組手も客観的な目線で見直すと新たな発見があるかも!?
1.分析しよう!
毎日のように部活や道場で稽古できる人は、自然と身につくかもしれませんが、週に1回程度の稽古では、技の習得や組手の上達に時間がかかる事もあります。
身体能力的な部分も含めてですが、、、。
なので、重要なのは自分の技がどこまで完成しているのか?動きは思ったとおりになっているのか?これを把握することが重要ではないでしょうか?
では、どうやって自分自身を見るのかといえば、もちろん今の時代スマホについてるカメラで
動画を!
撮るだけです。それを見返すだけで分析が出来てしまいます。
2.動画を見ると何に気がつく?
さて、動画を見ると何が良いのでしょうか?
バスケット漫画のスラムダンクの主人公桜木花道が、自分のシュート動画を見て絶望するシーンがありますが、まさにこれです。
自分では精一杯動いているつもりが、全然出来ていなかったという現実を、残酷なまでに自分に知らせてくれるのです。
頭の中では、素早いコンビネーションからのキメの上段蹴りを放ち、颯爽と残心をとって距離を保つ、、、というイメージだったのが、、。
現実には、もたもたした半端な突き技をだして、どうやってもタイミングも距離もあっていない蹴りを精一杯の状況で出す、、、。
当たるわけがない!
まさに、誰だ??これは??という屈辱的なシーンをまざまざと見せつけられるわけです。
なので、基本分析用の動画を見るというのは苦痛なんです。あまり見続けると心が折れてしまう場合もありえます。
3.空手動画を撮ろう!
動画を撮ることでわかることがたくさんあります。道場の稽古を動画で収める事は、その道場の先生の方針にもよるのですが、自主練とかなら取り放題です。
空手動画を取るうえで、ちょっとしたコツ・ポイント
・できるだけ近くで撮る
・なるだけブレないように撮る
・邪魔にならないように撮る
・できるだけ沢山撮る
・2方向から撮る
まず近くで撮るのは、遠いとイマイチ分からないことが多いからです。組手とかなら審判の位置で動画を取るのが一番理想的です。
ブレブレだと何が何だかわかりません。極力動かないようにしましょう。
邪魔にならないのは当然ですが、選手とぶつかったりしないようにしましょう。
できるだけ沢山とって研究材料を増やしましょう!
そして最後に2方向から同時にとって、立体的な分析を行いましょう!
4.2方向から動画を撮るメリット
2方向から動画を取ると分からなかった断面が分かったりします。
一方向から見ると、ぱっと見るとうまく出来ていそうでも、反対サイドから見ると全然距離が遠かったりします。
2方向から見ると、一つの技に対する分析の情報量が圧倒的に増えるのです。
踏み込みの位置、タイミング相手の位置、相手の動作、自分の起こり、自分のタイミング、自分の距離、技の速さ、技の精度
などなど、とても多くの情報を得ることが出来ます。
また、防御が出来ていなかったり、反応が出来ていない相手の技なども知ることが出来たりするのです。
2方向の動画を撮るのは、形も結構いい感じです。
5.終わりに
動画を撮る事で、気がつくことがたくさんあります。
但し見ると本当に凹みます。
逆をいうと、うまく出来ている場合はすごく自信になったり模するのです。
動画を撮る事で、気が付き、意識し、修正する。
一度見た動画は、なかなか頭から離れないでしょう。そうするとそれに対する改善ポイントなどを一生懸命自分で考え、試してみるわけですね。
自分の練習の改善に利用できるとても優秀なツールだと思います。
是非動画を撮って役立ててみてください!
行き詰まっているなら、尚の事、気付きや発見があるかもしれません!
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