カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

新宿に通うサラリーマン 格闘技等の未経験だった私が空手を通して様々な問題を解決できるのではないか?と言うのを実践するブログです。

【キックの試合】④中年素人がキックボクシングの試合に出てみた 試合の結果は!? ラスト一分の攻防と必殺ブロー

中年素人の私が40才からキックボクシングを2年続けたので試合に出てみたシリーズです。キックの試合編4話目です。

 

今回は試合開始2分~ラストまでの終盤でのできごとを書きたいと思います

前回の話はこちら

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試合はいよいよ終盤戦に入ります。ラスト1分ですね。

よくボクシングのラストラウンドで、最後の力を振り絞って打ち合いになるケースを見た事があるかと思います。

ラストで何が起こる分からないのが、スポーツですからね。

野球だって9回裏ツーアウトから逆転があるように、最後まで気が抜けないというのが実際のところですね。

 

セコンドが叫びます。「ラスト1分!」と。

正直私はあまり打ち合いに応じるつもりはなく、出てきたら都度防御しながら距離を取る作戦みたいになっていました。

ラスト一分の声がかかると相手選手は当然出てきます。

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あっさりとロープ際まで追い詰められてしまいます。

ですが、実はこの時はもう守りに入っているので、このあたりは想定済みです。

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ですが、そうも簡単には行きません。

不用意に出したジャブの差し合いで先制を許しました。

「あ、まずい!」と思うものの、相手選手のコンビネーションに巻き込まれます。

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体を入れ替えられての右フックを貰ってしまいました。

更に勢いづく相手に対して私は前蹴りを使って応戦。距離をとりに行きます。

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一瞬動きが止まったのですが、相手選手はそのまま突っ込んできました。

ラスト一分と言う後のない状況ですから、当然といえば当然ですが、なかなかのファイティングスピリットですね。

 

ちなみに私は前蹴りが割と好きです。

以前までは前蹴りが苦手だったのですが、スパーリングで前蹴りを得意とする仲間に色々と教えた貰ったりしましたし、トレーナーから「前蹴りはジャブのように打つべし!」と聞いてからは、かなり気楽に打てるようになりました。

 

そしてスパーリング時に前蹴りを使うと割といい感じで試合運びができるので、結構多用しています。

この試合前にプロの選手とのマススパー時にも「前蹴りはいいね」と言ってもらったりした事でそれなりに使えると思っていましたが、やはり気持ちに勝る攻撃はありませんね。

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突っ込まれたところで今度は体制を崩されてからの右フックを貰ってしまいました。

ただしこの時は相手選手もやや体制が崩れていたので、そこまでのダメージはなかったと思います。

気持ちの強さとはこういう時に出るものなんだなと思います。

試合前にトレーナーにさんざん言われた「技術とかじゃなくて、気持ちが強いほうが勝つ!!」という言葉は確かにその通りだと思います。

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応戦しようにも相手選手が一気に攻勢に打って出たというので、なかなかこちらの思い通りにはなりません。

コーナーに追い詰められてしまいましたが、力づくで体制を入れ替えようとしましたがやはり簡単には行きません。

相手に押し込まれてしまいました。なんとかクリンチで逃げるしかありませんでした。

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レフェリーに離されたあとは例によって少し距離ができます。

私はなるだけ防御を固めながら、出てくる相手を小刻みにジャブで引き離すことにしました。

と言って、別にそうしようと思ったわけじゃなくて、一番安全に一番確実なパンチを選択したらやはり「ジャブ」 になったというわけです。

 

ですが、これが意外といい感じでジャブが入ります。

軽く当てるだけというよりかは、スピードを意識して距離を大事に攻撃します。

相手選手は時間がないので、攻めたいのに、ジャブが決まるものですから、なかなか入り込めずにいるようです。

意外とジャブもしっかりと打つと結構な手応えがあります。

それが原因かはわかりませんが、相手選手の勢いが少し落ちたように思います。

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ふと、距離ができました。

私は少しだけ考えました。ポイント的に優位なのは私であり、相手も攻めに来てはいるものの、圧倒的な攻め方はさせていない。

なぜなら、私が防御前提の試合をしているので、相手選手は打ち合いに持ち込めないのだと思います。

 

