がグンと上がります!

 

4−5.セオリーを無視した蹴りの攻撃

格闘技には基本の理論(セオリー)が存在します。

例えばさっき書いた、パンチからキックにつなげるだとか、上下の打ち分けだとか、左右の打ち分けだとかです。

ですが、蹴り技はガードされてもダメージを与えることができたり、ハイキックなどはあたった瞬間倒せたりする必殺技です。

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なのでただキックをいきなり出すだけで、相手は驚きますし、上級者になればなるほど基本のパターンを知っているわけです。

セオリーを無視した蹴りのコンビネーションは、有効だったりします。

なので敢えて蹴りを2連打したりするのも有りなのです!

 

4−6.得意なコンビネーションパターンを使う

コンビネーションのパターンはそれこそ何通りもあります。

都度閃きで組み立てるよりも、得意なパターンをいくつか持っておき基本を身につけるべきだと思います。

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私の場合は以下のとおりですね。

①ジャブ・右ロー

左・右の攻撃の基本パターンです。

意外とこのシンプルな攻撃が結構当たります。

最初だけですけどね、、。

 

②ジャブ・フック・右ロー

ジャブの次の軽いフックで相手の意識を上の左側に持っていき、そこから真逆の右下のローキックを持っていくと結構入ります。

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③ジャブ・ストレート・フック・右ミドル

基本中の基本技ですね。

まぁ、正直当たると思って打っていないですが、思い切り打ち込むことで相手の警戒心を高める効果が期待できます。

 

④ジャブ・ストレート・右ミドル

ストレートは目隠しだったり、押し込んだりする事で右ミドルの準備をしています。

私は多分このコンビネーションが一番多く使う得意技です。

特にパンチ主体の時には抜群に効果が期待できますよ。

 

5.おわりに

という事で、キックのコンビネーションについて書いてみました。

キックボクシングの試合を見ていると、コンビネーションは実は短いことのほうが多いです。

例えばワンツーキックをひたすらに繰り返す選手もいたり、コンビネーションをキックじゃなくて膝や回転系の技に変えたりと色々ですね。

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なので、蹴りのコンビネーションはある意味基本の攻撃パターンだとも言えます。

是非ともしっかりと抑えておきたいですね!

キックのパターンが確定するとそれだけで結構楽しく練習できますし、得意技と自分の中で決めておけば、最後の拠り所にもなるのです!