空手の経験のなかった私は小さい頃から心のどこかで「空手をやってみたい」という思いがあったのは間違いありません。
でもそこに行く機会も無く、あまり関係のないものとして過ごしてきました。
ある日38歳で初めて空手というものに触れてそこから
人生が変わりました。
1.はじめに
自分とは関係のない世界の話と思っていた38歳の頃。
社会人になって、結婚して、子供が出来て、アラフォーと呼ばれる世代になって、今更空手やキックボクシングとか始めるなんて自分でもちょっと信じられませんでした。
でもそんな私だからこそ「空手って楽しいんですよ。」と素直に言える気がします。
知人友人で空手をやっていた人が周りにいる場合、敷居は低いですが周りにいないとなるとやや敷居が高くなりますね。
ましてや大人になると尚の事ですね。
今更なの?と思うこともあると思います。
まず興味はあっても、「怖いな」とか「ケガとかあるのかな?」とか思うと思います。
当時私が疑問に思った事を私の経験を踏まえてわかる範囲でお答えします。
QA方式で記述致します。
ご参考にして頂ければと思います。
※ちなみにいい事も悪いことも、できるだけ正直にお答えします。
私は並行してキックボクシングも始めたのですが、今回は空手編です。
- 1.はじめに
- 2.質問と回答(空手編)
- ①空手は大人になっても始められるの?
- ②大人が空手するなら伝統派?フルコン系?
- ③空手道場って何処を選べば良いの?
- ④空手は怪我はしないの?
- ⑤体力的に辛くはないの?
- ⑥空手の費用ってどれぐらい?
- ⑦道場の練習に、ついていけるか心配。
- ⑧空手の大会には出られるの?
- ⑨子供と一緒(親子空手)に通えるの?
- ⑩体が硬いのですが、蹴りとかできるようになるの?
- ⑪空手の魅力とは?そもそも楽しい?
- ⑫街で絡まれたりしたら役に立つの?
- ⑬怖い人はいないの?
- ⑭行事とか面倒事は?
- ⑮空手の世界の権力闘争って?
- ⑯道場破りとかあるの?
- ⑰子供が喧嘩早くなったりしない?
- ⑱子供が怪我をしたり・させたりする?
- ⑲将来役に立つのですか?
- ⑳体は鍛えられますか?礼儀は身につくの?
- ㉑オリンピックは目指せるの?
- 3.おわりに
2.質問と回答(空手編)
①空手は大人になっても始められるの?
いつからでも全然始められます。
私の場合、大人から始めたからこそ物凄いハマりっぷりです。
空手なんて無理だとかずーっと思っていた事が本当にバカバカしいです。
昔から「実は空手をやってみたいなー」と思っていた人、少し憧れていたなという人、私は別に空手業界の回し者ではないですが、本当にやってみたらいいと思います。
本当に楽しいと思いますよ。
心の中で思ってませんか?
大人のプライドが許さないとか、無様な姿は見せたくない。
今更白帯を締めたくない。
恥ずかしい思いはしたくない。
小学生・中学生より下手な大人なんて嫌だ。
なんて思う人もいるのでは?
この考え方は無駄です。
はっきり言って必要ありません!
これらは所詮他人の目なんです。
空手は「自分自身」がどうあるべきか?を追求するものと思います。
だからこれら他人の目を気にする必要がないし、自分自身のやる気が全てです。
私なんて現在、子供に混じって大人一人です。
※自分の娘も休会している為、本当に一人です。笑
一生懸命やる人を馬鹿にする人は居ないし、最初から強い人なんていないのですから。
②大人が空手するなら伝統派?フルコン系?
もしも今の私が一人で空手道場に行くのであれば、伝統派かフルコン系どちらに行くのだろうか?
答えは単純です。どっちでもいいです。
以下の条件をクリアした数が多い道場に行きます。
第一条件(必須)
①家or会社に近い道場
②自分が通える時間に稽古ができる道場
③指導者が良い
第二条件(望ましい)
①大人が多い
②設備が整った道場
③月謝や施設使用料が安い
上記のポイントを押さえられればそれで良いです。
私個人としては、フルコンでも伝統派でもどっちでも良いです。
フルコンタクト系の空手はモロに打ち込んできます。
伝統派の空手は基本的には当てません。
全然違うルールなので、同じ空手とは正直言えない気がします。
それでも尚、私はどちらでもいいのです。
極端なことを言えば、師範や道場・そこにいる生徒によって合う・合わないもあると思います。
別に私は伝統派とフルコンと「どっちが上とか、下とか」興味がありません。
そのルール内で、一生懸命やって楽しいと思えればそれで良いのです。
双方に素晴らしい点があるので、そこは好みでいいと思います。
両方の空手の良い点・悪い点を少し書いてみたいと思います。
「世界的規模」とか「健康に良い」とか「教育に良い」とか「組織がバラバラ」とかの空手道として共通するものは省きます。
※完全に私の主観ですので、そこはご理解を!