でも、ここで少しだけ「ひらめき」ました。

ガードが固い相手です。ローキックもほとんどカットされてしまいます。

プロや上級者レベルではない初心者同士の試合だからこそ、こうも攻撃が上手くできていないだけなのかもしれませんが、ふと思い出しました。

相手の意表をついて、あまり普段見かけない必殺のパンチをだします。

 

皆さんはボクシング漫画の最高峰「はじめの一歩」をご存知でしょうか。

そこで出てくる一歩の先輩木村の必殺ブロー

「ドラゴン・フィッシュブロー」です。

 この技をふと使ってやろうと思ったのです。

このドラゴン・フィッシュブローとは、要するに振りかぶって上から下に打ち付けるようなパンチで、相手のジャブの上から打てるパンチでもあります。

変則的なパンチなので、相手も一瞬何だかわからないと思います。

 

とはいえ、単なる思いつきというわけではありません。

私の通っているジムの夜遅い時間。

人があまりおらず割と実践的な練習が出来る場合に、トレーナーがたまに教えてくれる技の一つなのです。

トレーナーはこのパンチの呼び方を「ドラゴン・フィッシュブロー」とは言ってませんでしたが、内容は同じだと思います。

事あるごとにこのパンチの練習をしていたので、サンドバッグ相手に練習というわけじゃないですが、結構練習は過去したことがありました。

なので、使おうと思えば使えなくもないかなと思っていたパンチですね。

 

とにかく確かに上手く当てれば意外と使えるかもしれないという事で、攻撃するぞ!このパンチを出すぞ!!心に決めます。

無意識に出せるようなパンチではないですしね。カウンターをもらったら目も当てられませんし。

 

まずは振りかぶります。

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こんな状態からいきなり何かをしようとしている訳ですから、相手選手も正直混乱したのではないでしょうか。

 

相手のグローブの上から打ち込むイメージです。

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想定以上に低い軌道ですが、一応「ドラゴン・フィッシュブロー」もどきの打ち方です。

正攻法で攻撃が通じないので、こういった意表を突くのも重要だと思います。

サッカーで言うところのイマジネーションというやつですかね!?

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何だかちょっと変則的なストレートな感じもしなくもないですが、とりあえず当たりました!!

 

昔野球をやっていたのですが、このパンチはボールを投げる時の動作をイメージして打ち込むのだと教わりました。

なので割とイメージしやすかったので、とりあえず当たったので良かったです。

ちなみに相手はこのパンチの直後にまた攻撃してきたので、恐らくノーダメージ、、。

なかなか難しいですね。

 

残りも30秒近くになってきたと思います。

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懲りずにローを出していきますが、やはり単発ではカットされてしまいます。

そういった意味で相手選手は結構バランスがいいのかもしれませんね。

私はカットできる回数が少ないです。

結構素早く出してもやはりカットされるので、単発では難しいですね。

 

と、ここでまたジャブをいれて距離をとります。

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ジャブがいい感じで決まるので、これは結構安心感があります。

別にガードされたっていいのですが、当たるに越したことはありません。

 

相手も残り時間がないので、必死に攻撃を仕掛けてきます。

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結構距離も近くなり、バンバン打ち合うとやはりパンチが空振りしたり、腕が絡まったりします。これがまた少々バテます。

 

なかなか崩れない相手に対して、強引に攻撃を仕掛けます。

ワンツーから右のボディー打ちです!

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このあたりになると互いにもはや考えなしに打ち合いになりがちです。

考えなしというか、時間がないので考えている暇がないというのが正解でしょうか。

私は強引に押し込んでから右のボディーを打ち込みます。

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確実に手応えはあるのですが、やはり相手選手はあまり動じません。

そして相手選手も応戦という感じですね。

やはり16オンスグローブ&ヘッドギアはなかなかダメージという点では難しいですね。だからこそ思い切りできるという事にもなりますがね。 f:id:waga186:20181224225512p:plain

試合の終盤にも関わらずこうして、距離をまたとります。

でもこの時もまた少し考えていました。

とりあえずケリを入れようと思いました。

 

コンビネーションから打ち込むローではなくて、ミドルかハイキック狙いです!

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残り10秒くらいでしょうか。

フルスピードのキックを打ち始めます!顔を捉えればダウンも奪える強烈な技です!

