カラテウサギの全て空手で解決するブログ(格闘編)

新宿に通うサラリーマン 格闘技等全くの未経験だった私が空手を通して様々な問題を解決できるのではないか?と言うのを実践するブログです。

心臓マッサージのやり方とAED(自動体外式除細動器)の使い方 スポーツ時の事故に備えて

※2016年9月1日の記事ですが、ブログを分離したので再投稿です。

消防署でかなり衝撃的なビデオを見せられました。

「助けられたはずの命」という感じのタイトルの再現ビデオです。その時まで普通に生活していた中学・高校生が体育の授業中に突然倒れ、そのまま亡くなってしまった。そんな映像でした。もしそんな事が身近で起こったら。そう考えると恐ろしいです。

 

空手道場の先生から、地元の市が主催する救命講座を受けないかと言われ受講してきました。心臓マッサージと人口呼吸、それとAEDの使い方を学びました。
受講対象者は、体育館や市の施設を使う人たちという事で、いろんな方々がいらっしゃいました。皆さん真剣に話を聞き、講習を受けてました。
さて、講座内容は消防署で実際の救急隊の方々の指導に基づき、実際に人形を使って行うのですが、訓練ですらまともにできないぐらい結構難しかったです。
ブログを見ただけで、完璧にできたら何の問題もありませんが、それは無理だと思います。でも少しでも覚えておいて頂ければ、いざという時に「何か」の役に立つかもしれません。私も備忘の為に書き残しておきたいと思います。

 

 

はじめに

ところで実際に皆さんは、人が倒れていて、心臓マッサージをやってる現場に出くわしたことってあります?? ほとんどの方が無いのではないでしょうか?私も40年生きてきて20年くらい前に1回だけ見た程度です。
消防署の方との雑談の時に、教えていただきましたが、実は一年間でなんと12万人ぐらいの人が倒れているそうです。そしてそのほとんどが、自宅だそうです。
つまりほとんど見た事がないのは、それは自宅で倒れている人が多いからとの事。
消防署の方が言うには、他の人を助けるというよりは、「家族を助ける」という意味で覚えておいてくださいとおっしゃってました。
少しだけでも心臓マッサージのやり方さえ覚えていれば、助けられる命もあり曖昧に覚えていた事で、効果的な蘇生術ができずに、後悔されたする方も多いと聞きました。

なお、心臓マッサージなどについて私が最後に聞いたのは、20年前に自動車学校で習った時でして、今はちょっと違うようです。
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人が倒れていたら、どうしますか?すぐに助けられる自信がありますか?何をしたらいいのか分かりますか?冷静でいられる自信がありますか?私なら慌てふためいて何もできないかもしれません。でも少しだけでも知識があれば冷静でいられるかもしれません。

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①意識の有無を確認する

肩を叩いて、耳元で「大丈夫ですか?聞こえますか?」と聞く。実際に肩を叩きながら確認してください。意識が朦朧としても叩かれると反応する場合があります。

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確認後、意識が無く、返事がない時点で、近くの人を指差しながら救急車を呼ぶようにお願いします。
※この時、「誰か救急車!!」と叫ぶのではなくて、指差しをして「そこのアナタ!!救急車を呼んでください!!意識がないことを伝えてください。」というそうです。

そうじゃないと、誰かがやってくれると思い、救急車が呼ばれない事があるそうです。そのミスは痛恨のミスです。絶対に避けたいミスですが、実際にありえるそうです。
またAEDを持ってくるように同じく、誰かを指差しお願いするとのこと。使う使わない関わらず、とりあえずお願いしてしまいましょう。緊急時です。意識がない時点でかなりやばい状況です。先に手配しても何の問題ありません。

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その現場にいる皆が慌てている状況です。指示すること自体難しいとは思いますが、できる限り冷静にそして具体的に指示を出します。

②呼吸の有無を確認する

まずは呼吸を確認します。倒れている人のみぞおちあたりから、おへその方に向かって、1、2、3、4、5、6秒と数えながら、呼吸をしているかどうかを確認します。この時みぞおちから1、2、3ぐらいでおへそまで行き、戻って4、5、6と数えて呼吸をしているかを見るそうです。呼吸をしていないということは、心臓が止まっているという事だそうです。
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確認の仕方は手を差し出しながら呼吸(胸のあたりが動く)を目で確認します。脈を取るとかは専門家じゃないと難しいのと、見落とす可能性もあるので、この方法がまだ少し簡単な確認方法だそうです。

③胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行う

胸骨圧迫とは要するに心臓マッサージの事ですね。胸骨というのは、胸の真ん中ぐらい。具体的には鎖骨の凹み部分からみぞおちに向かった線と、乳首を結んだ線が交わる部分が胸骨で、そこを押すとのこと。この骨は大きく強い骨で、心臓を守っています。なのでこの骨をしっかりと押す事が大事です。

とにかく心肺停止状態になっている人に対して心臓マッサージは一刻も早く行う必要があります。これが一番重要な事です。
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心臓マッサージはドラマのように、数十秒で復活するものではありません。救急車が来るまでの間続ける必要があります。救急車が遅い場合は30分間続けるのです。とても一人でやれるものではありません。近場にいる人と一緒に交代で行います。

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押し方は、手のひらの下の部分。膨らんでる部分ですね。ここを利用して押すのですが、両手で体重をかけて押します。下の手に上の手を置いて、各指の間に上の手を入れ込むようにすると力が入りやすいです。手のひら全体で押すと、力が分散してしまったりするので、あくまで手のひらの下の部分でしっかりと押す事がポイントだそうです。
連続で30回押すこと!!