伝統派空手の特徴
・スピード重視
・寸止めルールの組手
・強い打ち込みの禁止
・黒帯には3~5年くらいかかる
伝統派空手の良い点
・技が華麗
・怪我をしにくい
・趣味として健康維持のため楽しめる
・黒帯の取得がフルコンに比べて早い(やる気が上がる)
伝統派空手の悪い点
・曖昧な寸止めルール・下段蹴りが無いなど組手のルールが制限
・体の強さはそれほど求められない
・黒帯の取得がフルコンに比べて早い(実力が伴わない)
フルコン空手の特徴
・パワー重視(強い打撃)
・顔面への手技禁止
・コンビネーションが重要
・黒帯には5年~10年くらいかかる
フルコン空手の良い点
・突き・ケリなどの技が強烈
・個の体が強くなる
・精神、根性、スタミナが半端じゃない
フルコン空手の悪い点
・痛い!!
・上段(顔)への手(突き)の攻撃がないなど組手のルールが制限
・何かとお金がかかる
ざっと上げるとこんな感じです。(個人の感想)
例えば、伝統派とフルコンの黒帯の取得のしやすさについては、結構違うようです。
私は考え方の違いとは言え、黒帯たるもの簡単に取れてはいけない気がします。
一方で、「黒帯をとったからにはヘタはできない!!」と燃えて練習に励むというのもあるので、何とも言えませんが、、、。苦笑
伝統派の道場に一人で通われるのであれば、大人クラスのある空手道場に通うべきだと思います。
こればっかりは相手がいないとどうにも練習がやりにくいからです。
いくら強い小学生相手だとしても大人の突きが当たってしまったら、大人と子供の体重差では圧倒してしまいます。
大人同士ならば遠慮なく突きを打ってもある程度は大丈夫です。
なので、親子空手ならば構いませんが、一人で行くのならば大人(先生を除く)が少なくとも数人でもいる道場に行くべきだと思います。
私の感覚ですと極真空手に代表されるフルコンタクト系の空手道場は割と大人が多いイメージですね。
それこそ大人クラスが普通にあります。
但しそれなりにどころか気合が入った人が多いので、初めは圧倒されるかもしれません。私の先輩達もそんな感じだったらしいのですが、数ヵ月後、半年後には同じ感じになってました。笑
強さと実戦を求める極真空手に代表されるようなフルコンタクト系の空手は、顔へのパンチの攻撃が無いので、実は脳や目への危険が低いので、私は逆にある意味多少安心と聞いたことがあります。
フルコン系の先輩たちに話を聞くと「打つ・打たれる」という攻撃と防御の強さが求められるそうで、アザとかは絶えません。
ただし大人になってから始めたフルコン系の人たちは、ほぼ全員楽しくて仕方ないという感じで空手を学んでます。
「楽しそうだなぁと」いつも思います。
でも、「うわぁ、今日練習っだったよ、、。どうしよ」的な弱音を吐く場面もみるので、部活的な感じがします。
それだけ別世界なんでしょうね。
逆に昔フルコンを学んだ人が、伝統派空手を今やっているという方もいます。
「子供と一緒にもう一度空手を!」と始めたらそのままハマって子供がやめても続けているパターンも多くあります。
伝統派空手はそこまでガチガチしないのと、子供中心ですとそこまでボロボロになるという事はありません。
こちらは愛好会的な感じですかね?
あなたはどちらを選びますか?
③空手道場って何処を選べば良いの?
過去記事で紹介してます。
個人的には、練習の合間に笑顔が出るような道場がいいと思います。
空手道場は実に沢山あります。
見学して体験して決めるのでもいいですが、とりあえず入ってやってみるというのもありかもしれません。
私はこのパターンですが、満足してます。
時には勢いも大事かもしれません。
④空手は怪我はしないの?
