みなさんも聞いたことありませんか?
ボディーブローのように効いてくるとか、それってどこまで本当なのでしょう?
1.ボディーブローのように効くとは!?
ボディーブローのように効いてくるという言葉を聞いたことありますでしょうか?
これはボクシングのボディーブロー、要するにボディへのパンチをもらうと、
「その時はそうでもないけど、後になって効いてくる」
という意味合いだと思います。
これを事象を用いて「ボディブローのように効いてくる」と言われるわけですね。
ですが、この言葉自体曖昧に使っている事がほとんどだと思います。
何故なら「ボディーブローのように・・・」と言葉で言いますが、
実際に体験している人が少ないのです。
なので意味や解釈がいくつかあるのですね。
・すぐには効かないけど、後で効いてくる事
・時間が経つとだんだん辛くなってくる事
・小さいダメージが積み上がってくる事
・見た目は平気なのに、ダメージが有る事
・意識してないのに、しっかりダメージが有る事
などが思い浮かぶと思います。
果たして本当の使い方はどれが正しいのでしょうか?
2.ボディーブローのダメージとは?
ではボディーブローのように効くダメージとはどういうダメージでしょうか?
この言葉の意味を理解したのは、ジムに通って半年してからでしょうか。
ボディブローの打ち合いみたいな対人練習をしていた時です。
互いにボディーを打ち合うのですが、物凄く軽めで打ち合うのです。
最初なんて何も感じないくらいだったのですが、数分後、数ラウンド後、同じくらいの強さ(かなり弱い)のパンチにも関わらず、一撃貰うだけで「うっ!」となってしまったのです。
最終的に耐えられなくなってダウンしてしまうわけですね。
そこで私が理解したのは、ボディブローの様に効いてくるとは、
小さいダメージが蓄積されて大きなダメージになる
という事です。
顔面や顎へ当たったパンチで一撃でダウンしてしまうのとは少し勝手が異なるのです。
3.検証!?ボディーで一撃ダウンはある?ない?
ではボディーブローを一発だけ受けて、ダウンする事は稀なのでしょうか?
実際に一撃でダウンするボディーなんて存在するのか?
過去の私のスパーリング画像で検証したいと思います。
グローブは16オンスのマススパーリング(軽く当てる程度)で検証します。
ちなみにこの時の相手は、私のキックの師匠(10歳くらい年下)のAさんです。
※許可を貰ってないので、モザイク処理してます。この時は、ほんの少しだけ強めでお願いしました。笑
この時は既に数ラウンドこなした後の状態ですが、ボディーのダメージはありません。
2分間のスパー開始です。ちなみに私は赤い方。
まぁまぁ、出だしは私も体力があるので、軽快に動けます。
早速左のフックを当てられています。
左のミドルを返しますが、がっちりガードされてます。
接近戦に持ち込まれて、パンチを浴びせられます。
ここで連打を受けます。
最終的にミドルを打たれてますが、ガードしています。
右を返しますが、このあたりから徐々に体力が減ってきてます。
開始から多分30秒か40秒くらいでしょうか。
そしてコンビネーションの中に結構アッパーを見せられてます。
で、距離が詰まるとこんな感じの押し合いからの、、。
キックのパターンですね。これが徐々に刷り込まれてきます。
1分も過ぎてくると私は体力がなくなってしまい大振りが目立ちます。
こんなグダグダな展開になってきました。
そして上の攻撃をされて、無理やりガードを上げさせられたところからいよいよボディーへの攻撃が入ります。
連打されて亀になったところ、そのまま押し込まれてからの
急に引かれて体勢を前のめりにさせられてしまいました。
目線も必然的に切られています。
これがポイントですね。
目線が切られて、相手の動きがわからない所からのボディ!
本気で打たれた訳じゃないですし、動画を見てもAさんのボディーブローは全然力が入っていません。
にも関わらず、ダウン・・・。
という事で、16オンスの大きなグローブでも、不意を突かれると普通にダウンします。
正解はボディーブロー一撃でダウンもあり得るのです。
自分の名誉のためにも言っておきますが、私もかなり強めに打たれても、16オンスで相手に打たれると分かっていれば、ある程度は耐えられます。
少なくとも一発でダウンするなんて事はありません。
キックのプロでボディーなんて効かないから、もう間に合わない時はガードすらしない。という人の話も聞いたことがあります。
またボディーと一言でいっても、打たれる場所によって受けるダメージ等も全然違います。
やはり感覚的には、右脇腹にあたる肝臓部分(よく言うレバーブロー)を打たれると無条件に結構辛いです。
更に私個人的な思いとしては、腹部の中でも上に行けば行くほど辛いイメージです。
4.まとめ
ボディーブローのように効いてくるというのは、蓄積系のダメージが残るという意味だと思います。
一方で、普通にボディーブロー一発で、ダウンする場合もありえます。
16オンスの大きなグローブでこれだったら、もっと小さいグローブやフルコンから手の拳サポーターだったら、普通に一撃でダウンする事もあるでしょう。
という事で、まぁ、みなさんもご想像通りだったかと思いますが、ボディーブローのように効いてくるというのは、ダメージが内蔵に蓄積していくという状態である事と、
そういうの関係なしに、
いいパンチを貰えばやっぱりダウンしてしまう
という事ですね。
想像はしていたと思いますが、そういう結果でございます。
なので今後は「ボディブローのように効いてくる」という話を使っている人が居たら、それは蓄積している話でしょうか?と少々うざい質問をして確認してください。
本記事における質問・疑問・苦情・ご意見等は一切お断りしております。
あしからずご了承ください。
( ゚Д゚)ナニカ?
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