5cm沈むように押すのですが、大人の私がこんなに押していいの?っていうぐらい押します。思った以上に押さないと効果が無いそうです。胸骨は大きく強い骨なので強く押しても大丈夫だそうです。胸骨が折れる事はまず無いそうです。
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口に出して1、2、3、4・・・・28、29、30!と胸骨を押します。
大体1分間に100回ぐらいは押したほうが良いそうです。つまり1秒に1回ではなくて、少し多いぐらいです。
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胸骨圧迫(心臓マッサージ)は何のためにやるのかというと、心臓の鼓動を復活させるという意味合いもあるようですが、どちらかというと血液を回すためにやるそうです。

そうじゃないと、血が回らなくなり脳がダメージを受けてしまうので、最悪脳死なんて事になりかねません。それらを遅らせる効果もあるようです。

④人口呼吸を行う

人工呼吸は、胸骨圧迫を30回したあとに、2回息を吹き込むみます。この時に額を抑えて顎を上に向けることで気道を確保した上で、鼻を押さえて口から息がもれないように覆いながら、息を吹き込みます。

その際に、吹き込み過ぎないように胸が少し浮くぐらいで良いそうです。ドラマとか見るとめいっぱい息を吹き込んでいるように思いますが、それは意味がないとのこと。
そもそも肺がそんなに空気を受け付けないらしく、女性や子供などの場合は、ちょっとでも良いとのこと。
でも人口呼吸自体非常に難しいので、無理にやる必要はなく、どちらかというと心臓マッサージを優先させるそうです。

極端に言えば、口から血を吐いてたりしてたら、正直躊躇すると思います。そんな躊躇するぐらいなら心臓マッサージだけやってください。と言われました。

とにかく重要なのは心臓マッサージだそうです。

⑤AEDを利用し電気ショックを与える

AEDは最近ちょくちょく見かけますが、皆さん夜に家で家族が倒れたら、どうします??家にAEDなんて装備している人なんてほとんどいないと思います。
さらに家の近くにAEDなんてあります??
例えば、役所とか学校とか公共施設や銀行などにはあるようですが、道端の自動販売機にくっついているのとか多分あまり無いのではないでしょうか?AED自体30万円ぐらいするらしく、そこらへんに置いとくわけにはいかないようです。

つまりたまたまAEDが近くにある場所で人が倒れない限りはAEDは利用できないんです。講習の冒頭に、運動中のまだ若い中高生が倒れてしまうという話のビデオを見ました。
原因は不明。写真で見る限り健康そうな少年少女なのに、突然倒れて先生たちの救護活動にもかかわらず亡くなられたりしたとのことです。体の弱い人とかじゃなくて、普通の人なんですよ、ビデオを見る限りは。
つまり誰にでも起こり得ることなのかもしれません。そんな時にAEDがあったら助けられたのじゃないかとビデオでは言ってました。
AEDは、基本的にほぼ自動、さらに音声で全部説明してくれます。我々はAEDを持ってきて、電源を入れる!!通電ボタンを押す。基本それだけです。最初から最後まで、機械の指示に従うだけ!!とりあえず電源を入れてくれ!という事です。
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慌てている時に、説明書なんてのんびり読んでいられるわけがない!!だからスイッチをとにかく入れる!!それだけやればあとは機械が誘導してくれるんです。

具体的にどうするかというと、

①袋から出す。

②スイッチを入れる。

③パットのコードを機械に差す。

④パットに書いている絵に従って、倒れている人の胸の上と脇腹に貼る。

 この時、服をAEDセットについているハサミで切ってください。

⑤しばらくすると、機械が心電図をとり始め、電気ショックが必要かを判断。

通電ボタンを押す!!心臓マッサージを止めて離れる。
 ※通電の直前、機械に離れろと言われるまでは、心臓マッサージを続ける。

⑦効果のあるなしに関わらず、また直ぐに心臓マッサージを行う。

 以降効果が認められるまで繰り返します。


ということだそうです。 ちなみに私も勘違いしてましたが、この電気ショックは、完全に止まってしまった心臓には効果は無いそうです。心臓が止まった状態ではなく「心室細動」と呼ばれる心臓が痙攣を起こしているような状態の時に一旦静止状態に戻す効果がありますが、通電後に静止状態にした上で、心臓マッサージで心臓を動かす必要があるそうです。

残念ながら心臓が完全に停止してしまってはもはやAEDの出番はありません。機械が自分で判断して通電する事はありません。音声で「不要です」と言われます。

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⑥最後に

こういう場面を興味本位で動画撮影している奴がいたら、やめさせてください。消防署員の方もおっしゃってましたが、非常識な奴がかなり多いそうです。

またインターネットでAEDを使った際に、女性の下着を切った人がわいせつ罪で捕まったというデマがあったそうです。

「そんな訳無いだろ!命が優先だろ!」と普通はわかるとは思いますが、何しろ慌てて、混乱してる時に、「わいせつになるのか!?」なんていう一瞬の迷いのせいで、重大な影響を及ぼす可能性だってある訳です。なんにしろデマです!デマ!人命救助が優先なので法的な責任も負うことは無いそうです。「お前がAED使ったせいで悪化した!」という事は、殆ど無いそうです。そもそもAEDが自分で判断しますから、悪化する状況なら通電しません。

とにかく、もしこんな場面に食わしてしまったら、慌てないことが大事だそうです。普通の人に的確な心臓マッサージや人工呼吸をするのは結構ハードルが高いです。でもそれでもやるんだという勇気を持つことが非常に重要だと、救急隊の方はおっしゃってました。

誰しもができればこんなのが必要な場面には出くわしたくはないですが、もしそんな場面に出会ってしまったら、勇気を持って行動出来たらいいなと思います。