伝統派系とフルコン系で結構違います。
というか道場によってもだいぶ違うと思いますが、多少の怪我はございます。
但しどちらの空手にしても仕事に支障をきたすような怪我や日常生活に不都合をもたらすケガはほとんどないと思います。
というかそんなケガばかりしてたら、サラリーマンや社会人は誰も空手なんてやりません。
伝統派空手とキックボクシングの経験からですが、私の場合は自爆系の怪我が多かったです。
ステップしたら足をひねったとか、サンドバッグ打ってたら拳や手首を痛めたとかですね。
フルコン系の先輩たちは、希に骨折したとか聞きますが、小指とかで足を骨折で松葉杖生活とかはあまり聞きません。
防具なしのスパーリングとかやると怪我のリスクは高まりますが、普段の練習では防具を付けますので、そこまでの怪我はないと思います。
何より練習のやり方が確立されているので、けが防止はかなり気を使っているようです。
かるーく足が当たっただけなのに、当たり所が悪いと痛めたりします。
ちなみに下手くそだと怪我をしやすいと思います。
上手い人同士は普段の練習ではあまり怪我はないようです。
※ご参考に過去の怪我について
⑤体力的に辛くはないの?
そりゃー辛いですよ。
初めは特にバテバテになります。
でもそれは中年、運動不足というよりは、誰でも最初はバテると思います。
少し経つと慣れてくるというか「手を抜けるよう」になるとぐっと楽になります。
人は真剣に準備運動しただけで意外と汗をかくのです。
どれだけ真剣にやるかで結構違います。
で、空手のために禁煙したりしてたら、40歳にして地元の小さな駅伝大会に出れるぐらいには体力がついてきました。
キックボクシングジムでは、倒れるぐらい練習したりとかはありましたが、伝統派空手の道場では、子供もいっぱいいるのでそこまで追い込むということ言うはないです。
でもフルコン系の先輩は結構な追い込まれ方をしているようです。
そこに食らいついていくから彼らの体力と根性は凄いものがあります。
元々そういう人が集まったのか?
それともそういう人に成っていったのかは分かりません。
でも確実に言えることは、
何歳からでも鍛えれば体力はつくし、練習には絶対についていける!!
という事です。
辛いの嫌だなーと思うかもしれませんが、空手だと何故か耐えられたりします。
これは不思議な格闘技あるあるです。
あと正直に言って、その人に合わせた指導をという言い回しはよく聞きますが、あまり当てになりません。
結局はほかの人と一緒の練習をすることになります。
でもそうしないと上手くならないし、そもそも空手道場はパーソナルトレーニングジムではございません。
誤解しないようにした方がよいです。
ある程度体力的な負荷を掛けないと体力はつかないので仕方ないです。
でもそうする事で自分の限界を知って、さらにちょっとずつ体力がついてきます。
40代の私でも体力の向上が目に見えてわかりますので、意外と行けますよ!
ちなみに私は根っからのスポーツマンではありません。
そんな人間でもやれるんです。
⑥空手の費用ってどれぐらい?
過去記事の中で記載してます。
よく週一会員とかありますが、ハマってくると毎日でもやりたいと思いますよ。
私もその為に、キックのジムに通い始めました。
サンドバッグとか設備があるに越したことはないです。
設備が揃っている道場は一般的にやや高い感じがします。
そうは言ってもやはり私はサンドバッグがある道場がいいと思います。
ちなみに某空手流派は、全て自分の流派の道具を買うそうでその金額が一々高いです!
例えばマウスピースが何千円だったりと、、。
普通になんでも良いならそんなにお金かからないのに、流派のロゴが入るだけで一気に値段が跳ね上がるとか、、、ちょっとなぁと思います。
⑦道場の練習に、ついていけるか心配。
結論から言えば、どんな場合であってもついてはいけます。
伝統派道場で子供と一緒にやる時はどうしても本気でやれない事もあるので、意外と余裕を持って練習をこなせます。
大人クラスがあっても初心者と当たると本気でやらないので、その時は回復タイムに充てることができたりもします。
フルコン系でも初心者が当然ほかの人と一緒の事はできない事はわかっているのでそんなにムチャクチャはやらせないとは聞きます。
でも話を聞いていると、フルコンでは初心者でもある程度負荷のかかる練習はやるみたいですよ。
フルコンは実際に「当てる」ので当然「当てられる」訳です。
これが伝統派空手との決定的な違いです。
※但しフルコン空手は顔への手での打撃は許されてません。
一般的にフルコンタクト空手の方がダメージを与える打ち方をするので、打たれ強い空手家が出来上がります。
逆に言えば、追い込み系の練習をするからそうなる訳であって、毎回「出し切る!」練習をしているようです。
これが充実感を得られますが、一方でついて行けないという人もいると思います。
毎回出し切る!!というのは一見良いように思えるかもしれませんが、モチベーションの維持が難しくなります。
「今日は体調が、、、」
「また来週、、、」
「今日だけは休もう、、。」
こんな感じになると早晩やめることになります。
ですがこれを乗り越えることで、
強力な空手家が出来上がるのです!!
