カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

いい年した中年が、突然格闘技・空手にハマった!というブログです

空手衣はオーダーメイド・採寸すべき!?そのメリットとデメリット!

空手衣の裾や丈を詰めるのは当然とは言いますが、それ以外の部分も変えられます。

採寸すると何が良いのでしょうか?

 

1.オーダーメイドのメリット

オーダーメードのメリットを記載したいと思います。

1−1.自分の体に合った空手衣が作れる

当たり前といえば当たり前ですが、好みの長さに作ってもらえます。

餅は餅屋に、、、という訳で、空手衣などの道着のプロが採寸して縮む事、空手独特の動き方を考慮して作ってもらえるだけでも、価値があるというものです。

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ちなみにジーパンの裾直しとは違って、縫い方(ステッチ)も1回で終わりと言う訳ではないため、街の仕立て屋さんで簡単に直せるものではありません。多分断られます。

1−2.デザインをより理想的な形にできる

実は試合のルール上、道着にも指定があったりします。

何でも良いという訳ではありません。

プロならばそこも十分承知していますので、用途に応じて作ってくれます。

例えばくるぶしより上に裾丈があること等。

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また一例を上げると形用の空手衣は、恰幅よく見せる方が良いとされます。

若干恰幅の良い(太り気味)私は、むしろ細身に見せたい所ですが、空手的には恰幅よく見せることで貫禄を出す方が良いそうです。

堂々としているという事なのでしょうかね?

いずれにせよ違反にならないように、デザインとして見栄えが良くなるように店員さんの意見を聞きながら相談できるのはとても重要です。

1−3.空手衣の機能を相談できる

普通の服の機能で言えば、防寒性が、、、撥水性が、、速乾性が、、、等の機能面を売りにしている服もありますよね。

空手も激しい動きをする武道ですから、動きやすかったり余計な負担が無かったりするのは嬉しいですよね。

そんな機能を好みに合わせて作るメリットは大変大きいといえます。

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例えばフルコン空手のズボンの裾は長く、伝統派は短いとか知らないと違いが分からないまま作ってしまう事もあります。

また機能という意味では、例えば

・キレイな四股立ちに見せるために、股下をカットしたり

・技の極めの時に引っかかりを少なくしたり

・極めの時に音が出やすくしたり

機能自体を調整できます。

せっかくなので形や組手の空手衣の機能を追求することも可能なのです。

1−4.一度測ってしまえばまた行く必要がない

実際に採寸すると結構時間がかかります。

しかし一度採寸してしまうと、次回から大幅な体重の増減が無い限りは、好みを伝えるだけで今回のデータを元に空手衣を作ってもらえます

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例えば、前回は形用だったけど、今度は組手用の空手衣を作りたいといえば、前回のデータを元に店員さんから提案してくれるたりします。

店にもよりますが、オーダーメイドしたカスタマイズ表を貰えたりしますので、それを取っておいて、それを元に注文したり、資料として渡してしまう事で手間と時間を軽減することが可能です。

1−5.実は作り直せる

まぁ、洋服と同じですから生地に多少余裕を持たせて作っているので、数センチの長い・短いはあとから調整が可能です。

伸ばす事は難しいかもしれませんが。

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実際に着てみて、何度か洗濯をしている内にだんだん馴染んできます。

で、馴染んだ上でもうちょっとだけ、裾が短かったら良かったのに、、、。

とか、どうしてもここが引っかかる!なんて事もありえます。

実はお願いすれば直してもらえます。

オーダーメイドした場合は、結構手直しを聞いて貰えたりするみたいです。

2.オーダーメイドのデメリット

デメリットも当然ながら存在します。

2−1.お金がかかる

空手衣自体が元々結構高いのですが、それにオーダーメイドする事による追加料金が発生する場合もあります。

というか、多分発生します。

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裾の直し程度であれば無料のお店も多いと思いますが、色々とオプションをつけていくと、あっという間に数千円〜1万円近く追加費用が発生する場合もあります。

2−2.時間がかかる

近所に空手衣のお店があれば良いですが、殆どの場合は結構遠くまで行く必要があるのではないでしょうか。

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行くだけでも結構な時間が掛かったりもしますが、採寸やオーダーメイドしている時間も結構必要です。こだわりだすと凄く時間が必要になります。

3.細かいカスタマイズで最高の空手衣!

これは私が形用に購入した空手衣ですが、オーダーメイドした部分をご紹介します。

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上着は以下の感じです。

・裾や丈の長さを調整した

・首周りのステッチを増やした(太くした)

・袖口のステッチを増やした

・腰回りの部分を絞った

・袖口の大きさを少し絞った

・スリット丈を結構長くした

・袖付口(腕の付け根)を絞った

ズボンは以下の感じです。

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・ハイウェストにした

・裾のステッチを増やした

・股下を詰めた

・足の部分の太さを絞った

と言ったカスタマイズを行っております。

基本的には動きやすさや見栄えを良くするために行います。

今回は形用だったので、店員さんと相談して作っていきました。

当然ながら、自分でも十分満足できる出来に仕上がりました!!

4.形の道着と組手の道着の違い

ちなみに形の道着と組手の道着の違いについて、少し書いてみたいと思います。

まず大きな違いは生地の厚さです。

これが全く異なります。

写真はズボンの裾ですが、左が組手用、右が形用です。

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生地が全く違っていて、形用は厚く重いです。組手用は薄くて軽いです。

組手用は少し透けて見えるくらいです。

またステッチ(ミシン目)が全然違うのがお分かり頂けますでしょうか。

下の写真は、上着の袖部分です。左が組手、右が形用です。

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これもまたステッチが全然違っていますよね。

コレが所謂機能の違いになります。着るとやはり形用の道着がパリッとしていて型崩れしにくいのですね。シワには成りやすいですが、、。

私は組手用のズボンの裾は少し長めに取っています。

この辺りが好みとして現れてくる部分ですね。

5.終わりに

今回は空手道着のオーダーメイド、採寸はするべきか?という事を書いてみました。

個人的には自己満足が非常に高いので、やった方が良いと思います。

ただ空手衣自体も結構高いので、別に裾さえ合わせてもらえれば良いという考えもありとは思います。

そもそもしっかり出来ていますし、ノーマル状態(カスタマイズなし)で着ている人も多くいます。

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ただどうせ高い買い物をする訳ですし、自分でカスタマイズした部分が分かるだけに道着にも愛着が湧いてきます。

またカスタマイズした上で、コレは良かった、コレは要らなかったなんていう判断もできるようになるので、次回にはもっと良い空手衣が仕上がることでしょう。

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たかが空手衣、されど空手衣です。

空手衣を着る事自体が、空手家である証でもあり、またオーダーメイドした空手衣はとても大切なアイテムになること間違いありません!

ちなみに形の試合に組手用の道着で出たりすると、結構それだけでマイナスになっちゃう事もあるので、ちゃんとそこはやりましょう。

公認段位試験も形の比重が高いとの事なので、できれば形用の空手衣で受けたほうが良いと私は思います。

皆さんはオーダーメイドしていますか?