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あ、ブロックされちゃいました。

というか肩口に当たっちゃいましたね。涙

もっと高く打つか、低く打てばいいのに、何故そんな位置を?と思っちゃいますね。

 

反対側からの画像

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いや、やはりもうちょっと高く打ったほうが良かったのかなと思います。

 

でも最後のキックも不発に終わりいよいよ時間は3分になろうとしています。

軽くステップしている時に、レフェリーが割って入りました。

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ここでようやく試合終了です。

 

序盤でダウンを取ったのであまり無理をしない戦い方でした。

どうやらガードだけに徹すればそれほど打ち込まれることがないというのが事前の練習時にわかっていたこともペースが乱れなかった理由かもしれませんね。

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判定の結果は、私に軍配があがりました。

初めての試合は見事勝利を収めました!

やはり最初のダウンが大きかったですね。

それ以降はほぼ互角というか、お互いに持ち味は出せたかなと思います。

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そして試合終了後にこのように相手選手と健闘をたたえ合います。

このシーンを自分ができるなんて嬉しいの一言です!!

相手がいなければ試合は出来ないわけで、相手選手にも感謝ですね。

相手選手も気持ちよく応じてくれます。

お互い怪我なく、無事に試合を終えられたという事が一番大事ですね。

「遠足は家に帰るまでが遠足!」というのと一緒ですね。

 

そしてたった3分間でしたが、ドキドキとワクワクが詰まった楽しい時間でした。

まぁ、終わったから言えることですけどね。試合前はかなりビビってましたし。笑

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最後パラパラと拍手がなる中、リングを降ります。

こうして私が初めて経験したキックボクシングの試合が終了したのです。

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リング下では練習仲間やセコンドメンバーが出迎えてくれます。

勝利の「グータッチです!!」グローブしてますからね、、、笑

しかしセコンドの指示は、本当に重要なんだと思いました。

自分がどういう状況で、次どうすればいいのか?冷静になっているつもりでもやはり自分では気がつかない部分やアドバイスをもらえるのは有難いですね。

 

初めて出たキックボクシングの試合は、こうして勝利で終えることができました。

個人的にはこの2年の練習の成果が出たのかと思うと、やはり間違いではなかったのだと思えますし、「好きこそ物の上手なれ」というのを感じることができました。

キックのジムに通って、毎日が楽しくて40過ぎたオジサンがまるで学生時代のように純粋に楽しくて、そういった意味ではあっという間の2年でした。

 

今更プロになるわけでもないし、怪我をしたら自分が悪い。

家族や職場に迷惑をかける訳には行かない中で、どこまで出来るのかな?というのを考えなくてはなりません。

時には上手くいかないこともあるし、無理をして怪我をしたこともありました。

右手首なんてほぼ丸一年痛かったですし、医者には「ジムに通うのをやめなさい!」と叱られました。苦笑

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でも試合をしている間は、リングの2人の空間であり、純粋に勝つか負けるか?真剣勝負ができるのって素晴らしいことだと思いませんか?

 

格闘技は一つの技に正解がある訳ではありません。人それぞれなんです。

自分が努力してテクニックを身につけて、地味な練習をして基礎体力を上げて、最後に勇気を持ってリングに上がるわけです。

プロの試合のように上手に、華麗に出来るわけではありません。

泥臭くて下手くそで、それでもこの時間と空間は人生の中でも最高のものの一つだったと思います。

 

今回色々と世話を焼いてもらったトレーナーの先生。

ネットやツイッター越しにアドバイスをくれる全国の格闘家の皆さん。

セコンドについてくれた皆さん。

練習に付き合ってくれた仲間の皆さん。

試合をしてくれた相手選手。

捌いてくれた審判、スタッフの皆さん。

応援してくれた職場の仲間や地元の友達。

試合をさせてくれた(許可)家族にも。笑

 

そしてパッとしない私を熱くしてくれるキックボクシングというスポーツにも!!

本当に感謝です!!ありがとう!!

この場を借りてお礼を言いたいですね。

 

実は奥さんには「勝っても負けても、これが最後の試合」という約束で試合をさせてもらいました。ひょっとしたらもう二度とリングに立つことはないかもしれません。

それでもワガママを言わせてもらえれば、また練習していつの日にか試合に出たいなと思います。

もっと上手くなって、もっと強くなって、それが表現できる場があるのは幸せな気がします。

 

リングの上って、自分が思っていた以上に

高くて、広くて、そして熱い所でした! 

 

試合編 おしまい 

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