誰しもはじめは初心者ですので、経験者でもない限りいきなり上手に出来る訳はありません。
ペースもわからないので、最初は疲れるかもしれませんが、慣れると不思議とついていけるようになります。
指導者は当然それはわかっていると思います。
逆の意味で特別扱いされなくなったらある意味一人前なのかもしれません。
個人的な意見です。
これまで運動をしてなく、また経験もない大人の初心者で倒れるまでやらされる道場ならやめた方がいいです。
空手を極めたいとか思うならいいですが、社会人から初めてそこまでやりたいという人は少ないと思います。
むしろ逆で、徐々にこれじゃ足りないから自分でどんどん追い込んでいく感じの方が、正解だと思います。
段々練習に物足りなさを感じて、もう少し上のレベルの練習をお願いする形が私は理想的かなと思います。
体力がない事を自覚している私も、しばらく続けているとバテなくなりました!と言いたいところですが、実際にはバテます。
バテるのですが、蹴りやパンチ・コンビネーションが打ち続けられるようになります。
でも結局バテてます。そんなものです。
⑧空手の大会には出られるの?
大人でも出られます。
また出たくなければでなくても良いです。
色んな大会に出場している大人空手家も結構多く存在します。
そして意外と色んなところで大会が開催されたりしてます。
結局のところ、空手をしばらくやっていると、実際自分の実力はどうなの?と考えてきます。
当然ですが伝統派の空手とフルコンタクト系の空手ではルールが全くことなるので、同じ試合に出るということはありません。
伝統派の空手であれば市町村主催で空手大会をやってたりします。
開会式の時に、市長やら議員が来て挨拶したりします。
意外と近くに全国大会出場者とかいたりするかもしれませんよ。
フルコンタクト空手の大会は流派ごとに行われたりしてますね。
大人が出れるとしたら、主にこんな感じですかね。
1.一般有級の部・・・初段を持っていない人
2.一般の有段部・・・初段以上を持っている人
3.シニアの部・・・男性40歳以上の人、女性35歳以上の人
などがあります。
条件は、その大会で異なります。
ちなみに有級の部なら勝てそうだとか思わないほうがいいです。
何故なら大会に出てくる大人は、段は持っていなくとも「腕に覚え有り」という人たちが出てきます。
有段者じゃなくてもしっかり稽古している人が相手なので、思いのほか強い人たちが出てくると思ったほうがいいです。
有段者になるとそりゃもうね、、、。
フルコン系の道場では帯の色に応じた試合があったりと多様な試合形式が、あるようです。
⑨子供と一緒(親子空手)に通えるの?
通えます。
というか私はそれで始めました。
過去の記事をご参考 ↓
逆にそれがなかったら未だに空手を始めていなかったと思います。
道場によっては一緒にやらない道場もあります。
親が居ると親に頼ってしまう子供もいるので、自立を促すという意味で別々にやるようですね。
これはこれでアリだと思います。
一方で一緒に練習すると子供を見てあげられるかと思いきや、意外と自分のことで手一杯であまり教えられたりはできません。
親が一生懸命やっていると子供も一生懸命やる傾向があります。
また子供が空手道場に行きたくないという事もあるでしょう。
頭ごなしに叱りつけるのではなく、楽しく通えたらいいですね。
親子の会話は間違いなく増えます。
⑩体が硬いのですが、蹴りとかできるようになるの?
とりあえず粘り強くやれば蹴れるようになれます。
最初からでも中段蹴りまでは結構打てますが、上段蹴りはなかなか難しいですね。
上手に蹴れるようになるには結構時間がかかります。
子供たちの方があっという間に打てるようになります。
柔軟性とか吸収力が凄いからなんでしょうね。
ちなみに柔軟性があった方が絶対にいいのですが、柔軟性がなくとも蹴り自体は打てます。
おしりや足の筋肉で打つのですね。プロのキックボクサーでも柔軟性があまりないのに強烈なハイキックを打つ人もいます。
私は全然柔軟性が無いのですが、確かにハイキックは打てます。
なかなかハイキック(上段回し蹴り)が打てなかった私が打てるようになったのは、サンドバッグを打つときに毎回高い位置を蹴り上げるように頑張った事とシャドーというか高く脚を上げるだけの練習をし続けたお陰です。
柔軟性があったらもっとしなやかに綺麗なキックが打てると思います。
⑪空手の魅力とは?そもそも楽しい?
純粋にメチャ楽しいです。
空手には仮想の相手と戦う形と実際に戦う組手がありますが、どちらも楽しいです。
もっと言うと、その為の訓練も楽しいです。
そして毎回毎回、道場に通うたびに技を覚えてくることが楽しいです。
思い通りに技が出せたり決まったり、避けたりの駆け引きとか、子供の頃に遊んでた頃と同じくらい楽しくて仕方ないです。
すっと自分の構えをした時にドキッとする事があるんです。
「お、この体勢は余裕が有るな」とか、構えた時にわかるんです。
こういうのも楽しいです。
なんというか、ドラクエやってレベルアップするじゃないですか、それが実体験として感じられるのです。コレって凄いことじゃないですか?
お酒を飲んで楽しいとかカラオケ行って楽しいとか、そういうのではないのですが、「ああ、今日も良かったー。」と思える楽しさがあるんですね。
これは一度体験してもらえれば分かると思います。
そういった意味で一度体験してみることをお勧めします。
過去記事でもちょっと触れてます。
⑫街で絡まれたりしたら役に立つの?
もし帰り道にオヤジ刈りにあったとして役に立つかどうかと言われると、あまり役に立ちません。
基本的に集団で襲われた時に、勝ちきるのは相当の人です。
ちょっとかじったぐらいでは無理です。
相手が一人であれば、その相手は恐らく相当強いか危ない人です。
逃げるが勝ちです!
といいますか、
因みに実力者になると、反撃が強すぎて相手に怪我を負わせてしまうこともありえます。
空手の上級者ははっきり言って化物です。
やり過ぎて警察沙汰になっても、得はないのでやはり逃げるに限りますね!
ダッシュで逃げ切れる体力は養えるかもしれません。
後はとにかく金的を蹴り上げて逃げ切るのみです!!
ちなみに言わせてもらうと、週一回道場に通って強くなるには相当長い年月が必要です。
まずは身体能力を高める訓練が必要な事と実戦に近いスパーリングでの距離感とか相手を倒すための自分なりのストーリーが無いと余裕を持てません。
我々は大人なので、喧嘩とか戦うとかあってはいけません。
ただし心の中には空手家の誇りを持ち続けたいものです。
とあるフルコン空手の流派を作った大空手家はこういったそうです。
「揉めたら謝りなさい。大抵は許してくれる。謝ってもなお攻撃してくる相手は叩きのめしてしまいなさい。何のために空手を学んでいるのだ。」
だそうです。
あなたはどう感じますか?
私は「深いな」と思います。
⑬怖い人はいないの?
基本的に怖い人はいません。笑
先生は厳しいことを言うこともありますが、それはその指導者次第でしょう。
私が通っていたキックのジムの会長が怖いと言うのはありましたが、空手道場ではあまりそんな人はいません。
空手を習っている大人も「わかった上で通っている」ので、怖いという人はいないと思います。
怒ったら怖そうな人はいっぱいいますが、、、。笑
キックボクシングジムにはタトゥーを入れた人は結構いますが、空手道場では見かけません。
私自身ヘタレな人間なので、ヤンキーとか苦手です。
でも道場やキックのジムで怖いなと思ったことはないです。
これはリアルに。
※でもタトゥーを入れていたからと言って、怖いかと言われると別にそんな事はないです。 なお気合が入った人は多いです。そして恐ろしく真面目な人も多いです。
⑭行事とか面倒事は?
道場によります。
先生がというよりかは周りのお父さん・お母さんが気合が入ると行事事が増えたりするみたいです。
正月の初詣に行ってみたり、BBQや合宿とか、マラソン大会に空手衣を着て出ている道場もありました。
私の通っている道場はほとんどありません。
忘年会くらいです。
大きな流派ですと道場を超えたイベントとかもあるので、結構楽しそうです。
でも、毎回そんなイベントばかりだと嫌だなという人はいると思います。
まぁ、人それぞれですね。
会社の飲み会は嫌ですが、空手の飲み会は楽しいです!!
⑮空手の世界の権力闘争って?
あるらしいですが、我々一般の道場生には関係ありません。
道場が違ったり流派が違っても交流している道場もあります。
私の知っているキックのジムに空手道場先生が指導に来ることもあります。
⑯道場破りとかあるの?
この時代ありえません。
漫画の世界でのおはなしかと。
でも出稽古は結構あります。険悪ではないですよ。当然。
それはそれで楽しそうです。
⑰子供が喧嘩早くなったりしない?
喧嘩早い子は元々喧嘩早いです。
空手を学んだ事で友達に試しに技を試してりする子はいると思います。
私の子供の頃に実際そういう子はいましたし。笑
ある程度実力がつくと喧嘩にならないと聞きました。
喧嘩になるのは実力が似た者同士の場合であり、実力差がありすぎると喧嘩にならないらしいです。
あとお山の大将の子は、上には上が居るので大人しくなるという事も聞いたことあります。
どっちにしても空手は喧嘩のためではないので、しっかり分からせる事が大事かと思います。
⑱子供が怪我をしたり・させたりする?
ケガは子供の方がしにくいですが、お互い様なのでわかった上でやるべきかと思います。
「うちの子が怪我をした」と言って叫ぶのなら空手はやらせない方がいいです。
強化選手とかになると、結構怪我したりしてますね。
私もしょっちゅう怪我はしますが、子供もやはり多少の怪我はあるかもしれません。
子供の場合伝統派空手の道場に3年通って子供が怪我というのは、ほとんどありません。
試合で怪我とかもありえそうですが、安全面への配慮はしっかりしていると思います。
www.karatekagolf.com
⑲将来役に立つのですか?
立ちます。(たぶん、、、。)
いろんなところで立つと思います。
知らないだけで空手を学んだ人は多いのです。
あと格闘技が好きな人とか、話題には事欠きません。
体つくりにも最適ですし、礼儀作法も身に付きます。
結構空手に興味あってもよく知らないという人は多いので、色々と質問される場面もあると思います。
⑳体は鍛えられますか?礼儀は身につくの?
確かに礼に始まり礼に終わると言われますが、礼儀が身に付くのではなくて「礼儀を身につけている人が空手を学ぶ資格がある」とうちの先生は言ってました。
確かに礼節を重んじるかもしれませんが、マナー教室ではないので誤解の無いように。
体は相当鍛えられます!!
自分自身を鍛錬する事が学べます。
うちの娘も空手を始めて風邪をひかなくなりました!
㉑オリンピックは目指せるの?
東京オリンピックから種目になるわけですから、目指せる環境はあります!
オリンピック種目の空手は伝統派空手です。
実はものすごい数の人が空手を学んでいる訳ですから、相当難しいでしょうね。
でもそうやって空手の裾野が広がるのはいいことですね!
海外の選手との交流も結構あるようですよ。
3.おわりに
さてこのように空手を始めたい人がもしいるのならと思い書いてみました。
無駄に長くなってしまいましたね。
でも、
それだけ多くの魅力が詰まっている
と思っていただければと思います。
想像してみてください。
ご自身が空手衣を纏って、稽古している姿を。
誰だって最初は初心者です。
大人の初心者も結構いるのですよ。
もしもやってみたいなと思っているのだったら、是非試してみるべきです。
空手は一生できる武道です。
ゴールなんて恐らくないのだと思います。
スポーツだって生涯スポーツとか最近よく言われますよね。
健康に生きる事、自分の好きなことをする事。
私たちにとってのライフワークそれが
「空手」
なのです!!
やってみずして終わるのはもったいないと思います。
人によっても全然意見が違う事も多々あると思いますので、ご参考までに!!
私が 一つだけ言えることは、
「空手は楽しいですよ!」
本当におすすめ出来ます。
※この記事は2018年2月の記事ですが、2019年1月に再投稿しております。